スタイリスト石上美津江さんが伝授!
【いつだって「黒」が好き!】エターナルな黒、可愛い黒、バッグと靴etc.この夏のコーデに黒を取りいれるための5つ方法
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竹下玲奈
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LEE編集部
2026.06.04
「これさえあれば大丈夫」。何度でも手に取る安心の色
スタイリスト石上美津江さんの【いつだって黒が好き】

スタイリスト石上美津江さんの好きなもの、そしてもの選びやスタイリングのセンスをとことん掘り下げる大人気企画が、およそ1年ぶりにカムバック! 第6弾は〝石上さんらしさ〞を作るうえで核となる色であり、LEE読者にとっても身近な「黒」がテーマです。日常からフォーマルなシーンまで活躍し、どの色よりも振れ幅の広い黒を、どんなアイテムで、どんなふうに取り入れているのか。石上さん的〝夏の黒との付き合い方〞をたっぷりお届けします。
甘さも、可愛げも、トレンドも。黒なら簡単にベストバランス!

黒地のドット柄ブラウスは、石上さん流・甘辛MIXコーデの常連アイテム。ともすると暑苦しく感じがちな黒トップスも、こんなふうに優しく透ける柄ならぐんと涼やかに映り、おしゃれな奥行き感も生まれます。はき慣れたブルーデニムとのワンツーに、麦わら帽子と赤いリップ、そして胸元にラフに引っ掛けた小粋なメガネ。夏に似合うフレンチシックなスタイルも〝黒〞におまかせください!
「間違いのない黒」に出会えたことで、おしゃれに自信が持てるように!
実を言うと、20代の頃はまったく黒に惹かれなかったんです。若い私には無難すぎて、なんだか物足りなくて。黒以外に選択肢があるのなら、迷わず違う色を選んでいました。
黒を好きになったのは、個人的にもスタイリストとしても、おしゃれの知識が養われて経験値が上がり、自分のスタイルがわかり始めた30代に入ってから。誰の目にも留まるような華やかさよりも、どちらかと言うと静かで控えめなものに魅力を感じるようになり、自然と黒を手に取ることが増えていきました。そんな中で流行に左右されることなく自分らしさが表現できて、「間違いのないもの」だと確信が持てる黒い洋服や革小物に出会い、今ではどんなときも常に一緒にいたい(いてもらわないと困る!)相棒のような存在に。
私が好きなのは、特別な日や特別感を演出したいときに身につけるのではなくて、いつものおしゃれに寄り添ってくれる黒。今回も、その想いをコーディネートにたくさん込めました。
石上美津江さん

石上美津江さん
スタイリスト
『LEE』『BAILA』をはじめ、さまざまな女性誌やカタログ、広告で活躍する人気スタイリスト。ベーシックさの中に旬感と可愛げを忍ばせたカジュアルコーデは、モデルやスタッフにもファン多数。
ALL私物!スタイリスト石上美津江さんが愛する、エターナルな黒
1
特別扱いはせず、いつもの服にプラス
ヴァン クリーフ&アーペルの『ヴィンテージ アルハンブラ リング』

オニキスが印象的なヴァン クリーフ&アーペルの『ヴィンテージ アルハンブラ リング』は、30代半ばに購入。
「いつものカジュアルな服につけていたら、とにかく褒められて。自信をくれた大切な一本です」
2
フェラガモ『ヴァラ・リボン』

最近2代目をお迎えしたフェラガモ『ヴァラ・リボン』の2つ折り財布は、石上さんがこよなく愛する〝上品な可愛げ〞が凝縮!
3
エバゴスの籐かごバッグ

少しずつ集めている黒をきかせたエバゴスの籐かごバッグ。
「ナイロンの蓋や四角い形が個人的に新鮮で、昨秋に入手。+パンツが基本ですが、これはスカートにもよく合わせます」
4
6足目になる私の永久定番!
レペットのメリージェーン

黒を好きになるきっかけになったレペットのメリージェーン。
「30歳で1足目を購入して、今や6足目。歩きやすくて自然と重心が上がる、この3㎝ヒール一択です。私の少し大きな足を可愛く見せてくれる最愛靴!」
5
12closetのブラウスは一年中溺愛♡
12closetとコラボしたリネンブラウス

12closetとコラボしたリネンブラウスも、当初から黒がラインナップ。大人にちょうどいい甘さと通年OKの使いやすさで大ヒット。
6
あえての黒無地で鉄板スカートを刷新
オニール オブ ダブリンのキルトスカート

石上さんのシンデレラスカートであるオニール オブ ダブリンのキルトスカートは、あえて黒の無地を選ぶことで鮮度をアップ!
7
カルティエの『タンク ルイ カルティエ ウォッチ』

