女は二種類にわけられる。
爪を美しく整えている女と、切るだけで整えない女に
「爪」って、みなさん、どうしていますか?
私? なんにもしていません。なんにもといったらなんにも。潔く「伸びているのに気づいたら切る」だけなんです、って、アラフォーなのに小学生みたいです。
だって、子どもが小さいのに長い爪って危なそうじゃないですか。お米を研ぐとき“ネイル”がはげちゃいそうで、気になるし。だいたい、素手で家事をする癖がついているから、ゴム手袋をはめるのも面倒くさい。などなど。
理由も言い訳もいろいろありはするのですが……最近、爪をいつもキレイにして働いている女性、子育てしている女性がとてもが多い気がして、気になってしかたがないんです。
そういう爪の美しい人の前では、ちょっと手を隠してしまいたくなる自分。
いったいどうやって、あのキレイな爪を維持しているんだろう?
長らく、だいたい最初の子どもを産んでからこの方15年間も忘れていたこの気持ち。爪をキレイにしたいという思いと憧れ。でも言い訳半分ではありますが、いったいどうしたら普段の家事育児とキレイな爪とを両立できるのか、わからないという不安も大きいのでした。
そんなとき、わが家の末っ子(年長女児)が、いみじくも問うわけです。
「ねえなんでおかあさんのつめって、かわいくないのぉ?」
「!!!(ショック!)」
腹を決め、ひそかに“ネイル”デビューを目しリサーチを開始しました。
まずは子育てキャリア20年のベテランであり、かつ、“ネイルを綺麗に維持することで自分のモチベーションを維持する(本人談)”コラムニストの河崎環さん。この際なので、根掘り葉掘り伺ってみようと思います。
「子育てしながら爪を構う」のって、可能なんですか?
藤原 ざっくばらんに伺いますが、そもそも「子育てしながら爪を構う」って、可能なんでしょうか?
河崎 こちらも単刀直入に申し上げますが、“ネイル”の「持ち」を短命にするのは、やっぱり家事、なかでも水仕事なんですよ。すると、やはり子どもの何かを拭いたり洗ったりにひたすら追われる乳幼児期には、ママが継続的に“ネイル”をするのはちょっと難しいかも知れません。
藤原 やはりハードル高いんですね。
河崎 たとえば家事をする必要がない若いお仕事女子だったら4週間もつ“ネイル”が、子育て中のママだと2週間でボロボロになることもあるくらいですから。
藤原 “ネイル”している場合じゃないってことでしょうか。
河崎 どうしても持ちは悪くなってしまいますねぇ……。だから特別なオケージョンのために“ネイル”を楽しむのは大いにアリだと思いますよ。

河崎さんの、「特別なオケージョン」の“ジェルネイル”。クリスマス仕様、パールがあしらわれています。
藤原 なるほど、特別な場合は別としてですよね。特別と言えば、河崎さんの場合、“ネイル”は自分でされてしまうものなのですか? それともサロンで施術してもらうものですか?
河崎 サロンです。私の場合は、8年ほど前(2008年ごろ)、下の子が3歳の頃でしたが、仕事で名刺を人に渡すとき手先に生活感が現れると自分が哀しくなるのを理由に、“ジェルネイル”を始めました。
藤原 お気持ちとてもよくわかります。
河崎 ”ジェル”はポリッシュ(普通のマニキュア)よりも断然長持ちするんですよ。ただその頃は日本に入ってきたばかりで、両手足で3万円くらいしました。
藤原 3万円! 高いですね。
河崎 その後、海外に住んでいた間は休止して、帰国後に再開してからは、もう少し気楽に通える値段になったかな。ジェルの種類も増えたし、格段に品質も上がったし、普及もしましたし。
藤原 お子さんが小さい頃は、そのサロンには、お子さん連れで行かれていたんですか?
河崎 “ネイル”の保たせ方や、本人がどれくらい剥がれを気にするかにもよると思うんですけど、だいたい2〜4週間に一度サロンに行くのが目安なんですよね。子どもが小さいうちは近所の子連れOKのサロンに通っていましたけど、今は子どももすっかり大きいので、一人で気楽に遠くのサロンまで行きます。
ゴム手なら守ってくれます!
