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窓やベランダ、家の外側の掃除は「冬が来る前」が正解。時短のコツ&基本の手順を詳しく解説!【藤原千秋さんのおそうじ歳時記】

  • 藤原千秋

2026.10.22

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じわじわと今年も冬が近づいています。じわじわ……。


住まいのなかでも、人目に触れやすい家の「外回り」。暮れの大掃除で手をつけたくなる箇所の一部ではありますが、冬の雨雪で濡れたり北風吹き荒ぶ中では掃除ができないし、できるかぎりしたくもありませんよね。

秋は外掃除の最後のチャンス!

じわじわと前倒し前倒しで、お掃除を進めていきましょう。



窓、ベランダ、玄関ポーチなど家の外側の掃除のイメージカット
Index
  1. 外掃除の準備:「あると便利」な道具リスト
  2. 窓(ガラス、網戸、雨戸)のお掃除のコツ
    1. 窓掃除の手順|最低限・短時間で済ませたい場合
    2. 窓掃除の手順|しっかり取り組む場合
  3. ベランダ、バルコニー、テラスのお掃除のコツ
    1. ベランダ掃除の手順|最低限・短時間で済ませたい場合
    2. ベランダ掃除の手順|しっかり取り組む場合
  4. 門、ポーチ、ガレージなどのお掃除
のコツ
    1. 門、ポーチ、ガレージなどの掃除の手順
  5. ポイントを押さえた「外掃除」で冬を迎える準備を!
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外掃除の準備:「あると便利」な道具リスト

  • バケツに汲んだ綺麗な水

  • 古いタオルやバスタオル(バスタオルは切れ込みを入れて横に引き裂き、手頃な大きさにしておくと使いやすい。使い捨てる)

  • ガラスクリーナー類(リンレイ「ガラス透明クリーナー」などの弱アルカリ性ガラス用合成洗剤や、花王「クイックルホームリセット」などの中性住居用洗剤。なければ食器用中性洗剤を数滴と水を入れたスプレー)

  • スポンジないしメラミンスポンジ(使い捨て)

  • スクイージー(T字型水切り)
  • 古歯ブラシなどブラシ

  • ほうき、掃除機 ないし屋外でも使える乾湿両用掃除機、ないしはブロワー(送風清掃機器)
  • フローリング掃除用のウエットシート、ないしは窓、網戸掃除用を謳ったウエットシート

  • ディスポ(使い捨て)手袋
 ・アームカバー(手首の衣類の捲り上げを楽にし、水濡れの不快感を軽減)

※全て必要という意味ではありません

窓(ガラス、網戸、雨戸)のお掃除のコツ

台風や暴風雨で、あるいは日々泥ぼこりや排気ガスで、知らず知らず汚れている窓まわり。


ガラス掃除をするなら実は薄曇りの日の方が、晴天時より水分が乾きにくく、拭き跡が残りにくいメリットがあります。



窓掃除の手順|最低限・短時間で済ませたい場合

とにかくザックリ、最低限を短時間で済ませたい場合は、フローリング掃除用などの使い捨てウエットシートを利用するのがおすすめ。
ディスポ手袋を両手にはめてウエットシートを畳んで持ち、窓ガラスの内側→網戸の外側→網戸の内側→窓の外側→サッシ、の順に、上部から規則的に拭いていきましょう(左→右、に上から下まで拭き、最後に右端を上から下に拭き下ろすと綺麗)。


窓掃除の手順|しっかり取り組む場合

時間的に余裕がある場合、手をつける順番は、網戸の外側→網戸の内側→窓の外側→サッシ→雨戸の両面と戸袋。

① まずサッシの細部にブラシを当てて乾いた状態でのホコリを掻き出し、ほうきで掃くか掃除機で吸い取っておきます。雨戸の内側と外側、戸袋の中などもほうきで掃いておきます。

②その後、雨戸、窓ガラス、網戸ともに汚れのひどい部分にガラスクリーナー類をスプレーし、汚れを浮かせた後、水で濡らしたスポンジでさらに汚れを緩めていきます。スポンジの汚れは適宜バケツの水で濯ぎ、水も替えます。
ただしメラミンスポンジは、窓ガラスのコーティングやフィルムなどによって使えない場合があります。

③窓ガラス部分のみ、スクイージーで水を切り、後の部分は古バスタオルなどで汚れ水を拭き取ります。

④家の内側の窓ガラスは別にガラスクリーナーと古タオルなどで仕上げます。水濡れは最小限に。



注意すべき点は

  • 特にマンションなどでは屋外部分での水の使用は最小限にとどめて。
  • 窓の外側には足場のない箇所もあります。無理なく手の届く範囲だけにし、届かない場所は無理をしないことも大切です。

ベランダ、バルコニー、テラスのお掃除のコツ

ほぼ屋外と言えるベランダやバルコニー、テラス。
建物の周辺環境や使い方によって汚れの強度は変わりますが、概ね泥砂、排気ガス、花粉、落ち葉、抜け毛、繊維クズ、エアコン室外機のドレン水によるヌメりなどによって汚れています。
鳩などによる営巣の影響(フンなど)や、一時置きしているゴミ類による汚れ(汁など)があることもあります。
 

