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LIFE

映画ライター折田千鶴子のカルチャーナビアネックス

映画『ちょっと思い出しただけ』が映し出す、胸が疼く愛しい時間──恋人たちの6年を逆再生した【松居大悟監督インタビュー】

  • 折田千鶴子

2022.02.09

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東京国際映画祭で、観客賞・スペシャルメンションW受賞!

ムグッ、やられた……。何気ない一言がそのままタイトルになった映画『ちょっと思い出しただけ』は、フと“あの頃のコト”を思い出して胸が疼いてしまう……そんな瞬間を共有させてくれる、とっても親密な私たちの映画。きっと誰にとっても身に覚えのある瞬間や感情が満載で、たまらなく愛しくなる恋愛映画です。

昨年の東京国際映画祭で、<観客賞>を見事受賞というのも大いに納得。同時に<スペシャルメンション>W受賞という快挙を果たしました。審査委員長で女優のイザベル・ユペールさんが、「池松壮亮と伊藤沙莉という2人の素晴らしい俳優のケミストリーが、現代の東京に生きる若者を爽やかに描き出した作品、素晴らしかった!」と称賛していました。

ということで、ずっと気になっていた松居大悟監督の登場です。藤原季節さんに登場いただいた『くれなずめ』の監督でもあります。季節さんが“すげー、カッコ良かった”とおっしゃられていた松居監督ですが、これまでの作品は、どちらかと言うと男子向きの傾向がありましたが(笑)、この『ちょっと思い出しただけ』は、LEE読者のストライクゾーン、皆さんが熱狂・偏愛する作品だと思います。

松居大悟(監督・脚本)
1985年11月2日、福岡県出身。慶応義塾大学に在学中に演劇サークル「創像工房 in front of」に所属。08年、劇団ゴジゲンを結成、全作品の作・演出を手掛けている。07年より自主映画制作を開始。ドラマ「ふたつのスピカ」(09)で脚本家デビュー。『アフロ田中』(12)で商業映画監督デビュー。近作に、『ワンダフルワールドエンド』(15)、『私たちのハァハァ(15)、『アズミ・ハルコは行方不明』(16)、『アイスと雨音』(18)、『君が君で君だ』(18)、『くれなずめ』(21)など。ドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズ(映画も)を監督。2020年初の小説「またね家族」を上梓。

──恋愛映画を撮るのは初という意識ですか?

「はい。恋愛めいたものはありますが、『スイートプールサイド』も一方的な契約に近い関係でしたし、『君が君で君だ』もやはり一方的な愛で。これまで片側を描いたものが多かったので、男女を主役に据えてガッツリ恋愛を描いたのは初めてです」

──本作を通して恋愛の奥深さを感じたりしましたか?

「すごく面白くて、興味深かったです。恋愛映画って、“あなたが好きだから”という理由や目的だけで、どこまでも行けるんですよ。“地球を救いたい”とか“会社を守りたい”といった大義名分がすごく曖昧で緩くて脆いところにあるのに、(好きだから、になると)何だってできてしまう感じがありました。人間の愛の力ってすごいな、愛って偉大だな、と思いながら撮っていました。もっと追及してみたい気になりましたね」

映画『ちょっと思い出しただけ』ってこんな映画

2月11日(金・祝)より全国ロードショー
©2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会

2021年7月26日。34回目の誕生日を迎えた照生(池松壮亮)は、いつも通り家を出て、ダンサーに照明を当てる。照生の仕事はステージの照明だ。一方、タクシー運転手の葉(よう/伊藤沙莉)は、ミュージシャンの男を乗せ、コロナ禍の東京の夜を走っている――。照生と葉が、7月26日をどう過ごしてきたか、2人の姿を1年ずつ遡りながら6年間映し出す。ロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観が、ジム・ジャームッシュの映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』に着想を得て作った楽曲ナイトオンザプラネットをもとに、松居監督が書き上げたオリジナル・ラブストーリー。

