「夫の転勤」…… そのとき、家族は!?
転妻さんたちの前向き乗り越え術
「なぬ、転勤だと!?」。さあ、どうする? 私の仕事。転妻たちが語る、困ったときの乗り切り方、振り返れば有意義だった転勤生活エピソード!
夫の転勤についていかなかったことはありますか?
(「はい」の人に)その理由は?
- 「家を購入し、自分の仕事も続けたかった」
100人隊 No.048 AYAさん
- 「子どもを転校させたくなかった」
LEEメンバー nicoleさん
- 「子どもが小さく、自分の実家の近くから離れたくなかった」
100人隊 No.013ましゅさん
- 「介護があったから」
LEEメンバー ハイドランジアさん
「転勤制度」についてどう思う?
- 「“転勤希望”にしておかないと、給料や昇格にかかわってくる状態はやめてほしい」
100人隊 No.093 まいちさん
- 「福利厚生が手厚いなら、大いにアリ」
100人隊 No.038 さとささん
- 「外国の友達からは『Crazy』だと言われました」
LEEメンバー ゆうさん
- 「総合職=転勤、という働き方が変わってほしい。夫の年収だけで家族が悠々と暮らせる時代ではないので」
LEEメンバー たまこさん
- 「子どもが小さいうちは、転勤もよい経験だと思う。単身赴任になっても、夫婦が少し距離をおくのもかえっていい刺激になると思う」
LEEメンバー さくら桜さん
LEE読者にも経験者がこんなに! 171人に聞きました
転妻さんたちのモヤモヤ→スッキリエピソード集
Career
仕事・キャリア
LEEメンバー なみなみさん
神奈川→静岡→岩手→宮城
引っ越しや子どもの転入園先探しで自分の仕事は後回しに。年度途中だったこともあり、仕事が探しにくかった。
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専業主婦として、家計の見直しがしっかりできたのでよかったです。
LEE100人隊 No.032 mikacoさん
神奈川→北海道
転勤先で「子どもがいる方は難しいです」と面接する前に断られることも。バリキャリの友人をうらやましいと感じることも多々ありました。
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自分で道を切り開くべく行動を起こすようになりました。パートしながら専門学校に通ったり、業務委託でお仕事をいただいたり。一つのことでキャリアは積めませんでしたがどれもいい経験です!
LEEメンバー ほっささん
愛知→静岡→埼玉
子育て中に取得した保育士資格で念願の保育士として仕事を得ましたが、夫の転勤についていくために2年で退職。もったいない気持ちはあったけど、自分で決めたので後悔はしていません。
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新しい場所で、同じ職種でも雇用形態や勤務時間などを、再検討できて、結果、転勤前より自分に合う働き方に出会えました。
LEE100人隊 No.084 たわさん
埼玉→神奈川→大阪→埼玉
出産も控えていたので、転居と同時に産休へ。慣れない土地での子育て、保育園に入れる見込みがないなどで、そのまま退職しました。転勤、出産、退職が一気にあり、「働いていない」ことで社会からも置いていかれたような気がして、疎外感がつらかったです。
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「社会からの疎外感」「知らない土地でひとりぼっちという不安」は、フリマサイトを始めたことで少し解消されました。購入者の方とやり取りをして、お金を得るという些細なことですが、当時は「社会とつながっている」と思えました。
LEE100人隊 No.020 やまやんさん
長野県内で4度転勤
次にいつ引っ越すかわからないので、正社員になるのは難しい。
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正社員として働いていたときにはできなかったバイトなどもでき、いい体験だったと思っています。
女性のキャリアの専門家に聞きました
「夫の転勤」と「自分の仕事」 どう考えればいいですか?
教えてくれたのは
堂薗稚子さん
WAKAKO DOZONO
(株)ACT3 代表取締役
(株)リクルートにて敏腕営業として名を馳せ、『リクナビ派遣』の編集長等を務める。退職後、女性の活躍をテーマに企業向けコンサルタントとして活躍。2児の母。
多様な働き方、暮らし方ができる時代。続けるかリスタートするか、「自分」で決めることを大事に
夫の転勤=「必ずついていかなくちゃ!」でなくてもいいんです。「自分が本当はどうしたいか」をじっくり考えること。自分の意思で下した決断なら、ついていってもいかなくても、後悔ってないんですよ。なんなら、この特集にも少々モノ申したい。「なんで、“転妻”なの? これからは妻の転勤についていくか否かを悩む“転夫”の時代でもあるよ?」と(笑)。
キャリアを継続するには、ブランクはなるだけ短くするのが原則。本気で続けたいなら、自分のスキルを生かせる仕事があるか、求人はあるかなど、引っ越し前のリサーチをぜひ! 実際に暮らし始めると余裕がなく先延ばしになり、結局働けないケースが多いですから。あと“今までの仕事”に縛られすぎないという視点を持っても。新たな土地で暮らすことは、強制的ながら貴重なリスタートの機会。これまでとは違う職種に挑戦するというのも、新たな自分に出会えるチャンスなんです。
Staff Credit
イラストレーション/Makoto Kida 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE7月号(6/7発売)「転妻さんたちの前向き乗り越え術」に掲載の記事です。
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