「顔」を見れば、夫との「相性」「関係改善のヒント」が分かる!〈夫婦関係編③〉【相貌心理学・佐藤ブゾン貴子さんの「顔」でお悩み相談】
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佐藤ブゾン貴子
2021.07.28
相貌心理学で「相性」「関係改善のヒント」が分かる
相貌心理学を用いれば、夫婦、パートナー、友人、職場関係者等との相性の良し悪しや、関係改善のヒントが分かります。二人のうち、リカバリー力や問題解決力が高い方が譲歩した方が、より確実に関係改善に近づきます。
前々回の相談者のおゆうさんと夫のゾーンを見ると、お二人とも感情ゾーン拡張タイプ。共感できる部分ではとても惹かれ合いますが、ともに感情的になりやすいのでぶつかりやすくなります。しかし輪郭を見ると、おゆうさんは輪郭どっしりのディラテ、夫は輪郭細めのレトラクテ。
おゆうさんはエネルギー量豊富で外向欲求が高くリカバリー力高めですが、夫はエネルギー量少なめで内向欲求が高くテリトリー意識高め。リカバリー力が高いおゆうさんの方が、夫の特性を理解し尊重してあげることにより、夫婦関係は改善に向かいます。
前回の相談者の季絵さんと夫の場合、季絵さんは感情ゾーン拡張タイプ、夫は思考ゾーン拡張タイプ。季絵さんは相手に共感を求め、会話も形容詞や感嘆詞が多いですが、夫は何事も理論理屈で捉え、会話も主語述語が明確でないと理解できません。物事の感じ方や受け止め方がものすごく違うお二人です。季絵さん夫妻の場合、
季絵さんの方が頬の肉付きに張りがあり、問題解決力の高さが表れています。会話の際に夫が理解できるよう主語述語を明確にすることを季絵さんが心がけるほうが、より早く夫婦関係の改善に向かいます。
「おでこ」を見れば「思考」のスピードや傾向が分かる
額=おでこを見ると、その人の思考のスピードや傾向が分かります。生え際から眉に向かってのおでこの形状を横から見て判断します。
おでこを横から見て傾斜しているのは、頭の回転がとても速いことの表れ。このタイプは思考が早すぎて「本当にちゃんと考えてる?」と不安を覚えることも少なくないですが、裏を返せば、思考が早いゆえに先の先まで見越せるので心配無用です。傾斜すれば傾斜するほど、結論を急ぎ短絡的になってしまい、他人への配慮ができなくなる傾向が強くなります。
おでこを横から見て生え際からまっすぐな人は、じっくり思考するタイプ。物事を掘り下げるのが得意な一方、急かされることが苦手なので、根気よく話を引き出してあげましょう。傾斜がなくなり垂直に近づくほど、柔軟性に乏しく慎重になる傾向が強くなります。
おでこを横から見てイルカの赤ちゃんのようにぷっくりと丸く膨らんでいる人は、豊かな、時として豊か過ぎる想像力の持ち主。おでこが膨らめば膨らむほど、夢想家の傾向が強くなります。頭の中で現実にはないストーリーを勝手に作り上げてしまいがちです。前回の相談者の季絵さんがこのタイプ。現実と妄想をしっかり見極めることが大事です。
おでこを横から見て、ボコンボコンと3段ぐらいに分かれている人は、物事を論理立てて考えることができて段取り上手。裏を返せば理屈っぽく、自ら決めたルーティンを崩されることを嫌い、悪気はなくとも攻撃的になることも。前々回の相談者のおゆうさんの夫がこのタイプです。
輪郭細めのレトラクテは、筋トレしても無駄?
前々回の相談者のおゆうさんから「夫は筋トレ習慣がありますが、輪郭細めのレトラクテでエネルギー量少なめ。筋トレをしても体力はつかないのでしょうか?」という質問がありました。
輪郭はエネルギー、つまり体力の保存量や貯蓄量を表します。残念ながら輪郭の形状は生まれつきで変化もしにくいので、筋トレをしてもエネルギーの保存量や貯蓄量は変わりません。しかし、筋力がつくことで持久力や忍耐力もがつき、エネルギーを小出しに使えるようになります。
おゆうさんの夫の場合、相貌心理学で「エネルギーの出口」を表す口が小さく、エネルギー量を調節して使えるので、筋トレをすることにより更にエネルギー量を調節できるようになります。
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イラスト/つぼゆり 取材・文/露木桃子
佐藤ブゾン貴子 Sato Bouzon Takako
相貌心理学スペシャリスト
相貌心理学スペシャリスト、1975年生まれ。アパレルの勉強のため渡ったフランスで相貌心理学に出会い、世界で16人、日本人初となる相貌心理学教授資格を取得する。帰国後は相貌心理学の顔分析を用いてセミナー、講演、メディア出演など、多角的に活躍。近著には『あなたの顔には99%理由がある』(河出書房新社)『ビジネスは顔が9割』(祥伝社)がある。問い合わせはhttp://a-cura.net/bouzon/まで。
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