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上紙夏花

小2ママが教える、小学校入学後に親が気をつけたい5つのこと

  • 上紙夏花

2017.04.07

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今年小学校へご入学のみなさま、おめでとうございます!これまでいた幼稚園や保育園とは違い、通学から身の回りのこと、持ち物の管理など、大人の目が十分に届かなくても子ども本人の責任でやらなければならなくなりますね。先生と言葉を交わすことも、これまでと比べるとぐっと減り、親も不安ですよね。

 

「本当にひとりで学校へ行けるのかしら?」「忘れ物や失くし物、大丈夫かな?」「お友達と仲良くできるかな?」など、心配したらキリがないくらい…。でも、できるだけ、子どもが不安を解消できるように、また、きちんと自立できるように親がサポートできるといいですよね。

 

 

 

私の長男は今年2年生になりました。都内の公立の小学校に通っています。去年の入学時は戸惑うことばかりでまさにパニック!まだまだ、忘れ物も多くてお世辞にも自立できているとは言えませんが…。学校生活には慣れてきたかと思います。まだ記憶が新しいうちに、昨年の入学時に困ったこと、先輩ママに聞いてよかったことをご紹介しておこうと思います。少しでもみなさんの参考になればうれしいです。

 

 

とにかく大量に持ち帰るプリントは間違い探しのよう!?

 

 

 

 

うちの子の小学校に限ってのことではないと思いますが、入学当初は特に大量のプリントを毎日のように持ち帰ってきます。私はこの大量のプリントの処理に戸惑いました。地域のお知らせのようなプリントの中から、締め切り厳守の超重要資料が発掘されて冷や汗が出る経験も。うっかり捨ててしまい、ゴミ袋を捜索したこともありました。

特にPTA関係の提出物は「締め切りに遅れると自動的に役員の候補になります」などとサラリと書いてあるものもあったりして、後々の生活やスケジュールに響いてくるので気をつけたいですね。幼稚園や保育園では、降園するときに「明日は○○を持ってきてくださいね」と先生から親が直接聞けますが、学校だと「持ち物は○○通信に書いてあります」と書かれているだけで、子どもが覚えていなかったり、その○○通信がなければもうアウト! うちの場合は同じ保育園だったお友達が同じクラスにいたので、ママ友に聞くことができてセーフでしたが、クラスが別だとお便りが違ったりするので、もしものために同じクラスのママ友をいち早く見つけるといいでしょう。
先輩ママから聞いた『大量のプリントを処理するコツ』はこちら!

★1 プリントはその日のうちに処理しよう!!

 

 

学校、学童、習い事で保管用のプリントは蛇腹のケースに入れています。下の子の保育園のプリントも同じケースに保管。

 

 

朝は何かとバタバタするので、夜のうちに落ち着いてプリントを分類しましょう。見終わって要らないと思うものは捨て、提出すべきものはすぐに準備して、締め切りより前に持たせること(子どもの提出忘れを計算に入れて締め切りギリギリに持たせない)。そしてしばらく保管が必要なものは、わかりやすいところに置いておきましょう。

 

 

宿題と明日の用意が終わらない!

うちの子は宿題と明日の用意にとにかく時間がかかりました。できるだけ自分でやらせようと思うと、ついガミガミ言ってしまって険悪なムードに。宿題は公立の学校だと、『学年×10分』つまり一年生だと10分で終わらせることができる量が出されているそうです。なのに、初めは私のガミガミタイムも含めると1時間くらいかかっていました。
先輩ママから聞いた、宿題&明日の用意を早く終わらせるコツはこちら!

★2 自分も一年生になった気持ちで一緒に取り組もう!!

小学生になったんだから、なんでもひとりでやれなくては!と私が意気込んで、本人に任せているといっこうに宿題をやる様子がなくて…どこまで手を出すべきなのか迷っていました。一緒にやろうとすると「なんでこんな簡単なことができないの?」「わかるでしょう?」とつい上から目線に。先輩ママから言われたのは「あんまりガミガミ言わないで、自分も一年生になればいいんだよ」と。宿題をするということ自体を楽しみながら習慣づけることが第一ですね。
宿題の量によって、子ども自身がどのくらいの時間で終わらせることができるのか、感覚がつかめてきたら、親は見守るだけでひとりでやらせるといいとの意見も。ストップウォッチを使うとゲーム感覚で楽しくできました。
明日の用意については、子どもが準備するのを手は出さずに、一緒に確認するようにすれば、学校での準備もスムーズになると先生から聞きました。「あ!忘れてる」と子どもが知らない間に親がランドセルに忘れ物を入れるのもNGだそうです。よく考えれば当たり前のことなのですが、入学当初って、親も必死になってわからなくなるんですよね。

心配ごとや困ったことを連絡帳に書いてもいいの?