藤原 さきほど家事のことをちらっと仰ってましたけど、河崎さんご自身は例えば洗い物などはどうされてるんですか?
河崎 私はもともと50度くらいのお湯で食器を洗う習慣なのもあって、洗い物はなるべくゴム手袋をするようにしています。ゴム手袋をしなかったときは手先の油分をお湯と洗剤で取られてしまうので、すかさず手爪用のクリームでケアします。
藤原 ゴム手袋。
河崎 “ジェルネイル”はかなり硬くて丈夫なんですけど、強い洗剤と物理的攻撃が大敵なんです。
藤原 とすると、雑巾がけなどはどうなさっていますか?
河崎 爪を洗剤と水でふやかした上に物理的な力を加える雑巾がけは、てきめんにはげます。だから雑巾がけも庭掃除もトイレ掃除も、ぜんぶゴム手袋着用です。薄手ゴム手袋を箱買いして常備してます。
藤原 なるほど「ゴム手ヘビーユーザー」なんですね。
河崎 あとシール剥がしをしたりするのも鬼門ですが、ゴム手なら守ってくれます。
藤原 守ってくれる!
河崎 ゴム手最強。
藤原 覚えておきます。
“ネイル”は「実用的なケア」
河崎 ただ、家事全般をする主婦にとって、実は、“ネイル”は華美な装飾ではなく、自分の手先を守ってくれる実用的なケアなんですよ。
藤原 実用的といいますと。
河崎 私は乾燥肌で、一年中指先のあかぎれや二枚爪に悩まされていたんですが、“ジェルネイル”で指先をがっちりコーティングすることで、すごく安心して家事ができるようになったんです。
藤原 「コーティング」!
河崎 それから、ネイルサロンに行くとですね、ウォーターケアといって、爪の形を整えるだけでなく指先の角質取りや甘皮処理をしてくれるのですが、これが手を酷使する主婦には天恵なのですよ。

河崎さんの、「平面でもここまで派手に」を追求した、迷彩ネイル。
4週間に一度、手の皮まわりを綺麗にするだけでも、あかぎれやささくれの発生がおさえられます。見栄えも全然違うんです。私は自分が歳を取ってジェルをしなくなっても、ケアだけでも通っていたいと思うくらいです。おすすめ。
藤原 ケアっていう発想すらなかったです。
河崎 あと家事や仕事、キーボードを打つことなどの機能面からいって、爪はしっかり短めに揃えてもらうようにしています。
藤原 え、短くしちゃうんですか?! 私、爪を綺麗に整えるっていうのは、爪を伸ばすことだとずっと思い込んでました。
河崎 エレガント系の方は伸ばすことが多いですが、私のは実用性重視ですから(笑)。私はさらにより衝撃に強い「スクエア型」をチョイスしてます。PCで原稿を書いていてミスタッチが増えると、「おお、伸びてきた。そろそろネイル行かなきゃ」と思います。
藤原 そんなことでケアのタイミングが図れるんですね。
河崎 他に主婦の実戦的ネイルの掟があるとすれば、いわゆる「イベントネイル」みたいに「盛らない」ことでしょうか。
藤原 指先を邪魔に感じないように、ですね。
河崎 「邪魔じゃないネイル」、を心がけるのが大事です。3Dアートやストーンやスタッズやらを立体的にあれこれくっつけると、料理するとき包丁に当たりますから。立体ではなく、平面が基本です。「盛る」なら、それこそ特別なオケージョンで!
……と、こちらが「根掘り葉掘り」するまでもない情報量に圧倒されつつ、「キレイな爪イコール長く伸ばす」だと長らく思いこんでいたのに、そうではない、ということに衝撃を受けました。
そうこう驚いている矢先、まさに、いま乳幼児育児真っ盛りにあるママの爪を見せていただく機会に恵まれました。で、ここでも根掘り葉掘り……
次回後編では『暮らしのヒント』執筆陣仲間である上紙夏花さんにママのリアルを教えていただきつつ、“ジェルネイル”の注意点についてネイル業界のプロにお話を伺います。
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