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“中学受験”との距離の取り方

【中学受験アンケート】8割の親は「経験してよかった!」その理由は?大変だったことは?

2022.12.10

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ママ友にも話せない本音や反省込みのエピソードも “中学受験”との距離の取り方 親はどう関わる?

中学受験で最も大変だったこと

志望者が年々増え、特に2022年の首都圏の受験者数は過去最多を記録した中学受験。中高一貫の公立校やユニークな校風の私立など学校も多様化し、選択肢も増えています。

受験期間中は熱心に勉強を教えたり、スケジュールの管理をしたりと親のサポートが必須。今回は受験経験者に、「受験をしてよかったこと」や「大変だったこと」を聞きました。

(※LEEメンバー197人にアンケート)

Q1.
中学受験を経験してよかったと思いますか?

 よかったと思う…80%

どちらとも言えない …20%

よかったと思わない 0%

「いい経験ができた」と約8割がよかったと実感

「中学受験をしてよかったと思わない」はなんとゼロ。受験中は大変な思いをしても、入学してからは、いい友達と過ごす学校生活に満足しているよう。ただ「どちらとも言えない」の中には「子どもの成長にはなったが、志望校に合格できなかったので」(ナンタンさん)との声も。

Q2.
「中学受験をしてよかったと思う」理由は?

中学受験を経験してよかった

子どもが自分で中学受験を決めたので、例えばタイムスケジュールをメモに書き出してから勉強をスタートするなど、合格という目標に向かって、計画を立てて物事を進めていくことを学んだ。(LEEメンバー たまちゃんママさん)

息子が塾に行かずに受験すると決め、母である私が家事や仕事の合間に一緒に勉強して、親子で中学受験を乗り越えた。今振り返るとともに一生懸命勉強した時間はとても貴重で、私の人生の宝物。(LEEメンバー azさん)

同じ目標を持つ塾の友達に刺激を受けながら勉強していくうちに、大きく学力がついた。本番の入試のときは、1人で自信を持って校舎へ入っていく姿に、成長を感じて涙。(LEEメンバー もみじさん)

中学校時代は気持ちも体も一段と成長する大事な時期。希望して入った学校で、いい友達・いい先生に出会えたことが本当によかった!(LEEメンバー リンゴ飴さん)

中学校に入学当初、下校中にバスを乗り間違えて知らない場所に行ってしまったとき、スマホもお金も持っていなかったが、バスの運転士さんに事情を説明してなんとか帰ってきてびっくり。受験でいろいろな学校に行ったことや、勉強を通して自立心が育まれたと思う。(LEEメンバー ブタ子さん)



その他にもこんなエピソードが

本人の意思で受験し、努力したことはこれからの自信につながると思う。(うさぎの耳たぶさん)

中学進学までは自分に自信がない子でしたが、娘の長所を伸ばしてくれる学校で得意なことが増えて、校内スピーチや英語の暗誦コンテストで入賞。合う学校に入ったことで、信じられない成長ぶり。(なかなか痩せない母さん)

友達に負けたくない、順位を落としたくないと大学受験に向けて勉強中。学力が近い友達と切磋琢磨できる環境がいい。(ゆみさん)

Q3.
中学受験で最も大変だったことは?

中学受験で最も大変だったこと

受験までのモチベーションが子ども1人1人違うため、わが子に合った勉強の進め方や気持ちの保ち方がなかなかつかめず、本当に苦労した。(LEEメンバー ユミコさん)

娘の思春期と受験が重なり、メンタルケアが大変に。正直勉強の心配よりも、心の成長による不安定さのはけ口がすべて母親だったので私の精神面がかなりしんどかったです。(LEEメンバー さとこさん)

下に弟が2人いて兄弟の世話をしながらの送迎、塾弁、遅くに帰ってきてからのフォローは大変すぎた。(LEEメンバー aiさん)

塾の受験対策講座、冬期講習などやることが多すぎて、どれを選択すればよいのか迷うことが。塾はすべてすすめるし、やればプラスになることもわかるが親子ともどもプレッシャーに…。(LEEメンバー きななさん)

その他にもこんなエピソードが

模試で思うように点が取れず、志望校の過去問で対策。記述式なので模範解答では採点できず、親も問題を解かなければならないので大変だった。過去問11年分やりました!(うさぎの耳たぶさん)

最後は個別指導塾にも通い、予想以上の費用負担だった。(よこさん)

LEEメンバーの体験談
現在、小6で受験の真っ最中週5日間の塾通いは見ていてつらいことも

ダンスを続けて、会話も多く追い詰めないように意識

現在、娘さんが小学6年生で、受験生活も佳境に。

「今は平日3日間、土日どちらも塾通いです。土日は模試があることが増えて会場まで送迎を。平日は塾が終わるのが21時なので、会社帰りの夫と帰宅するか、私と次女で迎えに行っています。

もともとダンスをしていて、公立にはないダンス部に入りたくて中学受験を選択。息抜きにダンスも週1〜2回続けていますが、勉強ばかりの毎日で見ていてつらくなることも。私は毎日塾で食べる弁当作りや、ストレスをためないようにできるだけ明るく会話することなどでサポートしています」(LEEメンバー ウカさん)

また、こんな心がけも。

「まだ効果はあるかわからないのですが、できるだけ“追い詰めない”ということ。親としていろいろと葛藤はあるのですが、中学受験というやらなくていいものに自分で決めて挑戦し、新しい世界に踏み出そうとしてるだけで、半分以上チャレンジ成功! という気持ちで、それを娘にも伝えています。今は結果はどうあれ、楽しく受験生として過ごしてほしいと思っています」(LEEメンバー ウカさん)

他にも「“中学受験”との距離の取り方」を公開中!

【中学受験の実情を読者にアンケート】受験はする?決めたきっかけは?親はどう関わる?


次回は「エッセイスト 小川奈緒さんの受験体験談」をご紹介。

イラストレーション/きりふみこ 取材・文/野々山 幸(TAPE)

こちらは2023年LEE1・2月合併号(12/7発売)「“中学受験”との距離の取り方」に掲載の記事です。

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