──楽曲から生まれた映画ということですが、音楽と歌詞、どちらから物語を膨らませていった感じですか? 成り立ちの経緯から教えてください。

「尾崎君とは、『私たちのハァハァ』(15/クリープハイプが音楽・主題歌を担当)をはじめ、一緒にやっていた4、5年間があって、結構やりつくして疲れてしまって(笑)、暫く離れ離れになっていたんです。そうしたら久しぶりに“松居君と作りたいものができた”と曲が送られてきて。そういう連絡をもらえたのも嬉しかったし、緊急事態宣言が出て少し参っているムードの中、ナイトオンザプラネットを聴いて、僕もすごく救われたんです」

「昔ならそこで短編やMVを作っていたと思いますが、聴いているうちに、この曲が最後にスクリーンから流れるような物語が出来る気がしてきて。聞きながら物語を膨らませていった気がします。逆に、歌詞にはあまり引っ張られないようにしよう、と思っていました」

──そうなると、あの印象的なラストシーンから物語が引き出されて来た?

「いや、ラストシーンをどうしようとは考えていなかったです。ただ、きっと夕方か夜くらいから始まり、最後は朝日が出るところできっと終わるんだろうな、ということはぼんやり考えていました」

ふたりの6年間を定点観測で遡る

──“ある1日だけで遡る、ふたりの6年間”とポスターにあるように、本作は物語が過去へと逆行していきます。脚本は現在から過去に遡って書いていった、それとも時間の流れに従って書いたのか、どちらでしたか?

「恋愛映画って、大体が別れて終わることが多いですよね。でも、寂しくなって終わるのは嫌なので、出会ったところで終わりたいな、と思って時を遡ることにしました。出会いがあり、モヤモヤ期があって、恋人同士の時間があって、あまりうまくいかない時間があって、それぞれが別で生活している時間があって――という経緯を逆にたどるわけです。まずは、大まかにそういうの(段階)を決めて行きました」

「次に描かれる出来事が、2人が別れた日や付き合い始めた日という決定的な日ではなく、“何かの日”がいいな、と周りの方と相談して誕生日になりました。そして、コロナ禍を描き込める現在を頭に持って来ました。それからは(6年のパート)全てを少しずつ同時に書き進めていった感じです。このパートの内容を厚くしたら、次はこっちを。ここでこうなる、それならこっちはこうしようと互いに書き足し、ミルフィーユのように重ねていきました。ただ、プロデューサーが“2人が幸せな時間が沢山欲しい”と言ったので(笑)、幸せな年代は結構長く書きました」

──映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』をモチーフとして、色々な場面が作られているのも楽しいですね。

「『ナイト~』を2人の好きな映画にしようと思った時に、葉がタクシーに乗る時に耳に煙草をかけて、ウィノナ・ライダーごっこをするだろうとか、自然とシーンが出来ていきました。そこから葉はきっと芝居が好き⇒昔、演劇をやったことがあったんじゃないか、という設定になっていきました」

公園で妻を待ち続ける謎の男ジュンに、永瀬正敏さん。『ミステリー・トレイン』(89)、『パターソン』(16)でジャームッシュ監督作に出演されている、映画ファンへの目配せ。ジュンの周りだけ異空間的な不思議な時間が流れています。

──葉がタクシー運転手という設定も『ナイト~』きっかけかと思ったら、そこは違うそうですね。

「はい。最初は、照生がタクシー運転手で、葉がダンサーから照明スタッフになる設定でした。でも伊藤沙莉さんが葉をやってくれると決まった時、それなら葉をタクシー運転手にして、(ステージで)光を当てられていた人が、現在は人に光を当てているのが照生の方が、自分的にグッとくるな、と思って入れ替えました」

