(以前は1Fのみしか撮影許可が出ていなかったようですが、2024年8月時点では、500円にて貸出されるレンタルスマホケースを着用した上で全館撮影OKとなりました。撮影禁止マークが付いているエリアも、レンタルスマホケースでの撮影はOKとのことです。)
Tower of the Sun
要予約!太陽の塔の内部観覧へ!
太陽の塔の内部に潜入して来ました!
夏休みの或る日。(投稿までタイムラグがありすみません…)長男(中2)・次男(小5)・私…の3人で、大阪の万博記念公園内にある太陽の塔の内部観覧に参加して来ました!太陽の塔は、戦後日本を代表する前衛芸術家・岡本太郎氏の代表作の一つで、1970年に開催された日本初の万国博覧会(大阪万博)のシンボルとして建てられ、単なるモニュメントではなく、内部はダイナミックな展示空間となっており、博覧会期間中は見学できたようです。閉幕後の内部空間は長年非公開とされていたところ、耐震工事などの内部再生事業を経て、48年…約半世紀ぶりに、2018年からは常設の展示施設として内部も観覧出来るようになったのだとか!!
LEE100人隊の隊員さん達も内部見学に行かれています!隊員さん達の過去記事はこちらです↓
TB こももさん(2019年4月投稿)↓
TB プクさん(2023年6月投稿)↓
TB かおりん(2024年1月投稿)↓
神奈川県川崎市にある岡本太郎美術館へ行った時の過去記事は以下の通りです↓
万博記念公園で開催されたロハスフェスタ®に訪れた時の過去記事は以下の通りです↓
まずは太陽の塔の正面から記念撮影!
太陽の塔の内部へは、塔の裏側に入口が!
Internal Tour of the tower of the Sun Museum
いよいよ内部見学へ!
太陽の塔への入館は前日までの事前予約制
入館予約は公式HPからの事前予約制。予約手続日の120日前から予約可能です。入館予定日の前日正午12:00までなら1回限り入館日変更手続ができるようです。この日はお盆休み中ということもあってか、当日券は全ての時間枠において完売でした。
私たちは13:30~の枠の入館時刻で予約していたので、13:00過ぎには受付に到着しておくようにしました。
せっかく内部見学ができるので、全館撮影ができるレンタルスマホケースを利用。吹き抜け構造になっているので、万が一スマホを誤って落としてしまって人に当たったら大変ですものね…。首からぶら下げておけば落下する恐れがありません◎ その代わり、全ての写真はこのレンタルスマホケースのビニール越しでの撮影となります。
↓こちらはフロアガイド。
Internal Tour 【Part.1】the “Underground Sun”
まずはプロローグ
<地底の太陽>ゾーン
まずは<地底の太陽>ゾーン。スタッフの方による注意事項説明などのアテンドが最初にあります。太陽の塔の現在・未来・過去を表す3つの顔がありましたが、この<地底の太陽>は人間の精神世界を表す「4つ目の顔」とされています。
<地底の太陽>は万博閉幕後に行方不明になった、岡本太郎氏が製作した巨大な仮面で、この展示のために復元されたものが真ん中に設置されています。当時この仮面と一緒にテーマ展示されていた世界の仮面や神像もあわせて展示されています。この地下展示空間では、命が誕生する前の世界や狩猟時代の人間ドラマの再現などを表現しているのだとか。
プロジェクションマッピングで刻一刻と表情が変わり、見ていて飽きません!
太陽の塔の内部は基本的に照明が暗いので…、こんな感じの写真しか撮れませんが。<地底の太陽>前で記念撮影!
Internal Tour 【Part.2】Tree of Life
再生した塔内空間を体験できるゾーン
<生命の樹>
<地底の太陽>ゾーンを抜けると、吹き抜け空間の中に、高さ41m・直径1mもの巨大造形<生命の樹>が聳え立っています!地下から太陽の塔の頂点へ伸びる1本の樹に、単細胞生物からクロマニョン人に至るまで、約40億年にわたる生物の進化の過程を辿ることができる、実に33種類・183体もの生き物が貼り付いています。
一番ふもとで見ることが出来るのは、原生類時代を生きた生物たち。1970年万博開催当時は、エスカレーターに乗ってこの展示を眺めたそうですが、塔自体の軽量化を図るため、今は階段で巡る構造に!
岡本太郎氏曰く「<生命の樹>は太陽の塔の“血流”であり、内壁のひだは“脳のひだ”なんだ」。内壁のひだ(襞)も、LED照明によって陰影がクッキリと、現代風の演出に!
