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LIFE

【相貌心理学・佐藤ブゾン貴子が顔でお悩みを診断】適職は「輪郭」でわかる!<仕事編①>

  • 佐藤ブゾン貴子

2021.03.10

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「相貌(そうぼう)心理学」とは、フランス発祥の「顔」からパーソナリティーがわかる心理学。輪郭・パーツ・肉付き・左右の非対称・顔のゾーン等を分析し、相手および自分自身を理解するアプローチです。

相貌心理学教授・佐藤ブゾン貴子さん

LEE 2021年4月号にもご登場いただき、「ママ友関係」に悩む編集部スタッフのお悩みにお答え下さった佐藤ブゾン貴子さんは、世界で15人、日本人初の相貌心理学教授。

このたび、佐藤ブゾン貴子さんが悩めるLEE100人隊の「顔」を分析、解決に向けたアドバイスと前進する勇気をくれる連載がスタート! 今回はLEE100人隊の「仕事」についてのお悩みを、ブゾン先生がズバリ解決します!

久しぶりの仕事復帰。私にピッタリの働き方は?

Tannyさん(以下Tanny):次男が来年の春に幼稚園に入るので、その頃から仕事を再開したいと思っています。結婚前に約4年、新卒からメーカーのショールームで、クライアントさんをアテンドし、社内の営業担当にお繋ぎする仕事をしていました。が、立場的に板挟みになって気を遣い過ぎてしまい、心身ともにダメージを受けてしまいました。働くこと自体は好きですが、その頃のストレスフルな状況を思い出すともうちょっと違う働き方をしたいけど、じゃあどんな働き方をすればいいの?と手探り状態です。

ぐらさん(以下ぐら):契約社員として時短勤務で広報の仕事をしています。現在育休中で今春から復職予定なのですが、時短勤務ということもあり、一次調整で保育園に落ちてしまい……それをきっかけに「今までの働き方でいいのかな?」と悩むようになりました。職場が遠くてフルタイム勤務が難しいことから、自宅の近くにある職場に転職してフルタイムで働いた方がいいのでは?と思う一方で、副業的に好きな絵を描くことも仕事にしてみたい、という気持ちもあります。

LEE100人隊Tannyさんとぐらさん、佐藤ブゾン貴子さん

輪郭が細い人は、自分時間を優先する理想主義者

佐藤ブゾン貴子さん(以下ブゾン): Tannyさんもぐらさんも、輪郭は細めですね。輪郭が細い方は、自分時間を優先し、自分の世界観をとても大切にする理想主義者。輪郭は体力量を表します。輪郭が細ければ細いほど体力が少なくなるので、体力のムダ遣いができませんし、自己防衛能力が高くなります。なので体力を使う相手や状況をしっかり選ぶことが大事です。そしてお二人とも、耳が正面から見えますね。これは独立心の旺盛さを表します。独立は考えてますか?

Tanny:実は最近知人から「ECサイトの運営をやってみない?」を誘われ、「ゆくゆくは任せたい」というようなことを言われました。計画段階のプロジェクトなので、実際にどうなるのか現時点ではわかりませんが、ちょっと興味はあります。

ある程度チャレンジして、理想と現実のギャップを埋めて

LEE100人隊Tannyさん正面顔

頬の肉付きがしっかりしているTannyさん。寛容性と順応性があります。目がぱっちり開いているので、相手に与える印象が柔らかく、コミュニケーションを育みやすい方です。ただ、輪郭が細いので、不特定多数とのコミュニケーションは苦手。

ブゾン:Tannyさんは頬の肉付きがしっかりしていますね。相貌心理学的には寛容性と順応性があり、相手を受け入れる準備ができていることを表します。そして目がぱっちり開いているので、相手に与える印象が柔らかく、コミュニケーションを育みやすい。ただ、輪郭が細いので、不特定多数とのコミュニケーションは苦手。自分が選んだ相手となら上手く関係性を育むことができます。そして顎先が後退気味ですね。顎は野心を表します。顎を横から見て眉頭より前に出ている方は、自分一人の力で野望や思いを実現出来る力があるのですが、Tannyさんの場合後退しているので、一人でビジネスしない方がいいでしょう。眉頭と顎先の隙間を後ろから押してくれるパートナー的な存在、または会社が必要です。ECサイトの仕事をするとしたら、一人ですることになるんですか?

