FOOD

有元葉子さんの「10年後の自分を豊かにするコツ」

何度も作ってきた原点レシピ「アジずし」レシピ/有元葉子さん

  • 有元葉子

2024.06.02

この記事をクリップする

普段のごはんにも、ごちそうにも!

有元さんが何度も作ってきた1皿

LEEで初披露したメニュー。今でも作り続けているという原点レシピは、繰り返し食べたくなる味です。

有元葉子さん

教えてくれたのは

有元葉子さん

YOKO ARIMOTO

料理家

3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判となり、料理家の道へ。素材を生かしたおいしい料理だけでなく、洗練されたライフスタイルも人気を集め続けている。東京・田園調布で料理教室「COOKING CLASS」を主宰。『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』(SBクリエイティブ)など著書多数。

有元さんがLEEで初めて紹介したレシピ

アジずし

LEEで初披露したメニュー「アジずし」レシピ/有元葉子さん

「今が旬のアジを主役に。サイコロ状の新しょうがを薬味とともにたっぷり加えました」(by YOKO ARIMOTO)。今回はすし酢に砂糖の代わりに、メープルシロップを使用。

材料・4~5人分

  • 温かいごはん……3合分
  • A)
    • 酢……80㎖
    • メープルシロップ(ゴールデンタイプ)……大さじ2~3
    • 塩……小さじ1
  • アジ……5~6尾
  • 新しょうが(大)……ひとかたまり
  • 青じそ……20枚
  • 青ねぎ……4~5本
  • 酢、塩……各適量

作り方

  1. すしめしを作る。炊きたてのごはんによく混ぜたAを回しかけ、しゃもじで切るように混ぜる。うちわなどであおいで水気を飛ばし、冷ます。
  2. アジは三枚におろして骨を抜く。バットの上にザルを置いてアジを並べ、両面に軽く塩を振り、冷蔵庫内に30分ほど置く。酢で塩を洗い落とし、バットにアジを並べ、新しい酢をひたひたに浸かるくらい加え、冷蔵庫に30分~1時間ほど置く。食べる直前に手で皮を引き、ひと口大の斜めそぎ切りにする。皮はむいて時間がたつと銀色の輝きがあせてしまうので、食べる直前にむくこと皮はむいて時間がたつと銀色の輝きがあせてしまうので、食べる直前にむくこと。頭のほうから尾に向かって引くとはがしやすい。
  3. あられしょうがを作る。新しょうがは3~4㎜の角切りにして水にさらし、熱湯で5~6秒ゆでてザルに上げる。瓶またはボウルに入れ、塩少々を加えたかぶるくらいの酢に漬け、冷蔵庫で冷やしておく(漬けるうちに薄いピンク色になる。あらかじめ作っておくとよい)。
  4. 青じそは縦半分に切った後細切りにして水にさらし、キッチンペーパーなどで水気をふく。青ねぎは白い部分は除き、小口切りにする。
  5. ①のすしめしが人肌に冷めたら③のしょうがひとつかみを加え、さっと混ぜる。器にすしめしを平らに盛り、②のアジをバランスよく並べ、④の薬味を振り、上にすしめしを重ねる。これを繰り返す(こうすることで、具材が全体に均等に行き渡る)。最後にアジ、青ねぎ、青じそを散らし、しょうがをたっぷりのせる。

1985年LEE3月号ちらしずし特集より。
\すし酢と盛りつけをアップデート/

1985年LEE3月号ちらしずし特集より

お父さまから譲り受けた器に庭の笹をあしらって。すし酢の配合はより軽やかに。



Staff Credit

撮影/竹内章雄 取材・原文/田中のり子
こちらは2024年LEE6月号(5/7発売)「有元葉子さんの「10年後の自分を豊かにするコツ」」に掲載の記事です。

有元葉子 YOKO ARIMOTO

3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判となり、料理家の道へ。素材を生かしたおいしい料理だけでなく、洗練されたライフスタイルも人気を集め続けている。東京・田園調布で料理教室「COOKING CLASS」を主宰。『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』(SBクリエイティブ)など著書多数。

閉じる

閉じる