FOOD

瀬尾幸子さんの"豚こま×野菜"ラクチンごはん

豚こま×キャベツで、簡単塩焼きそば&やわらかだし煮

2017.02.15

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「料理はね、ちゃんと作れば、どんな人でもおいしくできるの」

そう話すのは、初心者でも失敗知らずのレシピで人気の料理家、瀬尾幸子さん。

「少ない素材と少ない手間の料理なら、失敗はほとんどないの。手間を適当に省くんじゃなくて、少ない手間をきちんとやりきる。それが大切なんですよ」

今日のLEEでは、シンプル!だけどおいしい! 瀬尾さんの手間いらずレシピから、豚こまと野菜を使ったラクうまレシピをご紹介。第2回目は、豚こま×キャベツで、塩焼きそば、やわらかだし煮の2品をお届けします。

豚こまとキャベツの塩焼きそば

4分間、しっかりじっくり炒めたキャベツは、びっくりするほど甘くて濃厚。だからこそ、味つけは、塩とほんの少しのスープの素だけで十分なのです。

材料・2~3人分

  • 豚こま切れ……100g
  • 〈下味〉
    • 塩、こしょう……各適量
    • 小麦粉、サラダ油……各小さじ2
  • キャベツ……1/4個(280g)
  • にんにくの薄切り……1かけ分
  • 中華蒸し麺……2玉
  • 塩……小さじ2/3
  • こしょう……少々
  • 顆粒鶏ガラスープの素……小さじ1/4
  • ごま油……大さじ1と1/2

作り方

  1. キャベツは4 ㎝角に切る。豚肉はひと口大に切り、塩、こしょう、小麦粉、サラダ油の順にまぶす。
  2. フライパンを中火で熱し、ごま油を引いてキャベツを焦がさないように2 分炒める。にんにくを加えてさらに2 分炒める。
  3. 炒まったキャベツとにんにくを片側に寄せ、空いたところに豚肉を入れて炒める。火が通ったら、全体を混ぜる。
  4. 蒸し麺を加え、③の具を上にのせて蒸し焼きにする。麺が温まってほぐれてきたら、全体を炒め合わせ、塩、こしょう、鶏ガラスープの素で味つけをする。
ワンポイント

フタをする代わりに、炒めた具材を麺の上にのせて蒸し焼き状に。具材に必要以上に火が入らず、麺もふっくらします。


豚こまとキャベツのやわらかだし煮

やさしいだしをたっぷり吸った、あつあつのキャベツをめしあがれ。調味料は、なんと薄口しょうゆだけ。素材の味が溶け出した、深みあるおいしさです。

材料・2~3人分

  • 豚こま切れ……100g
  • キャベツ……1/4個(280g)
  • A だし……4カップ 薄口しょうゆ……大さじ2

作り方

  1. キャベツは芯をつけたまま、4等分のくし形に切る。ばらけないよう、楊枝で留める。
  2. 鍋にキャベツとAを入れ、強火にかけて煮立てる。煮立ったら弱火にし、落としブタをしてキャベツがやわらかくなるまで10分煮る。
  3. 豚肉を加え、さっと火を通す。
ワンポイント

豚こまは、煮すぎるとかたくなってしまう。煮汁に加えたら重なりをほぐし、色が変わったところで火を止めて。


次回は、「豚こまと玉ねぎの南蛮漬け」をお届けします。

撮影/豊田朋子 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美
詳しくは2017年2/7発売LEE3月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら

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