LIFE

家作りの教科書!北欧の洗練スタイル空間

アンティークとともに暮らすということ@スウェーデン

  • LEE編集部

2016.10.09

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"使える"アンティークを厳選。メンテナンスを楽しみつつ、普段の生活に取り込んで

「このうちにあるものの大半は、アンティークと、夫が作ったものなんです」と笑うV.Hさん。二人が住んでいるのは、木彫りの馬“ダーラナホース”で知られるスウェーデン中部にあるダーラナ地方、レクサンド。緑と広い空をバックに、伝統的な赤い壁の家がよく映えます。

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北欧でよく見る印象的な赤い外壁の家はダーラナ地方の伝統的な木造建築で、それがスウェーデン全土に広がっています。

「もともと、この家は17世紀に建てられたもので、リノベーションしました。ドアや窓枠も作ったし、壁のペイントもしたんですよ」

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腰壁まで赤く塗られたかわいいダイニング。窓辺やテーブル上には庭で摘んだ野草や花を飾って。シャンデリア、ランプスタンド、キャンドルスタンドともアンティーク。テーブルクロスは1900年代前半のものだそう。

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角にあるのは、スウェーデンの一軒家ではよく見かける陶器の暖炉。ロッキングチェアは、古いものにヤスリをかけて、きれいに塗り直しました。

こうした家具や照明は、週末開催されるオークションで買い集めたもの。
二人にとってアンティーク品は飾るものではなく、使うもの。サーバーやコーヒーミルといった毎日使うキッチンツールに至るまで、年代物ばかり。

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「ただ飾るだけのものは、買わないので」
木製のサーバーやスプーンの中には、ステンレスのものが出回る以前の、とても古いものもあります。

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夫婦とも料理好きなのでキッチンは本格的。右側の黒い薪オーブンは、グラタンなどを焼いたりするときに。吊るされている白樺のかごやキッチンクロスも素敵です。
棚に並んだ缶は’30~’40年代のもので、食品が入っていたもの。今は乾燥きのこやお茶を入れて利用しています。

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別棟にある工房で、小物から家具まで製作している夫のO.Hさん。工具のしまい方一つにも、使いやすさと見た目の両立を意識しています。ひと目でわかるようになっていて、取り出しもしやすい。

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オーダーを受けてサラダボウルを制作。木工ロクロで大まかな形を作り、ノミで削って仕上げるそうです。

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ステンドガラスの入ったリビングのドアも、O.Hさん作!

「削ったり、磨いたり、塗り直したり、家具や道具のメンテナンスも楽しみつつ、この自然に恵まれた田舎生活を満喫しています」

ディスプレイのテクニックだけでなく、こういった姿勢も私たちが北欧から学ぶべきことかもしれません。


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