ベランダ掃除のイメージカット 窓、ベランダ、玄関ポーチなど家の外側の掃除のコツを解説

ベランダ掃除の手順|最低限・短時間で済ませたい場合

短時間で済ませる場合にはポイントを絞ります。

最優先すべきはベランダやバルコニーに溜まった雨水を流す排水口の詰まりの解消、周辺のゴミさらい。ディスポ手袋をして、軽く濡らした古タオルなどでゴミを取りながら周囲を拭き、手袋をひっくり返しながら外して縛り捨てると簡単です。

ほうきや乾湿両用掃除機でベランダ、バルコニーの広域のゴミ、汚れを集めるのが次点。


ベランダ掃除の手順|しっかり取り組む場合

念入りに行う場合はほうきなどでざっくり周辺のゴミを集め、ゴミ袋に移した後で、こびりついた汚れを落としていきます。基本的には洗剤は必要なく、少量の水を垂らして汚れを緩め、ブラシやスポンジで擦り、汚れ水を古タオルで拭き取っていきましょう。

雨水を流す排水口、排水溝も同様に。バスタオルを切り裂かないまま十分に湿らせたもので全面を拭き掃除するのもおすすめです。泥などで汚れた上に濡れたバスタオルはそのままでは始末が大変ですが、邪魔にならない場所に1週間ほど放置すると乾いて軽くなるので、自治体の分別に従って処分します。



鳩のフンは乾いたまま掃いたり、ブロワーで飛ばしたりせず、マスクと使い捨て手袋を着用。濡らした古タオルなどで湿らせてから拭き取り、袋に入れて捨て、最後に手を洗います。



エアコン室外機のドレン水によるヌメり、細菌による赤み汚れやカビのひどい箇所は、200倍程度に薄めた「塩化ベンザルコニウム」(商品名ではアリナミン製薬「オスバンS」など)溶液を塗布しておくと、1週間程度で目立たなくなります。ただ素材や汚れの程度によって効果には差があります。


余談ですが、ベランダは2階以上に設置された屋根のある空間、バルコニーは2階以上に設置された屋根のない空間、テラスは1階に設置された屋根のない空間ということになっていますが、厳密な定義はありません。



門、ポーチ、ガレージなどのお掃除
のコツ

外向きの顔となる門やポーチ部分、また自家用車の出入り口としてよそからの目線を逃しきれないガレージなどの汚れ。
原因としてはベランダ等と近いものの、これらも使い方や生活のしかたにより強度には差異があります。

玄関掃除のイメージカット 窓、ベランダ、玄関ポーチなど家の外側の掃除のコツを解説

門、ポーチ、ガレージなどの掃除の手順

古家具や古家電、古新聞などといった「いずれ処分すべきもの」を仮置きしている場合は、寒さが本格的になる前に日程を定めて処分しましょう。気温が低くなるほどに億劫になります。湿った新聞や段ボールなどの紙類はカビの温床になるほか、ゴキブリの隠れ場所になりやすいので注意が必要です。



多量の落ち葉はブロワーで飛ばしたあとほうきでまとめるなどし、できるだけ乾いた状態で除去します。こびりつきには水やブラシを用います。基本的に雨濡れする場所なので水の使用は可能ですが、掃除にあたってはひどい錆による劣化や、ネジが抜けたり壊れた箇所がないか確認しながら行うようにします。



コケ、カビなどで青黒く汚れた箇所は水とブラシで擦るだけでは汚れを落としきれないことがあります。前述の200倍程度に薄めた「塩化ベンザルコニウム」(商品名ではアリナミン製薬「オスバンS」など)溶液を塗布しておくと、これらも1週間程度で目立たなくなります。



いずれも手袋をし、ホコリを吸い込みかねない箇所ではメガネ、マスクも装着しておくと安心です。

ポイントを押さえた「外掃除」で冬を迎える準備を!

家の外回りのお掃除では、家の中ほど細かいところを気にする必要はありません。大まかに、でもポイントを押さえ、排水口の詰まりを取ったり、落ち葉や泥を取り除いたり、傷みがないか確かめておくだけで、冬を迎える準備になります。

ぜひ場所ごとに優先順位を決めて、できるところから少しずつ。寒さが本格的になる前に、今年の外掃除にひと区切りつけておきましょう。


LEE本誌や、LEEwebでも大活躍中の家事スペシャリスト、藤原千秋さん。早目に知っておくと安心な“おそうじ”の豆知識や実践テクを、季節先取りでお届けします。次回もお楽しみに!

藤原千秋

CHIAKI FUJIWARA

住生活ジャーナリスト・ライター

大手住宅メーカー営業職を経て、家事のスペシャリストとして企業のアドバイザー、広告などにも携わる。3女の母。著監修書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など多数。

藤原千秋 Chiaki Fujiwara

住生活ジャーナリスト、ライター

掃除、暮らしまわりの記事を執筆。企業のアドバイザー、広告などにも携わる。3女の母。著監修書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など多数。LEEweb「暮らしのヒント」でも育児や趣味のコラムを公開。

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