すべてアドリブに見えてしまう上手さ

──実は本作を観るまで、池松壮亮さんと伊藤沙莉さんの組み合わせが、全く想像つかなかったんです。この2人が恋におちるの?と。

「そうですよね、全く違う2人でした。それこそ一人で考え込む池松壮亮と、どんどん人とコミュニケーションが取れる伊藤さん。光と影というか、太陽と月のような存在だと思いました。これまで池松君とは舞台や映画で何度もやってきましたし、池松君の他の作品を観ても、なんとなく合いそうな人と共演しているイメージが強かったんです。だから今回は、あまり出会わなそうな人と偶然出会って、そこでかけがえのない時間が流れた、というのがいいな、と。かけ離れている雰囲気の人がいいと考えた上での伊藤さんでした。自分でもどうなるんだろう、と思っていました」

朝起きたら、並んで体操。この運動や手の動きなど、身体に染みついたものが、2人の関係を語っていたりします。

──それが見事にハマったのだからスゴイですね。そんな2人が出会いうシーンは、うわ、こんな出会いだったのか、と発見があって。とにかくこの2人が上手い!

「圧倒的に上手い土台があって、セリフもすごく自然で。実はほぼ台本通りなのに、すべてアドリブに見えるという。今この瞬間、そう思って言ってみた、みたいに見える。それが会話として成立していたので、奇跡のような時間、奇跡のようなコンビで出来たと思いました。だから遡って行って出会いの場面は、グッときましたね」

「誕生日の1日を観るだけで、その一年を想像できるというか、それを補完してくれる役者たちの芝居でした。高円寺で出会うシーンは長い芝居の後で、音楽とも関わらなくてはいけなくて、かなり難しいシーンだったんです。でも、そこもすごく自然で。何か出会いを感じさせるシーンになって、この2人は本当に発見だらけでした」

──撮影はどのように!? 部屋の様子など小道具も含め、過去からか、現在からかの、どちらかからの順撮りか、逆・順撮りは必須ですよね?

「撮影は台本通り、つまり別れた後の現在から過去へ遡っていきました。照生と葉の時間が(過去へ向かうほど)どんどん濃密になっていくので。2人の関係性がすごく近い付き合っている時や、付き合い始め直前あたりを後で撮ることにしました。それによって、どんどん(2人の関係や時間が)愛おしくなれるだろう、と。僕らとしても、2人が別れて(撮影が)終わるのはちょっと寂しいので……」

──それは同時に2人がどんどんフレッシュに、若返っていくことにもなりますが、演者にとってはチャレンジですよね?

「確かに若くフレッシュになっていきますが、池松さん、伊藤さんとも話し合って決めました。2人とも、別れた後から遡って撮っていった方がいい、という希望でしたね」



男女で恋するスタンスは違う!?

──自然と葉に感情移入して観てしまうのは、どこか掴めない照生に対するもどかしさに身に覚えがあるからでもあって。こういう捉えどころのない男性って、少なくない気がするんです。

「はい。照生の人物像としては、几帳面で日々の生活――朝運動して、ネコに餌をあげて、出かけて、という生活サイクルがあるのですが、きっと葉に出会って少し生活が葉に染まった人。不器用な人だとは思いますが、それは僕自身もだし、池松壮亮が演じるからそうなるというのもありますが、やはり照生に自分や自分周りを反映していると思います。たとえば『くれなずめ』の主人公の吉尾(成田凌)は、本当にどういう人か分からないから知りたくて書きましたが、照生は全く違います。照生は書きながら、“だからダメなんだよ!”と自分でも思っていました(笑)」

何度も松居監督と仕事をして来た池松壮亮さん。この作品でも相変わらずのイ~味!

──監督も含め照生側の人間からすると、別に掴ませないようにしているとか、スルッと逃げたくなるわけではないのですね?

