LIFE

私たちの住まいストーリールポ

【ルーフテラスの“屋根庭”がある戸建て】寝室からすぐ出られるわが家の畑が自慢!建築家ご夫婦の家づくりを拝見

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2023.02.15

この記事をクリップする

【ルーフテラスの〝屋根庭〞がある戸建て】寝室からすぐ出られるわが家の畑が自慢

木々を植え小さな庭のようにした〝路地庭〞と、植物を育てる楽しみも味わえるルーフテラスの〝屋根庭〞があるおうち。「屋上では畑も楽しんでいる」と言う建築家ご夫婦の家づくりを拝見します。

藤井 愛さん(建築家)、中村俊哉さん(建築家)
(妻38歳、夫38歳、息子6歳、娘1歳、猫)

建築家であるご夫婦で「ship architecture」(https://nf-a.com)を営みながら、ご夫婦の第一作であるこの自宅をアートスペース「in the house」として開放する活動も。

戸建て
敷地ごと街に溶け込む吹き抜けの半屋外空間

門前町の風情が残る街に藤井さん・中村さん邸があります。路地にあるガラス戸をカラカラッと開けると、眼前に広がるのは天井高4.8mもの吹き抜け空間。

ダイニング

アイランド型のキッチンにダイニングテーブルをL字に配したダイニング。料理しながらも会話が弾みます

「もともと1階が工場、2階が住まいという町工場が多いエリアなんです。駅から街を歩いて帰ってきたときに、この街にそのまま溶け込む連続性のある家にしたくて、工場のような大空間が広がる家にしたんです」と藤井さんがコンセプトを語ります。

こだわったのは緑豊かに暮らすこと。35坪の敷地では庭を広くとれません。そこで縦方向の空間の使い方を工夫しました。吹き抜けの途中に中2階を設け、2階は寝室1室のみに。その分、ルーフテラスを広く確保しています。

「狭い敷地でも空間の区切り方次第で開放的に住まえるんです。屋上では畑も楽しんでいます」と中村さん。玄関わきから木々を植え小さな庭のようにした〝路地庭〞と、植物を育てる楽しみも味わえるルーフテラスの〝屋根庭〞。縦に広がった2つの庭が、都市の住環境でも緑を感じられるポイントです。

「朝起きたら庭に出るのが日課です。1階の大きな窓から路地庭が見え、ご近所さんがふらっと来てくれるのも楽しいです」(藤井さん)

リビング

子どもたちが裸足でくつろぐ無垢床のリビング

ダイニング

ダイニングは土間に。隣家の軒高に合わせた4.8mの天井高が大らかな空間を作ります



Kitchen(1F)
使うものをさっととれて調理もスムーズに

キッチン収納
造作キッチンカウンターには、ダイニング側にも収納をプラス

シロップ
屋根庭で育った果実やご近所さんからのお裾分けをシロップに

キッチン
キッチンはグレーをキーカラーに造作。枠を木にすることでナチュラルな風合いに。コンロわき収納は作業中でも開けやすい折れ戸に
キッチン
奥のものも取り出しやすいよう、引き出し式なのもポイント

Living&Dining room(1F)
壁面に収納を集約し空間を広々と使う

下駄箱と、アウター類を掛けられる収納

玄関わきには下駄箱と、アウター類を掛けられる収納を集結。置き場所に困りがちなバッグもここが定位置

男の子

自由気ままに過ごす長男の貫くん

イス

ご夫婦お気に入りの「ライトウッドチェア」。「メッシュなので、子どもが汚しても洗えて便利です」(藤井さん)

ぬいぐるみ箱

リビングは子どもたちがのびのび遊べるキッズスペースとしても大活躍

Atelier(1.5F)
間仕切りはカーテンで壁を作らずオープンに

アトリエ
中2階にある1室は模型を作るアトリエとして使用中。「ゲストルームとしても使う想定で、さっと仕切れるようカーテンレールをつけました」(中村さん)

階段
1階の板間から2階へと伸びるアイアンの階段。スケルトンだから、圧迫感がありません

トイレ

中2階のトイレには、大容量の本棚を設置。漫画など趣味的なものも置くスペースに

Terrace&Bedroom(2F)
寝室からすぐ出られる屋根庭がわが家の畑

畑
ウッドデッキになっている屋根庭。日当たりがよく、お花や野菜、果物などさまざまな植物がよく育ちます。休日にはここでごはんを食べることも家族の楽しみだそう

子ども

毎朝、藤井さんと一緒に庭に出るのを楽しみにしている長女の美澄ちゃん

\いっぱい採れてご満悦の貫くん/

男の子

この日はさつまいもが大豊作。「自分たちで育てた野菜のおいしさは格別です」

ベッドルーム

家族のプライベートルームである寝室。大きな掃き出し窓からも、直接屋根庭に出られます。屋根庭はぐるりと回れる回遊式になっているから、植物のお世話もしやすいそう

アプローチ

ガラス戸玄関までのアプローチ。「隙間以上庭未満のバランスには気を使った」と藤井さん。外からの目線を考え、中にはカーテンを

戸建て
藤井 愛さん、中村俊哉さんの家づくりDATA

エリア:東京都大田区
間取り:3LDK、113m²
依頼先:ship architecture Inc.
建築費:非公開
藤井さん宅間取り

フロアで区切った3LDK。吹き抜けの1階はワンフロアで、キッチン、ダイニング、リビングと回遊できて家事動線もスムーズ。寝室と屋根庭も行き止まりなく行き来できます。

\猫のもめんくんも屋根庭が大好き/

ねこ

私たちの住まいストーリールポ

次回は、【私たちの住まいストーリールポ】「リノベで叶えた、海辺の暮らし」スタイリスト宇藤えみさんの新しい家を拝見!

撮影/濱田紘輔 間取り図作成/前田優子 取材・原文/大勝きみ子

▼「家づくり」関連記事はこちらもチェック!

モデルルームで夫だけ話しかけられる!?家族の家なのに…住宅モヤッとエピソード

【楽しすぎるインスタ「家アカ」】実況中継が家づくりのヒントになる! @achahome._

【LEE100人隊の家づくり:新築戸建て】ホテルライクな間取り、室内窓の活用…スタイリッシュさと居心地のよさを両立【首都圏】

@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

「私らしく建てる、心地よく暮らす」をテーマにリビング系コンテンツを集めました。ハウジング、インテリア、DIY、家電や雑貨からLEE100人隊家づくり部ブログ、通販など盛りだくさんでお届け!

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる