FOOD

毎日食べたい“やさしい中華”

濃厚でおいしい!「レタスのオイスターソース炒め」レシピ/ウー・ウェンさん

  • ウー・ウェン

2024.06.20

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特別な調味料も道具もいりません!

毎日食べたい“やさしい中華”

「中華はお店が一番」な印象があります。理由は、大火力や鍋振りなどのプロの技が重要そうだから。でもそれは思い込み! 家庭には家庭のやり方で、現地の人が食べている「本当の中華料理」が作れるのです。

中国家庭料理の伝道師

ウー・ウェンさんの食べ続けたい「中華」

ウーウェンさん

「中国の家庭料理に、難しいことはありません。ただ、今までの思い込みを一度忘れて。これが、中国の家庭の本当の味です」(ウー・ウェンさん)

炒め方のコツを押さえれば大丈夫

定番の味はシンプル手順で!

「手順が簡単で少ないほど、料理は作りやすく。ただし、それぞれがおいしさのカギを握っているから、レシピに忠実に作るのが大切!」(ウー・ウェンさん)



ウー・ウェンさん

教えてくれたのは

ウー・ウェンさん

Wu Wen

料理研究家

北京生まれ。1990年に来日。料理上手な母から受け継いだ小麦粉料理が評判となり、料理研究家の道へ。1997年、東京にてクッキングサロンをスタート。中国家庭料理を中心にした体をいたわる知恵に裏付けされた料理と、温かなユーモアあふれる人柄で人気となる。

味つけはコレだけ![オイスターソース][塩]
蒸し炒めならではのレタスの濃厚なおいしさ

レタスのオイスターソース炒め

凝縮された味わい!「レタスのオイスターソース炒め」レシピ/ウー・ウェンさん

調理時間4分 ※火にかけている時間の目安です。

材料・2人分

  • レタス……1個
  • 酒……大さじ2
  • A)
    • オイスターソース……大さじ1
    • 粗塩……ひとつまみ
  • 〈水溶き片栗粉〉
    • 片栗粉……小さじ1
    • 水……大さじ1
  • 黒こしょう……少々
  • 炒め油(太白ごま油)……大さじ1
  • ごま油……小さじ1/2

作り方

  1. レタスは芯を残したまま5~6等分のくし形切りにする。
  2. 炒め鍋(深めのフライパンなど)に炒め油を入れて中火にかけ、少し温まったら①を並べ入れて酒を振り、フタをして弱火で2分ほど蒸し焼きにする。油が少し温まった段階でレタスを入れる。油が少し温まった段階でレタスを入れる。フタをして弱火でじわじわと温度を上げ、「サウナのように」レタスに汗をかかせることで、レタスのおいしさが凝縮
  3. フタを開けてAを回しかけ、全体を混ぜる。よく混ぜ合わせた水溶き片栗粉を加えて混ぜ、とろみがついたらこしょうを振り、ごま油を加えて香りをつける。

おいしく作るコツ

レタスのおいしさを引き出すなら、蒸し炒めがベスト。少量の酒は、うま味を足すだけでなく、レタスの水分を効率よく出し、味わいを凝縮する役割も兼ねています。出てきた水分は栄養いっぱい。とろみをつけて、余さず味わって。

Staff Credit

撮影/松村隆史 スタイリスト/河野亜紀 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE7月号(6/7発売)「毎日食べたい“やさしい中華”」に掲載の記事です。

ウー・ウェン

中国・北京生まれ。「ウー・ウェンクッキングサロン」主宰。中国に伝わる家庭の味を、日本の素材で手軽に作れるよう工夫して紹介。少ない素材とシンプルな手順で生まれる奥深い味にファン多数。

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