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LIFE

教えて! 笑顔の素

【冨永 愛さんインタビュー】「息子と向き合うために仕事を休んだことも。自分が後悔しないように、選択しました」

2022.11.21

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教えて!笑顔の素

冨永 愛さん
〈 モデル 〉

デビューから25年間、トップモデルとして走り続ける冨永愛さん。体調管理や食事のこと、息子さんと懸命に向き合った17年間……華やかな活躍の裏側で、日々の暮らしや子育ても大切に、真摯に向き合う姿勢が、その凛とした笑顔の秘訣でした。

息子と向き合うために仕事を休んだことも。自分が後悔しないように、選択しました──冨永 愛

冨永 愛さん

ニット¥89100・シャツ¥78100・ブーツ¥337700/イザベル マラン ネックレス¥15400・バングル¥20900/アマン(アンセム フォー ザ センセズ)

● 冨永 愛 Ai Tominaga

17歳でNYコレクションにてランウェイデビューし、以後、トップモデルとして世界の第一線で活躍。公益財団法人ジョイセフアンバサダー、消費者庁のエシカルライフスタイルSDGsアンバサダーなどを務め、社会貢献活動も精力的に行う。著書に『冨永愛 美をつくる食事』(ダイヤモンド社)など。ʼ23年1月スタートのドラマ『大奥』(NHK)にて徳川吉宗役で出演予定。
Instagram:ai_tominaga_official
Twitter:Ai_Tominaga
公式サイト:http://www.tominagaai.net

冨永 愛さんの
笑顔の素…念願叶って購入。電動バイクで自然の中を走り回る

念願叶って購入。電動バイクで自然の中を走り回る

GFR-02¥198000/glafit

オプションの「モビチェン」により、原付と自転車を切り替えての公道走行を日本で初めて認められた電動バイク。「クラウドファンディングからスタートしたglafitは、注目度が高くて、初回発売時は即完売。やっと手に入れられて、行動範囲が広がりましたね」。100%電動で、自宅で簡単に充電が可能。折りたたむとコンパクトになり、玄関収納ができたり、車に積んで持ち運びも。原付を運転できる免許が必要。

食事は“ハレとケ”を意識。日常は酵素玄米や野菜で十分

モデルとして世界を舞台に活躍を続ける冨永愛さん。撮影中も、そのクールな佇まいと存在感に、思わずスタッフからため息が漏れるほど。冨永さんの最近のお気に入りは、手に入れたばかりのスタイリッシュな電動バイクだそう。

「私のアトリエが山の中にあるので車での移動も大変で、この電動バイクなら細い坂道も楽に登れるし、自転車にも切り替えられるので乗りやすい。アトリエまわりの豊かな自然の中を走り回っています。アトリエは、撮影で使うこともあったり、オフの日に休んだり。無駄なものがないシンプルな空間にしていて、心からリラックスできます。最近は、テラスに敷くラグを探していて、青山にある『グランピエ』のトライバルラグが気になっています。一つ一つ表情が違う手仕事のものが好きなんです」

デビューからの25年間、体型が変わっていないという冨永さん。特に食事には気を使い、できる限り自炊しているとか。

「20代前半までは意識せず食べていたけれど、年齢によって体質も変わるので、自分でアジャストしていかないと。我慢するということではなく、体はやったこと、食べたものに正直に反応するからおもしろい、と捉えています。食事では“ハレとケ”のメリハリを意識するのが大事。“ハレ”の日は友達とフレンチのフルコースに行ったり、カツ丼、ラーメンなど食べたいものを。“ケ”は日常の食事で、最近は一汁一菜ぐらいでいいと思っています。

お昼ごはんは、酵素玄米に納豆、具だくさんの味噌汁で十分。玄米や有機野菜など、栄養素がふんだんに入っているものを選ぶと、必要な栄養素が効率よくとれるから満足感があって量がいらないんですよ。作るのもラクだし。わが家には息子がいるので、息子が好きな揚げ物やハンバーグなどのがっつりメニューと私のごはん、2本立てで作ります。17歳になって、最近は少しずつ大人の味覚に近づいてきて、同じものも食べられるようになってきましたね」

息子さんは先日モデルデビューを果たして話題に。親子での共演もあったりと、その仲のよさが伝わってきますが、かつては約3年間、仕事を休んで息子さんと向き合った時期もあったと言います。

「当時はお互いにとってそれがいいと思い、決断しました。PTAの役員になり、ちょうど小学校卒業のタイミングだったので謝恩会の司会もして(笑)。役員をすると、学校に頻繁に行くので先生と話す機会も多いし、子どもの様子がよくわかる。大変でしたが、息子のことを知るいい機会になりました。

こうして私が仕事を休んだことがよかったかどうかは、正直わからない。育児に正解はないですから。でも、私の気持ちとして、後悔したくないからこの選択をした。やれるだけのことはやったと言えるので、それはよかったと思っています。いろいろなことを2人で乗り越えてきたので、今は同志のような、親友のような関係になれている気がしますね」



負けず嫌いがふつふつと。初心者として挑む女優業

近年は女優としても活躍。来年1月からは、よしながふみさん原作の漫画『大奥』のドラマ化で、徳川吉宗役に。凛々しい着物姿が見られそうで、期待が膨らみます。

「演じることはまだまだ経験が浅いから、初心者として挑めるのが楽しいんです。それでも、みんな冨永愛のことを知っているから、ある程度のレベルは求められる。かつて、モデルとして海外で活動したときのような、私の中の負けず嫌いな部分がふつふつと湧き上がってくる感じがあって燃えますね(笑)。『大奥』は原作もドラマのスタッフも素晴らしいので、絶対おもしろくなると思いますよ」

ミラノコレクションではサステナブルアワードの審査員を務め、社会貢献活動もライフワークに。

「公益財団法人ジョイセフでは10年以上、アンバサダーとしてかかわっています。息子が幼い頃、妊産婦と子どもたちを守るその活動に出会い、支援したいなと。サステナブルな活動もそうですが、まずは現状を知ること。多くの人が“知る”ための手助けが、私にできることかなと思って続けています」

「教えて! 笑顔の素」記事一覧

撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/渋沢知美(beauty direction) スタイリスト/秋島亜未 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
こちらは2022年LEE12月号(11/7発売)「教えて! 笑顔の素」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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