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Sayaの「星がたり」

みずがめ座の守護星とされる天王星のお話/Sayaの「読む星占い」

  • Saya

2019.02.07

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こんにちは アストロロジー・ライターのSayaです。立春も過ぎましたが、みなさまにはいかがお過ごしですか。

2月5日にみずがめ座で新月がありましたので、今日は、みずがめ座の守護星とされる天王星のお話をしたいと思います(12星座にはそれぞれ領地を支配する王さまや女王さまのように惑星が割り当てられているのです。それを守護星とか支配星とか言うわけですね)。

そのためには土星のお話からしないといけません。みずがめ座は、1つ前のやぎ座とともに、古代から、土星の守護下にあるとされていました。それが天王星の発見で、みずがめ座に天王星が割り当てられたのです。天王星の発見と同時代にフランス革命があったことから、天王星も、守護されるみずがめ座も、フランス革命の「自由・平等・友愛」の精神をもつとされているのですね(占星術の世界の一般論で、みずがめ座の守護星は、土星のままだと主張する占星術家もいらっしゃいます)。

土星は、形づくる性質をもちます。今は、土星が支配星座であるやぎ座にあるためか、壁を作る動きが盛んです。たとえば、トランプ大統領が公約に掲げ、建設を推し進めるメキシコとの国境の壁など代表的なものだと思います。一方、天王星はもっとグローバルな働きをする天体。自転の向きもほかの天体と違うのですが、土星が一所懸命、作った壁をブルドーザーのようにガツンと壊すのが天王星なのです。それは、王族や貴族の支配体制を打ち壊したフランス革命そのままで、いまだ「変革」を起こす天体だと言われているのですね。

土星が縦に積み上げる力なら、天王星は横にならし、それを広げる力です。今の時代なら、じっくりと時間をかけて作り、物流に乗せる紙媒体が土星的で、瞬時に世界中に届けるウェブ媒体が天王星的と言えるかもしれません。実店舗のある百貨店のような形態が土星的で、ネット通販が天王星的とも言えます。

間違えてはいけないのは、天王星が新しくて、土星が古いとか、天王星がよくて、土星が悪いわけではないこと。天王星意識が進みすぎると、土星意識が希薄になり、ただ右から左に動かすだけで、実のある物づくりができなくなるし、土星意識が重くなりすぎると、外から来た天王星的なものをすべて弾き飛ばすようなことになり兼ねません。土星と天王星は対立してはいけない、連動しなくてはいけないものなのです。

たとえば、雑誌の世界でもそうです。紙媒体がオンライン媒体も作るような流れは今後も進むかもしれません。でも、どんなにオンライン媒体が便利であっても、肝心のおもしろいコンテンツを作る土星の力がなければ、ページビューは伸びません。私も、10年以上、オンライン媒体でも仕事をしているのですが、その前に15年、紙媒体でじっくりコンテンツを作る力を磨いたからこそ、人気を得られるんだなと思っています。土星と天王星が手を結べば力になるのです。

さて、話がそれました。そんな天王星が実は、

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Saya Saya

アストロロジー・ライター

1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。

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