野菜も肉もたっぷりとれて、おなかと心が満たされる
ごはん作りに迷ったら「ひと皿完結スープ」!
慌ただしい日々は、温かく栄養たっぷりのごはんでホッとしたい。そんなときこそ、野菜もたんぱく質もとれるスープの出番です。ごはんを添えれば、一食が即完成。手順はシンプル、食べて満足の珠玉のレシピ!
有賀 薫さんの“ごはんがけ”推奨! ひと皿完結スープ
スープをごはんや麺にかける“ねこまんま”は、実はスープ作家・有賀さんもおすすめの味わい方だそう。「温かい汁がしみたごはんのおいしさは格別。今回はメインおかずになる和洋スープを紹介します」(有賀 薫さん)
具だくさんスープにごはんや麺をプラス。栄養も満腹感も◎です
「忙しいときは、ボリュームスープを一品作れば解決です」と有賀さん。あとはごはんか麺、もしくはパンを用意するだけで、満腹&栄養バランスばっちりの食卓に。 「ごはんや麺に熱々のスープをかける“ねこまんま”は、おうちだからこそのリラックスごはん。鍋ひとつで作れて、器の数も少ないから洗い物もラク。ひと皿完結スープの魅力は、作る人も食べる人もうれしいことなんです」(有賀 薫さん)
主菜と副菜を兼ねたスープを、ごはんにかければ一食に
教えてくれたのは
有賀 薫さん
スープ作家
2011年から9年間、3000日以上にわたって朝のスープ作りをnote等で日々更新。著書に『なんにも考えたくない日は「スープかけごはん」で、いいんじゃない?』(ライツ社)など。
ひと皿でも満足度を上げるコツ
具材は大きめに切って、食べごたえを
具が大きいとごちそう感もアップ。特に根菜はゴロッと切ると、よりホックリ食感になります。
片栗粉や牛乳などで、とろみをつける
とろみがあると、食べごたえある仕上がりに。ごはんにかけたときに、冷めにくいのもいいところ。
油分を加えると満足度アップ。最後に足すだけでも◎
水を足す前に油で炒めたり、仕上げにバターを落としたり。コクをプラスすると満足感が上がります。
ごはんや麺にかけて…味しみ“ねこまんま”推奨!
ごはんと具材を一緒にすくえるように、ねこまんまのときは、あえて具材を小さく切るのもアリ。
ごはんにかければ子どもの食も進む!
鶏とれんこんの梅スープ
調理時間40分
「れんこんは、時間がないなら小さめに切って煮込み時間短縮。ほっくり感を優先するなら、もっと大きく切っても煮込んでも。梅干しがさわやかなスープは、焼きおにぎりにかけても」(有賀 薫さん)
材料・2~3人分
- 鶏もも肉……1枚
- れんこん……150~200g
- 梅干し……大2個(なるべく減塩ではないもの)
- 大葉(好みで)……適量
- 塩……少々
作り方
- 鶏もも肉は3㎝角に切る。れんこんは皮をむいて1㎝幅の輪切りにして水に1~2分さらし、水気をきる。
- 鍋に①と水900㎖を入れ、強火にかける。沸騰したらアクを取り、弱火で15分ほど煮込む。
- 梅干しを加えてさらに15分煮る。れんこんに火が通ったら味をみて、塩で調える。器に盛り、好みで食べる直前に大葉をちぎってのせる。
Staff Credit
撮影/須藤敬一 スタイリスト/つがねゆきこ 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE11月号(10/7発売)「ごはん作りに迷ったら「ひと皿完結スープ」!」に掲載の記事です。