【フェイストレーナー木村祐介さん考案】自分の顔の弱点が明らかになる、顔筋力チェックテスト!
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内藤恵美
2021.01.12 更新日:2023.09.05
長期化するマスク生活。隠れているのをいいことについスイッチオフしてしまい、気づけば顔のたるみやほうれい線が悪化……。
マスクの中でさぼっている筋肉をトレーニングで呼び起こし、今こそ悩みを徹底解消しましょう!
教えてくれるのは…
フェイストレーナー 木村祐介さん
日本で唯一のパーソナルフェイストレーナー。体本来の運動理学や機能解剖学などに基づいた独自のメソッド「美顔ワークアウト」を考案。数多くのメディアでも活躍。
わかりやすいハウツーが満載の『世界一効く 美顔づくりの教科書』(学研)。
木村さん考案の、顔筋力を確認できる簡単なチェックテスト。自分の顔の弱点が明らかになります!
「う」の口で顔の動きのくせがわかる!
「う」の口をすることで、顔筋が衰えている部分、動きにくせがある部分が一目でわかります。(正しい「う」の口の作り方は下記参照)。目指すは、シワもゆがみもない、きれいな「う」の顔!
ほうれい線がくっきり
「う」の顔を作ると顔がゆがみ、皮膚がヨレてしまい、鼻の下からのほうれい線がくっきり浮き出る。
猫背で背中が丸く
背中が丸まって猫背になり上目遣いになるタイプ。首がすくんでしまうので、二重あごになるケースも。
あごが出る
姿勢が悪く、あごが前に出てしまう。あごにシワができる、口の下にマリオネットラインができることも。
眉間のシワ
目のまわりに力が入りすぎる場合は、眉間や目尻のシワなど目まわりに悩みが。まぶしそうな顔になる人も。
「う」の口に必要な縦の動きを確認
鼻の下と口でペンをはさむことができるかどうかで、顔の縦の筋肉の動きを確認。これができるか見ることで、「う」の口を保ったままで、いかに顔を動かせるかがわかります。
ペンが斜めになる
ペンをしっかりはさめていないと、ペンが斜めになってしまう。はさんだときにほうれい線も見え隠れ。
ペンがはさめない
下唇が上がらなかったり、唇全体が横に広がってしまう場合は、口元を縦に動かす筋肉が衰えている証拠。
顔筋力がないとブルブルが続かない
唇を震わせて、ブルブルと言わせる動きは、子どもの頃にやったことがある人も多いのでは。唇そのものを意識して動かすと、口まわりの口輪筋の筋力を判断することができます。続けてできると◯。
口から空気が抜けてしまい、唇を震わせることができないとNG。唇から空気を少しずつ吐き出し、5秒以上継続ができないと筋力の衰えがみられます。

すべてのトレーニングはあいうえおの「う」の口を作ることからスタート。「う」の口で顔を固定しやすい、正しい姿勢も一緒にマスターしましょう。
これがお手本!「う」の顔を習得
口を縦長に開いて「う」の形に。上唇は上に反らせて、顔から遠く唇を離すようなイメージで。頬や口元、あごにシワができないとベスト!
1 両腕を両肩に置いて位置確認
両手で両肩に触れて、自分の肩の位置を確認します。呼吸をしながらゆっくりと動いて、位置をしっかり把握するように行いましょう。
2 胸を張って「う」の口に
肩は動かさず、肩より前に胸を出すイメージで、よい姿勢に。二の腕を体から遠くに離すようにして。顔全体の筋肉を使って「う」の口を作ります。
3 上半身全体をピンと伸ばす
さらに胸を張り、鎖骨も両肩の前に出すように意識を。同時に縦にも伸びて、口から頭、上半身全体がピンと引っ張り合うように。猫背はNG。
最初は鏡でよく見ながらよい姿勢を習得するのがおすすめ。自分が思っているよりも体は丸まっているので、ピンと伸ばして正しい位置に。
マスクの中の“オフ顔”はNG。「う」で効果的に顔筋トレ
数多くの女性のフェイストレーニングを担当してきた木村さん。マスク時代の女性の顔は、やはりたるみやすい?
「マスクに隠れて、気がゆるんでしまう、口元の動きが少なくなってしまうなどの、いわゆる“オフ顔”になる人は、やはりたるみやすくなると思います。
マスクの中でも、のどを上に伸ばして、姿勢よくするように意識を。マスクにおおわれて受け身になるのではなくて、マスクで隠れているからこそ、外出先でもトレーニングが可能。
意識の高い人は、マスクの中での顔筋トレをもう始めていますよ」(木村さん)
木村さんのメソッドの特徴が「う」の顔からトレーニングをスタートすること。
「『う』で顔を固定して、そこから改善したい部分を動かしていきます。固定することで、布を手で押さえてアイロンがけをしているように、シワなどをのばす効果が。
特にほうれい線は、肌がたるんでもたついた部分にできるので『う』の顔をキープしてトレーニングをしましょう。しっかり顔筋を動かせば、ほうれい線を消すことも夢ではありません!
マスク姿では、多くの人がいつも以上に目力を入れているので、鼻から上の“顔の上半身”に力が入っています。『う』の顔の土台はできているので、今こそトレーニングを始めるチャンスです!」(木村さん)
オンラインミーティングで目の下のたるみに愕然
オンラインミーティングのとき、画面に映る顔の目の下のたるみやくすみがとても目立って、気になっています。
つい照明のせいにしがちですが(笑)、他人から見たら自分の顔ってこんなふうに映っているのか……と思うとショックが大きすぎる。(元LEE100人隊 kaoreoさん)
ほうれい線がくっきり。ファンデーションの線が!
どんなにスキンケアしても、ほうれい線だけは消えなくて。メイクをしても線が残り、ファンデーションと肌が反発して全然なじまない!
笑いジワとは言いがたいクッキリ感に衝撃。(LEE100人隊No.076 muaさん)
口角も頬も下がる一方……!
以前、接客業をしていたときは口角を上げることを意識していましたが、今はそれが皆無。
口角も頬も、どんどん下がる一方な気がして愕然としています。(LEE100人隊No.021 ぐらさん)
マスク生活で目がいくおでこのシワが気になる
マスクで口元をおおっている分、隠れていないおでこが目立つ気が。深いシワが気になるし、触ると肌のざらつきもあるような気がして。どうしたら改善できる?(元LEE100人隊 うっちーさん)
表情筋を使わないからか、顔がパンパンにむくむ!
日常的には家族としか会話をしておらず、表情筋をあまり使っていないせいか、鏡や画面に映る自分の顔がパンパンにむくんでいる……!
ふと目にすると悲しくなってきます。(LEE100人隊No.009 おもちさん)
フェイスラインにたるみ。顔の面積が広くなった!?
マスクを外して写真を撮るときに輪郭がぼんやりしているように感じます。
鏡で見てもゆるーっとしていて、最近は面長になったような、面積が広くなったような気がして鏡を見るのが怖い。(LEE100人隊TB MOGIさん)
詳しい内容は2021年LEE2月号(1/7発売)に掲載中です。
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/木下 優(ロッセット) モデル/内藤恵美(LEEキャラクター) イラストレーション/itabamoe 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
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