\家族や友人から大絶賛のレシピ教えて!/
料理上手なあの人の「レジェンド鍋」
すべてが絶品と大好評だった、昨年LEE1・2月合併号の「レジェンド鍋」特集。この冬のおうち鍋は、さらなる高みに到達します!

教えてくれたのは
三浦哲哉さん
Miura Tetsuya
映画批評家
青山学院大学文学部教授。専門は映画批評・研究。食についての執筆も多く、著書に『自炊者になるための26週』(朝日出版社)など。2児の父として、日々の料理や家事にも奮闘。
骨から出るうま味×適切な塩分。何度でもリピートしたくなる!
鶏肉と鶏だんごの鍋

調理時間60分
「塩加減は、前もって目安を決めておくと楽です。うちは鍋全体の内容量2Lに対して塩小さじ1(6g)がちょうどいい。あとは好みで、取り分けてからポン酢や塩で調整します」(三浦哲哉さん)。骨付き肉を煮ている間に、ほかの材料を準備します。
材料・4人分
- 骨付き鶏ももぶつ切り肉……700g
- 鶏ひき肉(むね肉)……300g
- 白菜……1/4個
- 青ねぎ(※今回は九条ねぎを使用)……5~6本
- 焼き豆腐……1丁(300g)
- でんぷん麺(乾燥)(※今回はマロニーちゃんを使用)……1袋(100g)
- 昆布……5×10㎝を1枚
- 大根おろし……1/4本分
- 塩……適量
- A)
- 片栗粉……小さじ1/2
- 卵白……1個分
- ポン酢……適量
作り方
- 鍋に昆布、鶏ももぶつ切り肉、水1Lを入れてやや強めの中火にかける。煮立ったらアクを丁寧に取り除き、塩小さじ1(約6g)を加え、フタをして弱火で30分ほど煮る。
骨付き鶏もも肉は、精肉店でお願いしてぶつ切りにしてもらうか、自宅で骨切りバサミでカットする。ハサミは通販で1000円台で入手可能。
- 白菜、豆腐は食べやすい大きさに切り、ねぎは斜め薄切りにする。
- ボウルに鶏ひき肉を入れ、Aを加えてよく混ぜる。
- ①の鍋を中火にして白菜を加え、5分ほど煮る。③の肉ダネをスプーンを使ってだんご状にして、鍋に落としていく。豆腐、でんぷん麺も加え、さらに5分ほど煮る。ねぎをのせ、さっと煮て火を止める。
- 器に盛り、大根おろし、ポン酢、塩などをつけていただく。
シメ

鍋の残り汁に鶏だしを加えて1Lにし、炊いたごはん茶碗2膳分を加え、中火にかける。お米がやわらかくなったら溶き卵2個分を回しかけ、すぐに火を止める。追いスープ用に、鍋を作ると同時に鶏ガラなどで鶏だしを煮ておくと便利。
何度もリピートする、おもてなしにも大人気のレシピ!
料理がおいしい!とウワサの“三浦哲哉さん”のレジェンド鍋

鶏鍋は「4番でキャッチャー」みたいな頼もしい一品
夫婦共働き、晩ごはんは交替で作るそう。
「鍋料理は献立を考えなくて済むし、家族も好きだし、お酒にも合う。こんなに助かる料理はないですね」(三浦哲哉さん)。
その中でも鶏鍋は、頻度も高く最も頼れる存在。時短はあまり考えず、ワイン片手に取りかかり、肉がほろほろになるまでコトコト煮込む。ほどよく調理過程を楽しめるのも、鍋の魅力だそう。
Staff Credit
撮影/砂原 文 取材・原文/田中のり子
こちらは2025年LEE1・2月合併号(12/6発売)「家族や友人から大絶賛のレシピ教えて! 料理上手なあの人のレジェンド鍋」に掲載の記事です。

三浦哲哉 Tetsuya Miura
映画批評家
青山学院大学文学部教授。専門は映画批評・研究。食についての執筆も多く、著書に『自炊者になるための26週』(朝日出版社)など。2児の父として、日々の料理や家事にも奮闘。