利き手側の顔は「現在」、反対側は「過去」を象徴

顔を真ん中から半分に分けたとき、右半分と左半分が完全に一致するわけではありません。同じように見えても、微妙に違いがあります。右の顔を左の顔は違っているのが当たり前なのです。そしてこの顔の非対称は常に変化し続けます。

自分の右の顔と左の顔、どちらが好きですか？　その答えによって、幸せの意識が過去と現在のどちらに向いているかわかります。相貌心理学では、利き手側の顔は現在を、反利き手側の顔は過去を象徴します。利き手側の顔が好きな人は幸せの意識が現在から未来に向いている傾向が、反利き手側の顔が好きな人は「昔の方が幸せだった」と思う傾向があります。

顔を真ん中から半分に分けたとき、右半分と左半分が完全に一致するわけではありません。同じように見えても、微妙に違いがあります。

「顔の非対称」から様々なことがわかる

顔の非対称は器官や部位ごとにも表れます。目の高さが左右で大きく違う人は、自分にとって大切なことを選べない状態。鼻筋が利き手側に向いている人は意識が現在から未来に、反利き手側に向いている人は意識が過去に向いています。

顔を正面から見て片側の耳が見え、もう片側が見えない耳の非対称からは、どちらの耳が見えているかによって、現在と過去、どちらが独立心旺盛だったかがわかります。頬の肉付きの張りが左右で非対称なケースでは、現在と過去、どちらが問題を乗り越えられる力がある（あった）のかがわかります。

口の非対称は、自分が思っていることをうまく表現できない、どう表現したらいいか分からないことの表れ。左右の顎の大きさに非対称がある人は行動が不安定で衝動的に行動する傾向があり、注意が必要です。ただ、この行動の不安定さも、口がきっちり閉じている（自己への自制力の高さの現れ）や肉付きの張り（問題への抵抗力が高いことの現れ）が顎の非対称と同時に顔に表れているならば不安定な行動をきっちりコントロールすることができるので問題ありません。

鼻を横から見れば「意思疎通の傾向」がわかる

鼻を横から見ると、その人のコミュニケーションのあり方や意志疎通の傾向、頭の中で考えたこと他者に伝え行動を起こす際の勢いの強さがわかります。鼻の高い低いは関係なく、傾斜があるかないかが判断のポイントです。

鼻を横から見て傾斜がある人は、自分の考えや思いをしっかり伝えることができます。しかも勢いがあります。ただ、その勢いが強すぎて、それを強引だと感じてしまうことも。

鼻を横から見て傾斜がある人は、自分の考えや思いをしっかり伝えることができます。

鼻を横から見て斜めにならずまっすぐにストンと落ちている人は、自分の考えや思いを伝えるのがあまり上手ではありません。気持ちを押し殺してしまったり、物事をハッキリ言えずオブラートに包んでしまいがち。また、行動を起こすときに勢いが足りなくなったり、途中で勢いが落ちてしまう傾向があります。前々回登場したアオイさんがこの鼻の持ち主です。

鼻を横から見て斜めにならずまっすぐにストンと落ちている人は、自分の考えや思いを伝えるのがあまり上手ではありません。

鼻を横から見て、傾斜の有無にかかわらず鼻筋がぼこぼこと波打ってる人は、感情の起伏がとても激しい傾向があります。情熱的ですが気分を害しやすいので、振り回されてしまって疲れることもあります。

鼻を横から見て、傾斜の有無にかかわらず鼻筋がぼこぼこと波打ってる人は、感情の起伏がとても激しい傾向があります。

鼻を横から見て鼻先が丸まっている人は、自分の安全や成功を確信したときだけ、思いを率直に伝えます。よほどの自信がないと本音を口に出しません。

鼻を横から見て鼻先が丸まっている人は、自分の安全や成功を確信したときだけ、思いを率直に伝えます。

鼻の穴は「感情の吐き出し口」

相貌心理学で鼻の穴は、感情の吐き出し口の象徴。顔を正面から見て鼻の穴が見える人は、思ったことは率直に相手に伝える傾向があります。裏表のないタイプですが、思ったことを何でも悪気なく口にしてしまうので失言に注意が必要です。

顔を正面から見て鼻の穴が見えない人は秘密主義者で、なかなか本音を言いません。本音と建て前を使い分け、他人と調子を合わせることが上手です。

相貌心理学で鼻の穴は、感情の吐き出し口の象徴。

鼻の穴にも左右非対称が出ることもあります。愛情に関する心配事を抱えていることの表れです。

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イラスト／つぼゆり　取材・文／露木桃子