「いちごのクラフティ」レシピ／「歩粉（ほこ）」磯谷仁美さんの、おうちで作れるやさしいお菓子

磯谷仁美

2023.03.01　更新日：2023.09.02

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シンプルで素朴ながら素材の風味をしっかり感じられるスイーツに定評がある、京都の大人気カフェ『歩粉（ほこ）』。“優（やさ）しい”味わいを、おうちでも再現できる“易（やさ）しい”レシピで、店主・磯谷仁美さんに提案していただきます！

#15「いちごのクラフティ」

クラフティの生地は、プリンに粉が入ってモッチリした食感という印象。プリン好きな私としては、大好きなお菓子のひとつです。今回は旬のいちごを型に敷きつめて焼き上げました。

失敗が少ないのもいいところ。気軽にクラフティ作りデビューしてみてくださいね。

材料（21×16.5×高さ3cmのバット1台分）

薄力粉 45g
きび砂糖 60g
塩ふたつまみ
卵 100g（約2個）
牛乳 120g（約120ml）
生クリーム 60g（約60ml）
キルシュ or ラム酒（お好みの洋酒）5g（小さじ１）
いちご 1パック
バター（食塩不使用）　適量

下準備

バットに薄くバターを塗っておく
オーブンを170℃に予熱する
いちごのヘタを切り落として、半分にカットする

作り方

ボウルに薄力粉をふるい入れ、きび糖と塩も加え泡立て器で軽く混ぜておく。
別のボウルに卵を入れ軽く混ぜておき、1に全部加えて粉気がなくなるまで混ぜる。
牛乳、生クリーム、お好みの洋酒を別のボウルに合わせて、2に2~3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。ザルで漉しておく。
バットにいちごを隙間なく並べて、3を流し入れる。
170℃のオーブンで30分焼く。途中で天板の前後を返す。生地の中央に竹串を刺し、何もついてこなければ焼き上がり。

クラフティは、焼き上がりがぷわ～っと膨れて、オーブンから出したてはその豊かな姿に胸が高鳴るのですが、熱が取れて落ち着いた姿もしっとりいい感じ。

私は、冷蔵庫で冷やしてから食べるのが好きですが、温かい状態で食べるのも手作りならではですので、お好みで。

さらに私はホイップクリームを添えて食べるのも好きです。いちごの酸味とミルキーなクリームが合うので、ぜいたくバージョン！と思いながらホイップクリームと一緒に楽しんだり。

お客さまがいらしたときは、クラフティに粉糖を茶こしでふりかけておめかししてもかわいいと思いますよ。

生のいちごでなくても、いちごジャムを生地にスプーンで数カ所に落として焼いても。

もちろん他のフルーツ、りんごやバナナ、さくらんぼなどでもアレンジ可能です。

今回も材料を混ぜるだけのとっても簡単クラフティ。あっという間にできあがるので、ぜひお試しくださいね！

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『「歩粉」磯谷仁美さんの、おうちで作れるやさしいお菓子』は、毎月１回更新。
次回は4月1日に更新予定。お楽しみに！

製作・撮影／磯谷仁美　バナー写真撮影／津久井珠美

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磯谷仁美 Hitomi Isotani

「歩粉（hoco）」店主

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おいしい焼き菓子やデザートと、ぬくもりのある空間が大人気のカフェ『歩粉』の店主。2015年2月まで東京・恵比寿で、スイーツ好きから圧倒的な支持を集めるも、建物の都合で閉店。その後、渡米。偶然が重なり「シェパニーズ」でインターンシップを経験するなど、アメリカンベイキングを学ぶことに。帰国後、2018年に京都・大徳寺そばに現店舗をオープン。著書に『歩粉のお菓子』（文化出版局）、『歩粉のポートランド＆バークレー案内』（誠文堂新光社）、『朝食おやつ』（文化出版局）など。

公式サイト

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