花びらを使って作るフラワードレス
飾って楽しんだ花を、自分だけのアート作品に

「お花のドレス 花びらで仕立てる私だけのアート」葉菜桜 花子
こぢんまりした我が家ですが、いつも部屋のちょっとしたスペースに花やグリーンを飾って楽しんでいます。子どもと一緒にお花屋さんに行くのも好きで、季節のオススメなどを伺いながら気に入った花を1、2本選んで花瓶に生けるのが小さな楽しみにとなっています。
毎日お世話をしていても、当たり前ですがいつかは枯れてしまう花々。それらを美しく蘇らせ独自のアート作品を作られているのが、フラワードレスデザイナーの葉菜桜花子(ハナサクラ ハナコ)さん。女性のイラストと花びらで描くドレスが人気を集め、Twitterのフォロワー数は20万、これまでも作品集出版やコラボしたウェディングドレスブランドが注目されるなど、幅広く活躍されています。
おうちで気軽にできる、草花あそび

出典:「お花のドレス 花びらで仕立てる私だけのアート」
「家にお花を飾っていると必ず萎(しお)れて捨ててしまわなければならないときがやってきます。そんなとき、いつも心の中に悲しさのような切なさのような、何とも言えない感情が湧き上がってきます。プレゼントでいただいたお花の場合はさらにその気持ちが強くなります。枯れたり萎れたりして散った花を最後にもう一度美しく蘇らせ咲かせたい。そんな思いで作り続けてきたフラワードレスを、読者の皆様にも体験していただきたくてこの本を作りました。」
そんなふうに話す葉菜桜さん。
本の中には、身近なお花を使ってフラワードレスを作るレシピはもちろん、お花屋さんの花以外にも、庭で摘んだ花や落ち葉や木の実など季節を感じるオススメの花材についてや、作りたい作品のイメージに合ったお花の紹介、そして葉菜桜さんによるオリジナル線画集もついており、1冊で何通りにも楽しむことができる内容でした。

出典:「お花のドレス 花びらで仕立てる私だけのアート」
親子で楽しみながら、自然と触れ合うことができる!
お花屋さんの切り花で作る
9歳の息子も6歳の娘も花は好きで、特に娘は「お花屋さんに行かない?」と誘うと必ず着いて来てくれます。
今回はお花屋さんに出かける前に一緒に「お花のドレス」を読み、「バラかカーネーションがいいな」と話していた娘。色が気に入ったこと、また初めて作品を作る時はトゲがない方が安心かなと考え、カーネーションとカスミ草を選びました。
身近な野のお花で季節を楽しむ
庭で摘んだお花や、植え替えや庭仕事で剪定したお花などを使って作っての作品づくりは、より自然を感じることができました。

庭のない我が家は、近所の河原でシロツメクサを摘みました(※管理団体の方に確認の上、行いました)
直接触れるからこそ感じられる、香りや質感
飾っているだけではわからないこと

線画集はコピーしてから作ることがオススメ!繰り返し使えるし、お手本を見ながら作ることができます。
「花びらってひんやりしてるし、手にくっついてくる感じがするね」
「茎を切る時、原っぱの匂いがする!」
実際に作品を作ってみて興味深かったのが、娘から出るコメントでした。
普通は見て楽しむことがほとんどで、ここまで花びらに触れたり、じっくり眺めて香りを嗅いだりすることはありません。
もともとお洋服やおしゃれが好きな娘は、花びらを置く位置のバランスなどにかなりこだわっていました。

摘ませてもらったシロツメクサ、お花屋さんで選んだカーネーション、それぞれのお花が持つ魅力も感じました。
おばあちゃんへのプレゼントにしてみよう!
完成した作品はコチラ!

「いいこと思いついた!」と色々なパターンの作品を作っていた娘。想像力も創造力も育まれそうです♪
本に書かれていたアイデアを参考に、もうすぐ誕生日を迎える遠方のおばあちゃんへのメッセージに子ども達が作った作品の写真を沿えることにしました。
もう1年以上帰省することができておらず、あまり会えていない中で電話などをかけても子ども達はあまり長い時間話すことができないことも多くなっていました。そんな時だからこそ、子どもの作品とお手紙はとても嬉しかった様子。
三世代の気持ちが自然と繋がった想いがして、「お花は世代を超えた共通言語」という葉菜桜さんの言葉を実感することができました。

お手紙はもちろん、メールに写真を添付すれば、さらに気軽に送ることができます♪
日常の中で無理せず、気軽に取り入れられる良さ
自粛期間や梅雨時期にも嬉しい
おでかけがままならない社会状況や、これから始まる梅雨や暑い時期…。おうちで気軽に自然と触れ合うことのできるフラワードレス作りは、家での時間をより楽しいものにしてくれると感じています。
ちょっとしたお花を買って飾ることや、近所に咲いている花に目を向けること自体も気持ちが明るくなりますし、毎日忙しい中でも無理せずちょっと取り入れられる点も嬉しいポイントだと思います。

出典:「お花のドレス 花びらで仕立てる私だけのアート」
本の第三章では、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを使った作品作りについても書かれています。写真立てやガラスケースを使って長く飾ることのできる方法も紹介されていたので、ものづくりが好きな方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
私もまずは、ドライフラワーを作ってみることに!
結婚、出産、誕生日といった大切な日をテーマにした線画もあり、描きおろしの作品が多数掲載されているという1冊。花束と一緒に大事な方に贈ってみたら、きっと素敵なプレゼントになるのではないでしょうか?
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佐々木はる菜 Halna Sasaki
ライター
1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。