映画ライター折田千鶴子のカルチャーナビアネックス

俳優・桐谷健太の“懐の深さと大人の色気”を感じる4選/「彼らが本気で編むときは、」公開記念!

映画『彼らが本気で編むときは、』でまたも役幅をグッと広げる!

ぽかぽか春の空気を吸い込んだ時の、優しい幸福感が胸一杯に満ちてくるような映画『彼らが本気で編むときは、』がもうすぐ公開に!第67回ベルリン国際映画祭でLGBTがテーマの37作品のなかから、 テディ審査員特別賞を受賞し話題の本作。LEE本誌では、3月号で桐谷健太さんにご登場いただきました。

桐谷さんと言えば、今や目にしない日はないほどの超売れっ子。それなのに、とっても丁寧で腰が低い‼ 真っ直ぐ目を見て「取材してくれてありがとう」的な態度を醸してくれるんです。

『彼らが本気で編むときは、』
祝‼ 第67回ベルリン国際映画祭 テディ審査員特別賞受賞(パノラマ部門、ジェネレーション部門 正式出品作品)
監督・オリジナル脚本:荻上直子『かもめ食堂』『めがね』
2月25日より丸の内ピカデリーほかにて全国一斉ロードショー http://kareamu.com/

 

小さなエピソードを面白おかしく語ってくれるのは、さすが大阪の血と納得したくなるテンポと歯切れの良さ! でも真面目な話をする時は、考えながらゆっくり静かに言葉を紡いでいきます。

さて『彼らは本気で編むときは、』で桐谷さんは、自分らしく生きたいと性別適合手術を受けた女性・リンコ(生田斗真)を愛する、マキオを演じています。2人が暮らす部屋に、母親に育児放棄されたマキオの姪っ子トモ(柿原りんか)が転がり込んで来るのです。

リンコがトモのために作ったお弁当。実の母親にこんな可愛いお弁当を作ってもらったことのないトモは、もったいなくてなかなか食べられない。それが何とも切ない! 主演3人の他、ミムラ、門脇麦、小池栄子、りりィ、田中美佐子らが出演。

マキオとリンコはトモを優しく迎え、日常のあれやこれやを通して互いを思いやる、温かな家族のような関係を築いていきます。人と人の繋がり、自分らしさ、多様性を認める寛容性、そして家族って何だろうなど色んなことを感じさせられます。

上品で母性に満ちたリンコを演じた生田斗真さんも素晴らしい。気の利いたことは言えないけれど、リンコさんが悲しい思いをしないよう、隣で常に心を配っているマキオを演じた桐谷さんの、静かな演技が感動を深めてくれます。

実はこのマキオ、荻上直子監督がご自分の旦那様のイメージを元に書かれた人物像でもあるんですって。「どこでこんなセンスの悪いパンツ買ってくるのかしら」とリンコとトモに笑われる、ちょいダサな面も可愛いんです!

果たして彼らは何を本気で編んでいるのか……。ちょっとビックリ、でもウフフフと笑いながら3人のこれからの人生を祝福したくなるハズです。ぜひ、劇場で確かめてください。

 

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Writer Profile

折田千鶴子

映画ライター/映画評論家

Chizuko Orita

栃木県出身。LEE本誌で映画&DVD紹介ページやインタビューを担当。その他、各種雑誌やWEBメディア、映画パンフレットなどで映画コラムや批評、取材記事を執筆。夫と10歳の双子男子の4人暮らし。愛犬を亡くし、家族でペットロス中。

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