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掃除するほど涼しくなる!夏に試したい3つの”ひんやり家事”って?【藤原千秋さんのおそうじ歳時記】
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藤原千秋
2026.07.23
「掃除で涼しくなる」方法、あります!
気温が上がり、少し動くだけでも汗ばんでしまう季節。
掃除をするのも億劫になりがちですが、実は掃除には「部屋をきれいにする」だけではない効果があります。
水拭きで床をひんやりさせたり、ムッとする浴室を冷やしたり、扇風機の風をパワーアップさせたり──。
工夫次第で、掃除をしながら涼しさまで手に入るのです。
今回は、暑い季節におすすめしたい「掃除すると涼しくなる」家事のアイデアを3つご紹介します。

床は水拭き、打ち水効果
「夏のフローリングって、なんだか生あたたかい……」気がしませんか?
実際、気温の上昇とともに床や壁、家具など住まいのあちこちも熱を帯び、お部屋全体が暑く感じられるようになります。
特に面積の広い床からの輻射熱は、エアコンをかけていない部屋や場所なら手を触れなくても感じられるほどかも。
そんな「床に溜まった熱」を逃すには?
おすすめなのが、打ち水の応用ともいえる「水拭き」。

オーソドックスに、バケツの冷たい水で雑巾を絞って拭くのも、もちろん良し。シンプルに手が冷えるので、普段やりつけない人ほど意外にわくわくしてしまう掃除です。
膝をついて手作業で行う床掃除、いい運動になりますが、ちょっと汗ばんでしまうのもいやというかたは手持ちのフローリングワイパーを利用してもOK。
市販のフローリング掃除用のウエットシートなら、これといった準備も必要ありません。それでも水拭きをすることで、気化熱で床や室内の熱をやわらげる効果が実感できることでしょう。
私は、この時期ならではのちょっとした”遊び”としてウエットシートを冷蔵庫で少し冷やして使うこともあります。より床がヒヤッとしますよ!

浴室は水シャワーで冷え冷え
夏のお掃除って、「真冬にやるのは、寒くて(冷たくて)嫌だなあ」と感じるような場所ほど、向いてるんです。
ずばり、「水仕事」。
梅雨からこちら、じわじわ「ピンクぬめり」や「黒カビ」の発生が気になる浴室まわり。冬に掃除するのはきつい箇所ですが、真夏ならどんとこいです。
おすすめのシチュエーションは「今日はエアコンなしで粘ろうかな?」なんていう日。
水に濡れてもいい格好で、浴室用中性洗剤とスポンジやブラシを持ち、浴室の浴槽、壁、床、できれば天井まで、一気にゴシゴシやっちゃいましょう。
洗剤が垂れようが水シャワーの飛沫を浴びてしまおうが構いません。真夏とはいえ、常温の水シャワーを被ると涼しいっていうか、寒いくらい。

水シャワーで浴室そのものの蓄熱も逃がせます。汚れと一緒に、人も浴室も熱を逃がせて一石二鳥。
ポイントは3つ。
- カビやヌメリが気になる場合は、中性洗剤でも除菌成分を含んだ商品を選ぶ
- 汚れの少ない壁や天井掃除を行う場合には、新しめなバススポンジを使う
- いわゆる「カビ取り」は、必ず別のタイミングで行う(次亜塩素酸ナトリウムを含んだ水滴を浴びてしまうのは危険)
またSNSなどで流行っているボディーソープを使った浴室掃除は、床や浴槽が滑りやすくなりすぎてケガをする恐れがあり、あまりお勧めしません。泡切れも浴室用洗剤とは異なり時間がかかり、水を余計に使う点にも注意です。

扇風機・サーキュレーター掃除で風量アップ
扇風機やサーキュレーターも活躍しだす時期。けれども、ちょっと風が弱いなあ、変だなあ、なんて感じることはないですか?
実は、ちょっとホコリが付いているだけでも本来の風量を発揮できなくなっていることが少なくありません。その影響は、想像以上なのです。

そこで、お手持ちの扇風機やエアサーキュレーターの取扱説明書を早急にゲット。メーカー名と型番が分かれば、取扱説明書はネットで見つけられることがほとんどです。
基本的にその機種に応じた「お手入れ方法」に準じた掃除をする必要がありますが、多くはカバーの取り外しが可能で、乾拭きか「薄めた中性洗剤」での拭き掃除が推奨されています。
扇風機やサーキュレーターを汚すホコリには、住まいの中を漂う煤煙(排気ガス)や、調理に伴う油煙が含まれていることが多く、結構ベタついています。そういった油汚れを落とせる「中性洗剤」で言えば、どんなおうちにも必ずある食器用中性洗剤が便利。
1リットルの水に1、2滴の量で良いので、含ませた水に浸したボロ布などでカバー、羽根など優しく拭き掃除します。
「中性洗剤」が染み込んである住居用やフローリング用のウエットシートを使用しても良いでしょう。
掃除をすると生き返ったように風力が増してびっくりするかも。余力があったらエアコンの吸気フィルター掃除もおすすめ。
同じ運転でも風がしっかり届き、体感の涼しさがぐっとアップしますよ。
夏は「涼むための掃除」で乗り切って
「暑いから掃除したくない」のは夏の本音。でも実際には、夏だからこそ気持ちよくできる掃除もあります。
床を水拭きすればひんやり、浴室は水シャワーで爽快、扇風機は風がよみがえる。掃除を終えたあとの部屋が少し涼しく感じられるだけで、ごほうびをもらったような気分になりますよね。
今年の夏は、そんな「涼むための掃除」というものを、暮らしに取り入れてみては?
LEE本誌や、LEEwebでも大活躍中の家事スペシャリスト、藤原千秋さん。早目に知っておくと安心な“おそうじ”の豆知識や実践テクを、季節先取りでお届けします。次回もお楽しみに!
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藤原千秋 Chiaki Fujiwara
住生活ジャーナリスト、ライター
掃除、暮らしまわりの記事を執筆。企業のアドバイザー、広告などにも携わる。3女の母。著監修書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など多数。LEEweb「暮らしのヒント」でも育児や趣味のコラムを公開。

















