FOOD

野菜をしっかり食べるスープ

少ない種類の野菜で手早くできる!ごちそう主役スープをワタナベマキさんがご紹介!

2018.02.12

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野菜をもっと家族に食べさせたい! でも生野菜だとそんなに進まないみたい……。そんなとき頼りになるのはスープです。だしいらずでパパッと作れるこのレシピがあれば、野菜不足にもう悩まない! 今回は、その野菜に肉 or 魚をプラスした、一皿で満足感が得られるスープの作り方のコツをご紹介します。

野菜1〜2種類で

少ない種類の野菜で作るスープは、手早くできるのがメリット。それぞれの野菜の味がきわだって、満足感も十分にあります。

 

シャクッとした長いもの食感が新鮮
鶏肉と長いものジンジャースープ

鶏もも肉から出たおいしいだしと、しょうがの風味がたっぷり!「長いもは周りに火が入って中は生なので、食感の違いを楽しんで」

LEE-2018年-ワタナベマキ-鶏肉と長いものジンジャースープ

材料(2〜3人分)

鶏もも肉……250g
長いも……300g
しょうが(皮付き薄切り)……1かけ分
レモンの皮……少々
七味唐辛子(好みで)……少々
酒……50mL
ごま油……小さじ2

・塩……小さじ1
・レモン汁……大さじ2


作り方

(1)鶏もも肉は皮を取り除き、食べやすい大きさに切る。
(2)長いもは皮をたわしでこすり洗いし、皮ごと4cm厚さの輪切りにする。
(3)鍋を中火で熱してごま油を入れ、しょうがを炒め、香りが立ったら(1)を加えて表面に焼き色をつける。(2)、水450mL、酒を加え、煮立ったらアクを取って弱火にし、フタをして約12分煮る。
(4)Aを加えて味を調え、器に盛る。レモンの皮をすりおろし、好みで七味唐辛子を振る。

レモンを絞って

レモンを絞って爽やかな風味をプラス

野菜の種類が少ないと、肉の脂っぽさや臭みが気になることがあるので、レモンの風味でカバー。すっきりとした爽やかな味わいに

トマトを崩しながら食べて
丸ごとトマトと豚肉のナンプラースープ

トマトの酸味、玉ねぎの甘味、肉のうま味にナンプラーの風味がよく合います。「豚肉は薄いのでうま味が出すぎないよう、最後のほうに加えるのがコツ」

LEE-2018年-3月-ワタナベマキ-丸ごとトマトと豚肉のナンプラースープ

材料(2〜3人分)

豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用)……120g
トマト(中玉)……2個
玉ねぎ……1個
にんにく(千切り)……1かけ分
パセリ(みじん切り)……適量
酒……50㎖
ナンプラー……大さじ1
粗びき黒こしょう……少々
オリーブオイル……小さじ2


作り方

(1)トマトはヘタを取り、反対側に十字に切り目を入れる。玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。
(2)鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったら玉ねぎを加えてくたっとするまで炒める。
(3)水400mL、酒を加え、煮立ったらトマトを加えて3分ほど煮る。豚肉を1枚ずつ加えて火を通し、アクを取ってナンプラーを加える。
(4)器に盛り、パセリを散らし、粗びき黒こしょうを振る。

玉ねぎをよく炒めて

玉ねぎをよく炒めて甘味を出すのがポイント

玉ねぎはくたっとするまで炒めると、甘味が出てスープの味のベースになる。ここでしっかり炒めておくと、煮る時間は短くて済む

くたくたに煮た野菜がおいしい
ブロッコリーとじゃがいも、ソーセージのスープ

「塩だけのシンプルな味つけなので、素材の風味がよくわかります。ソーセージを食べなから、野菜も食べる感じ。まさに食べるスープですね」

LEE-2018年-3月-ワタナベマキ-ブロッコリーとじゃがいも、 ソーセージのスープ

材料(2〜3人分)

ソーセージ……3〜4本
ブロッコリー……1個
じゃがいも……2個
にんにく(つぶす)……1かけ分
白ワイン……100mL
塩……小さじ1
粗びき黒こしょう……少々
オリーブオイル……小さじ2


作り方

(1)ブロッコリーとじゃがいもは1.5cm角に切る。
(2)鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったら①を入れ、じゃがいもが少し透き通るまで炒める。
(3)水400mL、白ワインを加えて煮立ったらアクを取り、弱火にしてフタをし、約12分煮る。ソーセージを加えてさらに7分煮て、塩、粗びき黒こしょうを加える。

1.5cm角に切りそろえて

早く火が通るよう1.5cm角に切りそろえて

野菜は2種類だけなので、量はたっぷりと。このサイズだと早くやわらかくなり、ほどよく形も残って、味もからみやすい

+麺やもちでワンボウルランチに

プラス、麺やもちでワンボウルランチに
スープに麺やもちをプラスするだけで、簡単な一品完結メニューに。写真は鶏肉と長いものジンジャースープに、ゆでたそうめんをプラス。レモンの風味でフォーのような感じに。洋のスープにそうめんもおすすめ。もちの場合はさっと焼いて器に入れ、スープをかけて


『少ない種類の野菜で手早くできる!ごちそう主役スープをワタナベマキさんがご紹介!』はいかがだったでしょうか?
次回は、「市販のスープの素には頼らない! 野菜をたくさん使ったうま味たっぷりスープをご紹介!」をお届けします。

詳しい内容は2018年2/7発売LEE3月号に掲載中です。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!

撮影/木村 拓(東京料理写真) スタイリスト/朴 玲愛 取材・文/海出正子

この記事へのコメント( 1 )

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