「ないです、ないです。確かに自分の良くないところでもあるかもしれないですが…。言葉にしないと分からないということでも、自分では言葉にしているつもりなのに、思った以上に言葉に出ていないようだぞ、とか(笑)。例えば調子が悪いとき、つい迷惑を掛けたくないと思ってしまうけれど、調子が悪いときこそ一緒に考えようというズレが生じるのも、その一つ。そして唐突にロマンチックなことを言ってしまったり(笑)」

──それ、余計に混乱するから止めて欲しいやつですね(笑)。葉の不安や不満が、メチャくちゃ分かりますから。

「ですよね(笑)。でも僕は“愛している”と100回言うより、何気ないときに“葉ちゃん綺麗だな”って言う方が、よっぽど“愛している”と伝えられると思っているんです。“愛している”と言えば言うほど薄っぺらくなってしまうから、無言でギュッと抱きしめるとか。その方が、好意が伝わる気がして。そういうことからの照生像になってしまった気がします」

──やっぱり監督の経験が色々入り込んだ、松居カラー映画ですね(笑)。

「もちろん“最後に流れるクリープハイプの「ナイトオンザプラネット」がステキに聴こえたらいいな”という出発点から作っていますが、会話はやっぱり自分の知っているものでないと書けないので……。特に夜中の“寝ると会えなくなるから、夢で待ち合わせね”というような会話は、池松君からクレームが来ました(笑)、“あるあるだよね”と言ったら、全然あるあるじゃなかったみたいで(笑)。喧嘩する際のすれ違い具合なども、やっぱり自分の経験を入れ込んでいるところがあります。言わないことと、言った方がいいこと、そこでズレていく感じとか……」

右脳で感じ、左脳で考えて欲しかった

──実は資料を何も読まずに観始めたので、過去に遡っていることに気づいたのは3つ目くらいで「あれ?」という感じでした。繋ぎに何も入れず、ポンと過去へ飛んでいくのを、そのまま差し出したのには何か狙いがありますか?

「それについては編集で結構議論しました。何年とテロップを入れた方がいいチームと、そうでないチームで。でもテロップで知らされ、何も考えずただ受容するだけでなく、“なんでマスクしてないの?”“なんで足を引きずっているの?”など、疑問に感じてもらった方が、その船に乗せることが出来る、と判断しました。結局、タイトル以外のテロップは1つも使っていません。何かを思い出す時って、先に情景や感情が浮かんでから、いつのことだったっけ?となりますよね。それと同じように、情景や感情が先に出て、映画を見ながら感覚を掴みに行ってほしかったんです」

初々しい2人の姿に、思わず頬がほころびます。いつも通る通勤路、みたいな。

──撮影の塩谷大樹さんとは、割に久しぶりに組まれました。

「かつて一緒に組み過ぎて、次はこういう風にやるだろうとお互いに分かり過ぎちゃっていたんです。何か新しいものが生まれない気がする、と言われて、3、4年くらい距離をとっていて。だから今回は塩谷くんも僕も、“今まで通りに絶対やらない”気迫がありました。とにかく自分たちが気持ちよくならないようにしよう、と」

「これまでは役者がエモーショナルな芝居をすると、それに乗っかって手持ちでグーッと寄って行くことが多かった。今回はそれをせず、例えば高円寺で2人が踊り出すシーンも引きで見せ、カメラが芝居の中に入らないようにしました。また池松壮亮と長くやって来たのもあり、本作は原点回帰という思いもありました。新しい景色を観られたし、ちょっと不思議な感覚でした」

今、求められている疼き系恋愛映画

──本作が滅茶苦茶面白いからこそ聞いちゃいますが、昨年『花束みたいな恋をした』に始まり、『ボクたちはみんな大人になれない』『明け方の若者たち』と、<あの頃>を振り返る恋愛映画が続きました。どれも力作ですが、“やられた!”という気持ちも!?

