HEALTH

今こそ「骨活」の始めどき!

【女性の体と「骨密度」】「骨やせ」は30代・40代からはじまっていた!? ライフステージごとの骨の状態と女性ホルモンとの関係

2026.08.10

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LEE世代の「骨密度」と「骨格」がピンチです

今こそ「骨活」の始めどき!

今こそ「骨活」の始めどき!

肌や髪と違って表から見えないだけに、どんな状態かわかりにくく、ケアもしにくいのが私たちの「骨」。今もこの先も元気でいるためには、LEE世代から「骨密度」をキープし、「骨格」を整えていくことがとっても重要なんです。

Index
  1. 今こそ「骨活」の始めどき!
  2. LEE世代の「骨密度」は下がる一方!?
    1. 矢吹有里さん
  3. 成長期の運動・栄養の不足で骨の健康が心配なLEE世代
  4. 女性の体と「骨密度」の変化
    1. ●年齢と閉経に伴う骨量の変化 (概念図)
  5. ●成長期 (~20歳頃)
  6. ●妊娠・出産・授乳期間
  7. ●プレ更年期・更年期
  8. ●閉経
  9. ●老年期
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骨活

01

骨折しない、強い骨をつくる!

LEE世代の「骨密度」は下がる一方!?

骨粗しょう症なんて、まだまだ先の話? いえいえ、実はLEE世代の骨の健康はすでに“下り坂”。今すぐケアを始めたい!

整形外科医 矢吹有里さん

教えてくれたのは…

矢吹有里さん

整形外科医

「ゆりクリニック」(東京・田町)院長。東京女子医大卒業後、複数の病院での臨床を経て独立。更年期以降の骨粗しょう症などにも詳しく、生涯にわたる女性の健康維持をサポート。

成長期の運動・栄養の不足で骨の健康が心配なLEE世代

「成長期から20歳にかけて骨量・骨密度は上がっていき、20代でピークに。そして40代後半から衰えが加速し、50歳前後で閉経を迎えると急激に減少します(下グラフ参照)。骨は常に破壊と再生を繰り返しており、若い頃は新しい骨がつくられる働きが強いのですが、加齢や女性ホルモンの減少によって古い骨が壊される働きのほうが強くなっていきます。更年期以降の女性に骨粗しょう症が増えるのはこのためです。ではLEE世代はまだまだ大丈夫かというと、そうとも言えません。30代後半から骨量と骨密度の減少、いわゆる『骨やせ』はすでに始まっています。少しぶつけただけで骨折というほどではなくても、毎日スキンケアしているのにシワやたるみが増えてきたといった場合は、顔の骨がやせ始めている可能性も。今のLEE世代は、成長期に外遊びが少なかったり、思春期にダイエットが流行していたなどの理由から、昔と比べると骨粗しょう症のリスクが高いと言われます。骨密度はピーク以降は増えることはなく、どれだけ減らさず現状維持できるかが勝負。“今”がいちばん若いのですから、対策を始めるのは1日でも早いほうがいいのです」(矢吹有里さん)

女性の体と「骨密度」の変化

私たちの健康は女性ホルモンと密接なかかわりがあり、骨もまた然り。ライフステージごとの骨の状態やリスクを知っておくことで、きたるべき「骨の未来」にしっかりと備えておきたい。

●年齢と閉経に伴う骨量の変化 (概念図)

年齢と閉経に伴う骨量の変化 (概念図)


●成長期 (~20歳頃)

バランスのいい食事と運動習慣で骨が成長
骨が育つには栄養と運動が不可欠。成長期にバランスのよい食事をきちんととり、外遊びやスポーツなど運動を習慣的に行うことで、骨密度や骨量が上がっていく。男女ともに骨量・骨密度は20代でピークを迎える。

●妊娠・出産・授乳期間

女性ホルモン減が骨密度低下のリスクに
女性ホルモンのエストロゲンには骨の破壊を抑え再生を促す働きがあるため、分泌量が減る妊娠中・産後の授乳中は骨の衰えが進みやすい。寝不足も、エストロゲンの減少要因に。また、妊婦がやせていると胎児の将来的な骨粗しょう症リスクが高まることもわかっているため、妊娠~産後はより栄養をしっかりとることが大事。

妊娠・出産・授乳期間

●プレ更年期・更年期

骨密度低下はもう始まっている!
40歳くらいまでは骨量・骨密度が多い状態を維持できるが、40代後半に入りエストロゲンの量が低下してくると、骨量・骨密度ともに減少し始める。エストロゲンの低下には個人差があるため、人によってはこの頃から骨粗しょう症が始まることも。遺伝的な要素も大きく、母や祖母などが骨粗しょう症になった人は特に注意したい。

●閉経

ピークから20%以上も! 閉経とともに骨密度が激減
閉経でエストロゲン分泌量が急激に減少するのに伴い、骨の再生が破壊に追いつかなくなり、骨量・骨密度ともにガクンと低下。個人差はあるが、ピークから20%くらい減る人が多い。手足の指など末端の細かい骨のほか、背骨や手首などが骨折しやすく注意が必要。更年期障害の治療である女性ホルモン補充療法(HRT)が、骨粗しょう症予防になることも。

●老年期

80代では2人に1人。骨粗しょう症が激増
骨粗しょう症になる人が増え、60代の5人に1人、70代の3人に1人、80歳以上は2人に1人が骨粗しょう症というデータも。転倒などで骨折しやすく、大腿骨骨折などから寝たきりや要介護につながるケースも多い。

Staff Credit

撮影/伊藤奈穂実 イラストレーション/ふち 取材・文/遊佐信子
こちらは2026年LEE5月号(4/7発売)「今こそ「骨活」の始めどき!」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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