「35歳のときに思いきって購入したカルティエの『タンク ルイ カルティエ ウォッチ』。もとは茶のベルトでしたが、すでに黒の虜になっていた私は黒の型押しレザーに交換。腕時計はこれだけで十分と言い切れるくらいしっくりきています」
8
サンダースの革靴

メンテナンスをしながら10年以上愛用しているサンダースの革靴は、スカートやワンピで作る甘辛MIXに欠かせない一足。
9
アルベルト・ヴィアーニのドット柄ブラウス

ヴィンテージライクな雰囲気漂う、イタリア発アルベルト・ヴィアーニのドット柄ブラウスも10年来のお付き合い。ベイカーパンツやインディゴデニムとの甘辛MIXが鉄板!
10
大きさ、質感、すべてが完璧
アーツアンドサイエンスのミニボストン

「いろんなブランドで探しても、やっぱり戻ってきてしまう」というアーツアンドサイエンスのミニボストン。30代後半に1代目を、昨年末には修理に出すと同時に2代目を購入。
MITSUE’S BLACK #
1
あくまで普段着として投入したい【可愛い黒の服】
コットンやリネンといった天然素材ならではのナチュラルでドライな風合いに、繊細なディテール。夏に着る〝可愛い黒の服〞は、黒を涼しげに、甘さをほんのり爽やかに感じるものが好きです。こういうバランスの服って簡単に洒落感が出るけれど、決して大げさに見えなくて、すれ違ったときに「あ、なんか素敵だな」って思ってもらえるくらいの存在感。いつもの生活にすっとなじんでくれるから、カジュアル派も着こなしやすいと思います。
スタイリスト石上美津江さん
ONE-PIECE
空気をはらんで優雅に揺れる黒ワンピはハンサムに引き寄せて“微糖”を堪能!

「今年の夏は、レイヤードして楽しめるキャミワンピースが気になっています。こちらは肩紐が細い共布リボンで、腰まわりにハニカム模様の刺しゅうや、タックがふんだんに施されたフレアシルエット。言葉だけ並べるとすごくドラマティックに感じますが、こういうデザインもドライで少しシアーな黒のコットンなら平常心で投入可能! メンズ度高めにまとめると、今にちょうどいい甘さ加減&涼やかさに」(石上美津江さん)
BLOUSE
王道のフレンチカジュアルにシックな甘さをくれるフリルブラウス

「夏に〝可愛い黒の服〞を着るときに気をつけているのが、周りから暑苦しく見えないこと。特にフリルなど甘いデザインがきわだつものは、黒の色合いも涼しく感じるトーンを選びます。ティアードのフリル衿ブラウスは、シックでいて清涼感ある〝ネイビーブラック〞。ベージュのチノパンと籐かごのバッグ、そして真っ赤なバレエ靴という、おなじみの組み合わせで作るフレンチカジュアルも、コケティッシュな可愛さがありつつ大人らしく着地!」(石上美津江さん)
SKIRT
ふわっとボリューミーなスカートはゆるいムードでまとめるのが石上流

「ふんわり広がって舞うように揺れる、優しい透け感の黒コットンスカートは、腰まわりを繊細なタックプリーツがぐるりと囲むクチュール感たっぷりな一枚。甘辛MIXが好きで、ドレッシーな装いにどうも照れちゃう私は、あえてスカートと同じくらい存在感のあるオーバーサイズのトップスを合わせ、ゆるっとカジュアルに仕上げたい。ボーダーとバンダナ柄、ストローハットにキャンバス生地のスニーカー。このごちゃまぜ感が洒落感に昇華するのも、信頼の黒だからこそ!」(石上美津江さん)
MITSUE’S BLACK #
2
一点投入でコーデがぐんと楽しくなる【黒ベースの柄】
私の作るコーディネートには基本どこかに柄が入っていて、中でもキャッチーさと大人の落ち着きとが両得できる黒ベースの柄は、絶大な信頼を寄せる助っ人のような存在。大胆な柄に気負わず挑戦できるのも魅力ですが、何度も手に取ってしまうのは、やっぱり王道の柄!複雑さを感じさせない〝ド直球〞なパターンは、合わせる服や小物とのなじみのよさも◎。私はさらにロゴものを忍ばせて、お茶目さを足すのが好きです。
スタイリスト石上美津江さん
STRIPE
小物で遊ぶトラッドカジュアルも正統派ストライプシャツならうまくいく

「黒白ストライプのボタンダウンシャツは、どんなふうに着崩してもブレない端正さが魅力。ロゴスウェットの腰巻きや、リュック+きれいめバッグという新鮮な2個持ちも、難なくまとめていいMIX感に」(石上美津江さん)
FLOWER PRINT
カーキのアウターと、ゴツめの靴と。20年以上愛する甘辛MIXの決定版!