これまで、幼稚園や保育園での連絡帳は親と先生のコミュニケーションツールでした。その連絡帳を見ると日中の様子がわかったり、先生がどのように子どもに接してくれているかがわかり、親は安心します。でも、小学校に入ると連絡帳はあくまでも子どものためのもので、基本的には子ども自身が必要なことを書き込むものです。『連絡事項を簡潔に伝える』という要素が主になります。
それでも、学校での様子が気になったり、お友達とトラブルがあったときなど、先生にいろいろ伝えておきたいことも出てきますよね。それを連絡帳に書いてしまうと、子ども自身やお友達が読んでしまう可能性もあり、新たにトラブルを生みかねません。そこで、どうすればいいのか先輩ママに教えてもらいました。
先輩ママに聞いた、先生への連絡のコツはこちら!
★3 連絡事項は簡潔に。長文になるなら手紙で渡そう!!

先生はひとりでたくさんの人数の連絡帳をその日のうちに見て、本人に返さなくてはいけません。長文だと対応しきれなかったり、それに対するお返事も長文にしなくてはとプレッシャーを与えてしまいます。班ごとに集めて回収することがあったりもするので、手紙なら中身を先生以外の人に見られることはありません。うちの場合は、後日先生から手紙をもらったり、その日のうちに電話をもらったりしました。連絡事項はしっかりと伝えつつ、できるだけ先生の負担にならないようにしたいですね。


ひとりで安全に学校に通えるのか心配

集団登校がある地域も、下校時はひとりだったりしますよね。決められた通学路があると思いますが、一緒に歩いてみましたか?お休みの日などに、ゆっくりと落ち着いて一緒に歩いてみましょう。そのときに、まずは交通面での危険がないかどうかの確認をしますね。車がスピードを出しやすい場所がないかどうか、車か視覚になる場所などをチェック。その次に、防犯面です。人目につきにくい場所、夕方になると暗い場所に注目して、その場所をひとりで通らないとか、防犯ブザーに手をかけておくなど具体的に子どもに教えておきましょう。いざというときに助けを求められる場所を子どもと一緒に確認できるといいですね。
先輩ママに聞いた、通学路の危険から守るコツはこちら!
★4 通学路の『子ども110番』マークを見つけよう!!

子どもが困ったときに駆け込める場所に貼られている『子ども110番』マーク。マークデザインは地域によっていろいろですが、自治体やPTAなどが中心となって、地域ボランティアで行われています。コンビニなどの店舗のほかにも個人宅が協力していることもあるので、事前にご挨拶をしておくのもいいでしょう。

日々の様子がわからない!?

最後は私が実践してよかったことをご紹介したいと思います。小学校に入ってから、先生から毎日様子を聞くことがなくなり、本人から聞くしかなくなりました。うちは特に男の子ですし、そのうち口数も減ってくるんだろうなと予想して、いまのうちにたくさん話して、困ったことがあったら親に言いやすい環境を作ろうと思っています。

先輩ママとして、日々の様子を聞くためのコツはこちら!
★5 その日の終わりにお互いの報告会をしよう
 
布団に入ってから眠るまでの間に、その日にあったことを話すようにしています。初めは私だけが報告していましたが、いまでは子どもが先に話して「お母さんはどんな日だった?」と聞くようになりました。困ったことがあると、そのときにポロッと言ったりするので、お友達関係がわかったり、小さな気持ちの変化にも気づきます。私自身も悩みを聞いてもらうようにしていて、家族どうし助け合うという感覚をもってもらえたらなと思ったりしています。
いかがでしたか?心配は尽きませんが、子どもがのびのびと楽しく学び、充実した小学校生活が送れるようにサポートしていきたいですね。

上紙夏花 Natsuka Uegami

ライター/ビューティープランナー

1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳

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