LIFE

眠りの質を高めるベッドまわりのアイデア

赤ちゃんと心地よく眠るための空間作り/本多さおりさん

2017.07.22

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雑誌やウェブを中心に、自身の経験に基づく収納、片付けを提案する、整理収納コンサルタント、本多さおりさん。昨年、出産。現在、赤ちゃんとの心地よい暮らしを模索中の本多さんが追究するのは、"眠る"ことに徹した清潔空間。

布団やパジャマへのこだわり、睡眠アイデアについてうかがいました。

File 整理収納コンサルタント 本多さおりさん
白い世界の心地よさにくるまれて

1年前に引っ越し。家が広くなり、ベッドにすることもできたのですが、変わらず布団を選択。

「布団は、片付けられるのがいいですよね。ベッドを置くと、そこは“寝室”にしかなりませんが、布団なら、片付けてしまえば子供たちの遊び場にもなります」

惚れ込むほどの布団に出会えたのも、布団派にとどまった理由。

「以前、旅館で『昭和西川』の“ムアツふとん”を使ったら、翌朝感動するほど疲れが取れていたんです。点で支える構造なので、マットレスほどの厚さがなくても、床の硬さを感じず快適。近所に頼れる布団屋さんがいて、あれこれ相談しながら買いました」

寝室に“情報”はいらないから、色は白で統一。できるだけモノも置かないようにしています。

「コンサルティングに訪れたお宅で多かったのは、寝室が不要なものの置き場所になっているケース。そうなると、目から余計な情報が入って安眠を妨げますし、物を置くとホコリもたまります。寝室は、寝具以外は何も置かないのが、質のいい眠りにも、衛生的にも、ベストではないでしょうか」

 寝具は清潔第一。毎朝コロコロでさっぱりきれいに

白の寝具は、髪の毛やホコリが少しでもあると目立つので、むしろ清潔を保つのにうってつけ。コロコロを日課にしてしまえば、汚れもたまることなく、作業自体も短くて済む。この後、1枚ずつ壁に立てかけて風を通すと、寝具はいつでもカラッと清潔な状態。

 

 大人2人+赤ちゃんが寝返りを打っても広々で、途中で目覚める心配なし!

シングル3枚を敷くと、部屋の幅にほぼぴったり。

「息子は寝相が悪く、すぐ転がり出てしまうので、赤ちゃん用ではなく、はじめから大人用にしました」

「パシーマ」のキルトケットは、吸湿性・保温性がよいので、夏はこれ1 枚で、冬はこの上に掛け布団を重ねる。布団屋さんに「シーツの上にも肌掛けをのせて、上下から包まれるのがおすすめ」と聞いてさっそく実践。軽くて乾きが早く、気軽に家で丸洗いできるのもいいところ。

 子供を眠りへといざなう、手放せないお助けライト

フクロウ形の置物は誕生祝いに贈られたもの。天井に星が映し出される。子供が寝たら、危険のないようにコードを抜いて片付け。「無印良品」のLEDコードレスライトは、以前は授乳時に、今は読み聞かせに活躍。

 

 肌当たりを重視したパジャマは2セット。選ぶのはもちろん白

パジャマも白の2着を交互に。右の上下は「プリスティン」のオーガニックコットン。レギンスのウエストが腹巻き状になっていて、ゆるやかに体を包む。左は「無印良品」のインナーに「マーガレット ハウエル」のパンツを合わせたもの。寒くなってきたら、この下にインナーやスパッツを重ねて、暖かさをプラス。

 たたんで、さっと端に寄せれば、フリースペースに

子連れの友人が遊びに来たときには、風に当てていた布団をさっとたたんで重ね、隅に寄せると、寝室は広々とした遊びスペースに変身!三つ折りタイプで楽にたため、また、通常の布団より軽いため、片付けも早くて簡単。シーツをかぶせたまま、折りたたみできるのも、手間がかからなくて助かるポイントです。

 

 吸湿パッドでいつもさらり。布団に入るのが楽しみに

"ムアツふとん"は湿気の放出性が高く、外干しの必要がない。とはいえ通気はしたいので、毎朝立てかけて風に当てている。寝具がさらっとしていることも快眠の条件だから、吸湿パッドを床と布団の間に。


次回は眠りの質をあげる最新ヒントをお届けします。

撮影/大森忠明 取材・原文/福山雅美
詳しくは2017年7/7発売LEE8月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら

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