神戸の洗練された街並みに佇む、 お洒落カフェ・THE PLACE KOBEにお伺いしたLEE創刊35周年イベント第8弾。こちらの報告ページでは、VOL.7@広島編に引き続き、OURHOME Emiさんの「マイノート」ワークショップの模様をお届けします。今回は、具体的なマイノートのつくり方をご紹介。
マイノートは『心の預金通帳』?

整理収納アドバイザー Emiさん●ブログ『OURHOME』で人気を集め、著書はどれもベストセラーに! 兵庫県出身の双子のママで、関西を拠点に著書執筆のほか、講演やセミナーなど幅広く活躍中。著書に『わたしらしさを知る マイノートのつくりかた』(大和書房)、『わたしがラクする家事訪問』(ワニブックス)など。OURHOMEホームページはコチラ。
『今のEmiさんを作りあげた立役者』といっても過言ではないほど、ラッキーをもたらすマイノートづくり。
「マイノートは日常の暮らしのなかで気づいたこと、考えたこと、『いいな』と感じたことなどを書き記したものです。みなさんの中にはレシピノートやインテリアノートなど、ジャンルに分けてノートを作っている方もいらっしゃるかも知れませんが、マイノートではジャンルを問わず時系列で書き連ねて、自分の気づきを蓄積していきます。だから私は『心の預金通帳』とも呼んでいるんです(笑)」(以下、「」内はすべてEmiさん)
LEEを使って、マイノートを作成してみましょう!

(左上)複数ある写真の中でも特に好きなものをひとつセレクト。「その選択が『一番好きなもの』の発見につながります」とEmiさん。(右上)お気に入りのマスキングテープで彩りを。
(左下)気づきをきちんとメモ。ひとつの写真からたくさんの思いが溢れた素敵なマイノートに!(右下)Emiさんから丁寧なアドバイスを受けて。
用意するものはノートとコンパクト版『LEE』、そしてはさみやカッターなどの切るもの(なければ手で破いてもOK!)、マスキングテープや糊など貼るもの(なければ付箋などでもOK!)です。
「ノートは薄手のものがオススメです。一冊を早く使い切れるので達成感を味わいやすいですし、持ち歩きにも向いています。書きたいときに書けるようにしておくことが、続けるためのコツでもあります」
まず、日付を6桁で書き入れて。2018年の11月19日なら181119、2018年の12月1日なら181201というふうに。
「なるべく簡素化することも、継続につながりますよ。マイノートは『好きを集めた自分の雑誌』でもあります。『LEE』にはファッションやインテリア、料理や生活の知恵など、あらゆるジャンルの情報が載っていますよね。そのなかから、自分の好きなスタイルや髪型、気になる料理や言葉などを探してみてください。特にお気に入りが見つかったら、そのページや写真を切ってノートに貼るのもよし、書き写すのもよし」
押さえるべきポイントは3つ!
「マイノートはキレイに書くことが目的ではありません。日々の気づきをメモすることが大事なので、雑に書いてもOKです。むしろその方が後から見返したときに『これを書いたときは焦っていたんだな』などとそのときの状況を思い出せたりして楽しいですよ。
また、切ったり貼ったりするだけでなく、どうして心が動いたのかをひとことでもいいのでメモすることが大事です。同じものを見ても、そこからの気づきはそのときによって異なるものです。メモの内容は具体的であればあるほどいいですね。例えばファッションアイテムの切り抜きの側には、いつ、どのお店に見つけに行くか、書き入れましょう。実現につながりやすくなりますよ。
また今回は『LEE』でマイノートを作っていますが、日常で書き込むときは、夢のように大きなことを書く必要はありません。小さな気づきを積み重ねていくのがマイノートです。例えばある日の私のマイノートにはこんなことが書かれています。『ひとみちゃんが出してくれたコーヒーカップ。カップがあったかかった! 先にあたためて置いてくれたよう。スゴイ! 真似したい!』。こんなふうに書いておくと頭の片隅にこの経験が残るので、次に自分が誰かにコーヒーを出すときに、実践することができるんです」
「料理のネタしか出てこない!」
そんなマイノートこそ宝物