【原生類時代】アメーバ、ウミユリ、べん毛虫、ポリプ、太陽虫、クラゲA・クラゲB。
【魚類時代】魚類A・B・C、ボスリオレピス、ドレパナスピス。
【三葉虫時代】サソリ、オーム貝、アンモナイト、巻き貝、キルトセラスデクリオ、オルトセラス、ペルキドウム、三葉虫。【両生類時代】メソザウルス、クリプトクレドウス、ドレパナスピス。【は虫類時代】プテラノドン、エダフォサウルス、トラコドン、プロントサウルス。
【哺乳類時代】クロマニヨン人、ネアンデルタール人、チンパンジー、オランウータン、テナガザル、ニホンザル、ゴリラ、マンモス、古代生物の骨格(ザウロボタ)。天井部分は「太陽の空間」。無限の天空を表現しているそうです。
地下から天空まで伸びる<生命の樹>と、地球の生命の進化プロセス。一つの幹に貼り付いた生き物たち、アメーバから人間まで、根源は一つなのだという岡本太郎氏のメッセージを受け取れたような気がします。
Internal Tour 【Part.3】Arms of the tower of the Sun
非常階段も!
太陽の塔の腕の中
こちらは、太陽の塔の「左腕」です!非常階段が設置されています。緻密な鉄骨製の骨組みがそのまま残された様子は「これが50年以上前の建造物なの!?」と驚嘆するほど近未来的で、照明効果もあって神秘的と言うか、幻想的と言うか…当時万博に訪れた人達はどんな気持ちでこの景色を眺めたんだろう…と思いを馳せます。
照明効果で刻一刻と印象が変わります。非常階段の上まで昇って行ってみたい…!
そしてこちらが「右腕」。1970年の万博開催当時は、この右腕の先までエスカレーターが通じており、訪れた人々はエスカレーターに乗って空中展示の「大屋根」に移動していたようです。
Internal Tour 【Part.4】Panel Display
“いのち”の塔/芸術としての展示/再生の軌跡
パネル展示
ここからはパネル展示です!まずは岡本太郎氏の有名な言葉「芸術は呪術である。」
EXPO’70のテーマプロデューサーに就任した岡本太郎氏の作品作りの過程を当時の写真と共に追うことができる展示パネルです。
「EXPO’70のテーマプロデューサーを引き受けたとき、私はその中核に人間であることの誇り、生きていることの歓びを爆発させたいと思った」と岡本太郎氏。万博開催当時の地下展示<いのち>、<ひと>、<いのり>と大屋根の空中展示<未来:進歩の世界>の様子を写した写真の数々が。
↓こちらは太陽の塔「再生の軌跡─生命(いのち)の空間がよみがえる─」のパネル展示。<生命の樹>が太陽の塔の血流だとすれば。2018年に太陽の塔の内部が再生・公開されることとなり、太陽の塔は約半世紀ぶりに「内臓を取り戻した」と言えます。生命の樹に貼り付いていた生き物たちは大きく損傷していたところを、石膏原型から作り直す様子や、内襞補強工事、上部構造鉄骨補強工事、<地底の太陽>復元の様子など…気の遠くなるような膨大な作業の数々を時系列に写真で追うことが出来ます。
これにて太陽の塔の内部観覧は終了です!続いては、ミュージアムショップでの買い物を…。
The Museum Shop
ミュージアムショップでお買い物
購入したのは
続いて、ミュージアムショップについて。確かミュージアムショップ内は撮影NGだったように記憶しております。入館の当日チケットは完売でしたが、ミュージアムショップはチケットなしでも入ることが出来たので、そうそう広くもないミュージアムショップは入場制限&入場待ちの行列が…。しかし、今回同行できなかった末っ娘へのお土産を買うべく、並んでGETしたのがネックストラップ。ミュージアムショップ限定アイテムです!他にもフィギュアやトランプ、Tシャツやトートバッグなどたくさんの岡本太郎グッズや太陽の塔グッズがありました。
当時の万博のテーマ「人類の進歩と調和」から真っ向に反して“根源に立ち返れ”と説いた岡本太郎氏と太陽の塔。そして内部には、いのちの交歓・迸る生命のエネルギーを表現した<生命の樹>。岡本太郎氏が日本人のルーツを見出した縄文時代と縄文土器…、何かとても重要なメッセージが含まれているような気がしてなりません。
太陽の塔の内部観覧の後は、同じ万博記念公園内にある、大阪万博の記念館「EXPO’70パビリオン」へ行って来ました!太陽の塔の「初代 黄金の顔」が展示されていました。
大阪万博の記念館「EXPO’70パビリオン」の様子は、また別記事にて紹介させてください。(更新が遅くて申し訳ありません…)
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TB - はな
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
41歳/夫・息子(13歳・10歳)・娘(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロなど。インテリア・ファッションなどLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。
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