Vol. #
134

こう暑いと掃除をする気にもならない……そんな声が聞こえてきそうなこの頃。せめて少しでも掃除が楽しくなるような掃除機を選びたいですよね。2026年の新モデルも各社から発表されていて、注目しているものもあるのですが、その前にまずはこの1年で最も愛用した一台をご紹介したいと思います。それは、ダイソンの「 PencilVac Fluffycones(ペンシルバック フラフィコーンズ)」。お手入れのコツまで踏まえてお話しますね!
掃除が楽しくなるコードレススティッククリーナーと言えば、これ!【ダイソン ペンシルバック】

2025年5月の発表会では、創業者ジェームズ・ダイソン氏が登壇
ペンシルバック フラフィコーンズが日本で発表されたのは、2025年5月のこと。創業者でもあり、チーフエンジニアでもあるジェームズ・ダイソン氏が登壇し、新モデルのクリーナーの魅力について熱弁をふるっていたのが印象的でした。
ペンシルバックは、直径わずか3.8cmのスリムな本体

というのも、ペンシルバックは、直径わずか3.8cmのスリムな本体に超小型で強力なモーターを搭載し、本体と一体になった筒状のクリアビンの中にゴミを圧縮させるという仕組みになっています。この3.8cmというのは、実はダイソンドライヤーのハンドルと同じ直径。そのため、手に馴染みやすく、軽くてスイスイ軽やかに進むという全く新しいお掃除体験ができるのですね。

紙パック式のキャニスタータイプの掃除機が全盛の時代に、まったく新しいサイクロン掃除機を発明し、さらにはそれをコードレススティックタイプに進化させたダイソンが、次世代の掃除機として生み出したのがこのペンシルバックなのです。
ジェームズ・ダイソン氏が発表会に自ら登壇して、紹介したくなるのもわかるというものですよね。
こうしたスリムな本体を実現させるために、従来のダイソン掃除機のようなサイクロン構造をなくし、直列(リニア)にパーツを配置する新しい分離システムを採用したところが大きなポイント。
外側の金属メッシュ部分で大きなゴミや髪の毛をブロックしてクリアビン内に留め、メッシュを通り抜けた目に見えないような微細なホコリを、奥の高精度フィルターでしっかり捕集。つまり、大きなゴミと微細なホコリを2段階でしっかり分ける二重構造になっているのです。
「フラフィコーンズ」タイプのヘッドが扱いやすい!
そんなペンシルバックをわが家で使うようになって早1年。
このシリーズにはヘッドがシンプルなタイプと、「フラフィコーンズ」と呼ばれるヘッドのタイプがありますが、やはり優秀なのは「フラフィコーンズ」のほうで、こちらを使っています。
4つの円すい形のブラシによって構成されていて、全方位に動かせるので、テーブルの脚のまわりも観葉植物の鉢のまわりのように丸みがあるところも、手首を返すだけでOK。ヘッドが浮き上がることもなく、ストレスがないのです。

使ってみて納得!「ゴミが見える&圧縮される」楽しさ

前後を照らすグリーンのLEDライトが見えにくいホコリも浮かび上がらせてくれるから、取り残しもなく、毛がらみがないのも優秀。そして何より、スルスル集まるゴミが目に見えて溜まっていく達成感と言ったら! 手元にダストボックスがあるコードレススティック掃除機も多いし、見ようと思えば溜まったゴミも見えますが、ペンシルバックはそれとは別物。今吸ったゴミがどんどん溜まっていくのがわかるので、例えばカーペットのような場所でホコリやゴミが実際には目に見えていなくても、「わー、きれいになっている!」と実感できます。
細いクリアビンだと、すぐに満杯になってしまいそうに思うかもしれませんが、圧縮されながら溜まるので心配ご無用。

それにね、圧縮されたゴミは、ヘッドを外してゴミ箱の上に持って行ってパイプを押し出すようにするだけで、先端からポイッと落ちて簡単に捨てられて、しかもホコリが舞い上がったりしないのです。だから、ゴミ捨てさえ楽しく感じられるというわけ。
こんなに優秀だけど…一つだけ伝えたい「フィルターのお手入れ」のコツ
本当に大好きな掃除機で毎日楽しく使っているのですが、使っていく中で一つだけ「ここに気をつけて!」とお伝えしたいのが、フィルターのお手入れ(詰まり対策)です。


お手入れマークが出たら、まずは基本のステップから。
実はクリアビンを外すと、外側のパーツ(黒い部分)と、その奥にあるフィルターカバー(赤い部分)という二重の構造になっています。手前のパーツだけを洗って『終わった!』と思ってしまいがちですが、まずはこの二つのパーツをしっかり分解して、奥に溜まったホコリまで落とすことが大切なんです。


ただ、ここで「言われた通り外して水洗いしたのに、なぜか表示が消えない!」と困ってしまう方がとても多いのです。実は、ネットの掲示板などでも「洗っても詰まり表示が消えない!」と頭を抱えている声をよく見かけます。わが家でも、日頃からこのペンシルバックを愛用し、お手入れまで担当してくれている息子がまさにこの『詰まり問題』と格闘していました。

「ちゃんと外して洗ったのに、なんでだろう?」と試行錯誤した末、彼が発見した解決策が「強力な水圧で押し出すこと」だったのです。浴室のシャワーヘッドをピンポイントで当たる『スポットモード』にして勢いよく水を当てるか、ポケッタブル高圧洗浄機などで一気に水圧をかけると、奥に固着していたホコリが嘘のようにスッキリ落とせます。
蛇口から流れるやさしい水にさらす程度では、奥に入り込んだ微細なホコリは落ち切らないということですね。毎回ここまでする必要はないですが、汚れが蓄積してきてエラーが出てしまったら、ぜひ『水圧のパワー』を使ってみてください。

しっかり水洗いした後は、24時間の完全乾燥もお忘れなく。わが家でも一番使われている頼もしいメイン機ですが、この乾かしている間だけは、他の掃除機にピンチヒッターを務めてもらいながら快適に乗り切っています。
Dyson (ダイソン)
ダイソン ペンシルバック フラフィコーンズ (SV50 FC)/Dyson PencilVac Fluffycones (SV50 FC)
価格¥67,419
「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!
●Info●
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