みなさんが作成したマイノートの一部を拝借。素敵だと感じたのは掲載アイテムなのか、その使い方なのか、はたまたモデルの表情なのか……。同じ写真を切り取っても、気づきは人それぞれ!
「例えば料理の切り抜きしか出てこないマイノートの持ち主もいらっしゃいます。それって素晴らしいことだと思うんです。私の場合は、ほぼ仕事に関することしか書き込まれていません(笑)。でもそれが私らしさなんですよね!」
「もやもや」や「イライラ」も書き込んで
「実は、ネガティブな気持ちを書き込むのもオススメなんです。あとから読み返したときに落ち込んでしまいそう……と思うかもしれません。でも、もやもやしたことやイラッとしたことなどを書き出すと、なぜそう思ったのかに気づけます。最後に『だったらこうしよう!』というポジティブなワードで締めくくると、心が前向きになりますし、物事がよい方向へと動きやすくもなりますよ」
子供からもらった手紙なども、
マイノートがあれば大事に残せます

Emiさんのお話にみなさん興味津々!
「ある日の私のマイノートには子供からもらった手紙が。その隣には『おかあさんあげるよ~と言ってくれた♡ 上手に折れてる。手先が器用なのかな』とメモしてあります。
子供からもらった手紙などは、大事にしたいけれど保管する場所に迷ったりしますよね。マイノートがあればきちんと保存できますし、子供にも大事にしていることが伝わるので喜んでもらえます。
夫はコンサートのチケットを貼ったりもしています。マイノートって、大事なものや思い出の保管場所でもあるんです」
今、あえてアナログで残すことにこだわりたい!
「デジタルで残した方が、保管にも困らないし簡単かな? と思ってやってみたことがあるんです。でも意外とアナログで書き残した方が頭に残りやすいし、あとから見返したときに字の様子などからそのときの状況や感情が思い出しやすいことに気づきました」
便利な時代だけれど、あえてアナログで書き残すことが大事なんですね。
参加者からは「マイノートを書くことで、毎日同じだと思っていた何気ない日常が、ワクワクに変わりそう」や「小さな幸せに気づけるようになりそう」などの声もいただきました。
Emiさんのワークショップはもちろん、イベントではそのほかにも盛り上がり要素がたくさん。その様子の一部がコチラ。

ワークショップ終了後に、憧れのEmiさんを囲んでパチリ。

過去の表紙を並べたパネルやフォトブースも大賑わい。

(左)今回のイベントにご登壇くださったみなさんで記念写真。左から順に、美容液の効果的な塗り方を教えてくださったヘアメイクアップアーティスト・長井かおりさん、我らが編集長・崎谷 治、「マイノート」の作り方を教えてくださったOURHOMEのEmiさん、年齢を重ねることに希望が持てるようなお話をしてくださてたDHCマーケティング担当の渡邊あかねさん、絶妙な相槌でイベントを盛り上げてくださったフリーアナウンサーの戸丸彰子さん。
(右)こちらはイベントを陰で支えてくださったOURHOMEのママスタッフのみなさん。ありがとうございました。
2018年1月より全国各地で開催されてきたあLEE35周年も残すところあと1回! これまでお越し下さったみなさん、ありがとうございました。そして最後の大阪会場にお越しくださるみなさん、お会いできるのを楽しみにしております!
10月28日(SUN)

左から
長井さん、編集長、Emiさん、渡邊さん、戸丸さん。

ソフトに、細部まで、なると置き!最後に耳にもちょこっとツヤ!
を、みんなで実践しました。

若い人の肌は等しくキレイだけど、大人の女性の肌にはその人が重ねた時間と個性が現れるのが魅力と長井かおりさん。

Emiさん、今日の会場に合わせたファッションも素敵です。

受付は、宣伝担当の弓削くんです!みなさんを、笑顔でお迎えします
10月26日(FRI)

写真は本誌で連載している「12カ月のおかたづけレッスン」の風景。これは11月号掲載「アクセサリーを使いやすく、収納しよう」です。
LEE100人隊も参加しました!
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