映画ライター折田千鶴子のカルチャーナビアネックス

カンヌ絶賛の鬼才女性監督が 『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』で描“く愛”/マイウェン監督インタビュー

『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』以来と誉れ高き、激烈な恋愛映画

LEE本誌の「カルチャーナビ」映画&DVDコーナーでは、毎号新作映画2本と新リリースのDVDを1本ご紹介しています。でも、これがなかなか大変! 毎月、どの作品を取り上げ、どれを泣く泣く諦めるか、編集者と悩んで悩んで決めています。

この『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』も、最後まで悩みぬいて泣く泣く諦めた作品でした。そこへ監督が来日するとのニュースが‼ 飛び上がってインタビューに行ってまいりました‼

だって、こんなに心にグサリと突き刺さるような愛の痛みを刻印されるのなんて、本当に久しぶり。そう、フランス恋愛映画の傑作『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』や『ポンヌフの恋人』などを観て、思わず衝撃で震えて以来かもしれません。

監督・脚本:マイウェン 
1976年4月17日パリ生まれ。本名はマイウェン・ル・ベスコ。
3歳から子役として活躍。93年にリュック・ベッソンと結婚。97年に破局する。女優業のかたわら、06年に初監督作を発表。11年に撮った監督第三作『パリ警視庁:未成年保護特別部隊』でセザール賞最優秀作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされる。本作はカンヌ映画祭に正式出品され、主演のエマニュエル・ベルコに女優賞をもたらす。セザール賞の作品賞、監督賞にも再びノミネートされた。

さて、そのマイウェン監督、プライベートでも日本を旅行されていて、今回で4度目の来日だそう。「初めて私の映画が日本で公開される、この貴重な機会を逃す手はないもの!」と、意欲的に質問に答えてくれました。

 

『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』
3月25日(土)
YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
© 2015 / Les Productions Du Trésor – STUDIOCANAL – France 2 Cinéma – Les Films de Batna – Arches Films – 120 Films – All Rights Reserved

愛にまつわる謎が詰まった、男女の10年の物語

ヒロインはスキーで大怪我をし、リハビリセンターでトレーニングを強いられるトニーという女性です。「膝の痛みは、心の痛みに通じる」と医者から指摘され、ハッとして涙がこみ上げるトニーの脳裏に、嵐のような10年が蘇ります。

素敵なジョルジュとの出会い、夢のように幸せだった恋、結婚、早くも関係がきしみ始める中での出産、やがて訪れる身を引き裂かれる別れーー。

あぁ、恋ってこんなに幸せで、恋愛って、こんなにも焦燥や嫉妬に身もだえする辛いものでもあったなぁ……と、つい遠い目に。

既に穏やかな結婚生活や、パートナーと落ち着いた生活を送っている方は、あの頃の“疼き”を思い出さずにはいられません。

 

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Writer Profile

折田千鶴子

映画ライター/映画評論家

Chizuko Orita

1968年、栃木県生まれ。LEE本誌で映画&DVD紹介頁やインタビューを担当。その他、新聞・週刊誌・雑誌などで映画コラムや批評、取材記事を執筆。夫と8歳の双子男子と愛犬の、4人1匹暮らし。

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