Tanny:いえ、昔から知っている方に一緒に手伝ってほしいと言われています。

ブゾン:それなら良いと思います。Tannyさんは鼻先がすとんと落ちていて、安パイを踏みやすい「保守的な鼻」ですね。決して悪いことではないのですが、安パイばかり踏んでいるとなかなか理想に近づけません。ものすごく理想主義でもあるので、ある程度チャレンジしないと理想と現実のギャップに苦しむことになります。理想を叶えるために、ちょっとしたチャレンジをしましょう。ハードルが高過ぎると先の先まで想像して「ダメだ、私にはできない!」で終わってしまいます。想像力が豊かな人は、一つでもネガティブな要素があると全てをネガティブな方向に妄想してしまい、現実と妄想を混同して自分自身の首を絞めてしまう傾向があります。

LEE100人隊Tannyさん横顔

Tannyさんの横顔。顎先が後退気味なので一人でビジネスしない方がいいでしょう。眉頭と顎先の隙間を後ろから押してくれるパートナー的な存在、または会社が必要です。



好きなことを仕事にしたいけど……。

ブゾン:ぐらさんも輪郭は細めなんですが、Tannyさんと違って顎先がしっかりと出ているので、ご自身の力で野望や思いを実現できる力があります。顎がしっかりしていることは、相貌心理学的にバイタリティーが高いことを示します。素晴らしいことですが、そのエネルギーを使わないとフラストレーションが溜まってしまいます。だから家にいるよりも、働いた方がいい、動いた方がいい。エネルギーって水槽の中の水と一緒で、動いていないと腐るし澱みます。澱むとどうしてもネガティブに転じがちなんです。ぐらさんは、独立は考えたことはありますか?

ぐら:自信が全然ないので、本業となる仕事を確保しつつ、副業でイラストレーターのお仕事をできたらいいな、と漠然と考えています。でも本当は……好きなことだけをしていたい!というのが正直な気持ちです(笑)。

LEE100人隊ぐらさん正面顔

額に若干丸みがあるぐらさん。絵を描くような、アーティスティックが活動はとても向いていますが、想像力が豊か過ぎるゆえにネガティブな衝動に捉われがち。

「絵を描きたい」というのはワガママじゃない

ブゾン:ぐらさんのを見ると、若干丸みがあります。豊か過ぎる想像力を表します。なので絵を描くような、アーティスティックが活動はとても向いています。一方で体力を持て余してエネルギーが溜まってしまうと、想像力が豊か過ぎるゆえにネガティブな衝動に捉われがちです。だからこそ外に出て働いて、体力を活性化させた方がいい。周りの目を気にし過ぎてしまい、「こんなことをやって、周りを傷つけるんじゃないか」と考え過ぎてしまいます。鼻筋がちょっとおねおねしていますね……これは感情の起伏を表しています。「やろうかな、やめておこうかな」と迷いが生じて、勢いが落ちてしまうんです。良い意味で、もっとワガママになった方がいい。

ぐら:やりたいことをやる、「絵を描きたいんだ」と言うのはワガママなのかな? と思っていたんですけど……そうじゃないんですか?

LEE100人隊ぐらさん横顔

ちょっとおねおねした鼻筋は、感情の起伏を表しています。行動を起こそうとしても、迷いが生じて勢いが落ちがちです。

ブゾン:じゃないんですよ! 顎がしっかりしているからバイタリティーは高いけど、輪郭が細めで体力を貯めるタンクは大きくないから、自分を優先しなきゃダメ。それに、ぐらさんが思うワガママって、他人が聞いたら「全然ワガママじゃないし」って思いますよ。周囲にとっては気を遣っていて「良い人」かもしれませんが、視点を変えると自分にとって良い人ではないし、そんな状態だと精神のバランスが崩れてしまいます。今まで感情を押し殺してきた部分があるのでは? だからこそぐらさんが、フラストレーションを発散できるような絵を描く活動に向かうのは納得できますが……。

 

自分に自信がないTannyさんとぐらさん。
お二人が自信を取り戻し、仕事を通じて自己実現する方法とは? 次回、ブゾンさんが相貌心理学的観点から、超実践的アドバイス!

 

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撮影/山崎ユミ 取材・文/露木桃子

佐藤ブゾン貴子 Sato Bouzon Takako

相貌心理学スペシャリスト

相貌心理学スペシャリスト、1975年生まれ。アパレルの勉強のため渡ったフランスで相貌心理学に出会い、世界で16人、日本人初となる相貌心理学教授資格を取得する。帰国後は相貌心理学の顔分析を用いてセミナー、講演、メディア出演など、多角的に活躍。近著には『あなたの顔には99%理由がある』(河出書房新社)『ビジネスは顔が9割』(祥伝社)がある。問い合わせはhttp://a-cura.net/bouzon/まで。

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