「ありました(笑)! それこそ、この脚本を作っている頃に丁度『花束~』の公開で。うわ、何気ない男女の恋愛映画だ、と(笑)。『花束~』が5年間を描いていたので、5年はちょっと短いかな、といって、本作は6年に延ばしました(笑)! ただ同時に、そういう系統の作品をみんなが観たいと思う流れに乗れたらいいな、という気持ちもありました」

──こういう系統の作品を作りたい、というムードや欲望が作り手にあるんでしょうね。

「いくつか理由があると思います。コロナ禍で2年くらい人に会えない時間が多くなったので、人に会えていた時間を思い出す機会が増えた、というのもあると思います。家にこもって悶々と、“楽しかったな”と思い出す気持ちがあるな、と。また、撮影環境も影響していると思います。今は大勢でのロケや、ライブシーンが撮れないので音楽ものが僕も全くできない状態ですが、今や派手な作品は本当にド派手な規模でないと撮れなくなった。逆に僕らが撮る中規模やミニシアター系作品は、生活圏内の物語なら撮影できるんです。そうした外側と内側の理由があるのかな、と。その上で需要もあるのは、きっとみんな楽しいことを思い出したいからかもな、と。時代の空気から生まれている気はしますね」

2人が行きつけのバー「とまり木」のマスターを演じるのは、國村隼さん。こんなバーが近くにあったら毎日寄りたい! 『くれなずめ』主演の成田凌さんが、今作では超軽~いいい加減な奴をいい感じで演じています。

──大人になって振り返る<疼く痛み>みたいなことって、監督自身もありますか。

「別れと喪失は、やっぱり大きいです。でもそうなった時、僕は忘れなければいけないとは思わないんです。恋愛においても、別れたから終わったわけではない、と。引きずったりもしますが、前に進まなきゃいけない、とは思わないようにしています。色々考えちゃったり、色々思ったりする、そんな過去も確実にあり、それも愛しい時間ですから。前に進むか進まないかはさておき、時間が経てば必ず朝日は昇る。照れ隠しでもあるような、<ちょっと思い出しただけ>という言葉、日本語としても、本当にいいですよね」

どういうラストシーンか、もう言いたくて喉元まで出かかっていますが……我慢! どこまで自分が彼らに重なるかに拠るのかもしれませんが、きっとほとんどの方は思わず「これ、分かる、私も!!」と心の中で叫ぶハズです。思わず涙がブワッと溢れそうになりながら、頑張れば泣くのを堪えられる。だって「ちょっと思いだしただけ」だから。でもその分ウルウル目が湿ってしまう時間が長引くんだなぁ……。泣く寸前の喉の奥がコロコロと痛い、あの感覚をた~っぷり堪能させてくれる本作。これまで観た恋愛映画のどの後味ともちょっと違う、新しい感覚を覚えました。

もちろん、ジャームッシュ好きな方、特に『ナイト・オン・ザ・プラネット』をお好きな方は、加えて色々なお楽しみも。既にリピート宣言(東京国際映画祭でご覧になられた方々がSNSで発信)されている方も多い『ちょっと思い出しただけ』。是非、映画館の暗闇で“二度と戻れない愛しい時間”を堪能してください!

映画『ちょっと思い出しただけ』

  • 監督・脚本:松居大悟
  • 出演:池松壮亮、伊藤沙莉、河合優実、大関れいか、屋敷裕政(ニューヨーク)/尾崎世界観/國村隼(友情出演)、永瀬正敏
  • 配給:東京テアトル
  • 2月11日(金・祝)より全国ロードショー
  • 公式サイト:choiomo.com

© 2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会


撮影:山崎ユミ

折田千鶴子 Chizuko Orita

映画ライター/映画評論家

LEE本誌でCULTURE NAVIの映画コーナー、人物インタビューを担当。Webでは「カルチャーナビアネックス」としてディープな映画人へのインタビューや対談、おススメ偏愛映画を発信中。他に雑誌、週刊誌、新聞、映画パンフレット、映画サイトなどで、作品レビューやインタビュー記事も執筆。夫、能天気な双子の息子たち(’08年生まれ)、2匹の黒猫(兄妹)と暮らす。

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