「私服で持っている花柄も、そのほとんどが黒ベース。特に小花柄は無地に近い感覚で着られて、体をおおう分量が多くても軽やかに映るんです。そんな〝間違いのない〞黒ベースの花柄の相棒は、カーキのミリタリーアウターとゴツめの靴。かれこれ20年以上前からやっているのに一度も飽きたことがない、〝間違いのない〞コーデです!」(石上美津江さん)
CHECK
甘めに着がちだったギンガムはメンズ顔パンツで鮮度を上げて

「ブラウスやスカートで可愛らしく取り入れることが多かった黒白のギンガムチェックですが、今季はメンズライクなパンツに惹かれます。トラッドなチェック柄パンツとは違うカッコよさと可愛さのバランスが、私には新鮮で。なので合わせは、ラガーシャツを筆頭におなじみのメンバーを招集! アクセサリーに至るまで全身無彩色でもメリハリある着こなしができるから、やっぱり〝黒ベースの柄〞は頼りになります」(石上美津江さん)
MITSUE’S BLACK #
3
ボトムに合わせて組み合わせを変える【黒のバッグと靴】
スカートやワンピースには、上品なきちんと感をくれる、黒レザーのミニボストンバッグとメンズライクな靴。可愛げや遊びが欲しいパンツには、黒をきかせた籐かごバッグと黒のバレエ靴。これは公私でずっと実践している、最短で洒落感が醸し出せる逆アプローチ術。洋服であれこれ工夫するのが難しい薄着の季節は、特に効果的です。
スタイリスト石上美津江さん
FOR PANTS
〝フレンチな甘い黒〞を加えてデニムonデニムをチャーミングに

「デニムやチノ、ベイカーパンツなど、カジュアルなベーシックパンツには、このセットが長年の相棒です。トップスのデザインや、気分によってバレエシューズの色が変わることもありますが、黒で統一するとやっぱり落ち着きます。今回は服が思いきりボーイッシュな分、仕上げにパールネックレスや真っ赤な靴下で、可愛らしさをもうひと盛り」
コーデに合わせたのはこれ!
エバゴスのバッグ ¥70400+レペットの靴 ¥60500

FOR SKIRT
リラクシーなワンピースを都会的に映す“かっちり端正な黒”

「スカートやワンピースが持つ甘さやボリューム感、リラクシーな雰囲気を少しだけ引き締めたり、都会的に寄せたいときに重宝するのが、カチッとミニマルなボストンバッグと、重厚感あるローファー。柄スカーフをサラッと頭に巻いて、エキゾチックなムードを高めたカフタンワンピースも、この小さな2つの黒が入るだけで一気に街コーデに! ちなみにバッグはトゥティエのもので、リースしない月がないくらい、いろんな企画のスタイリングに登場しています(笑)」
コーデに合わせたのはこれ!
トゥティエのバッグ ¥31900+サンダースの靴 ¥78100

MITSUE’S BLACK #
4
〝なんか物足りない〞を埋めてくれる【小さくて辛い黒】
コーディネートの最後の仕上げに〝小さくて辛い黒〞をきかせると、全体がピリッと引き締まり、ちょっとした個性が演出できます。例えるなら、料理の味を最大限に引き立てる黒こしょうのような役割。私自身も「アクセサリーをつけないと持たない」と感じることが増え、こういう少し無骨でモードな黒いアクセサリーに助けられています。まさに年を重ねるほどに欠かすことのできない黒!
スタイリスト石上美津江さん
SMALL&BITTER BLACK
【GLASSES】トレンチコート、白T、デニム。ベーシックな日こそ、顔まわりに黒を

「ファッションツールとしてすっかり定番になった黒縁メガネも、大人にありがちな〝顔まわりの物足りなさ〞の解消に効果てきめんです。今季はちょっと存在感が強いかな?くらいの太めフレームに着目。シンプルかつベーシックな装いにもぐんと魅力が増します」
SMALL & BITTER BLACK
【RING & BELT】愛着のある甘辛MIXコーデに〝無骨な黒〞を小さくちりばめキレよく


「何かしらアクセサリーを身につけないと持たなくなってきたのと同時に、ボリュームのある石やゴツめデザインが似合うように。オニキスのリングとベルトは、ともに地金がシルバー。カジュアル派が取り入れやすく、暑い夏にクールに映えます」
MITSUE’S BLACK #
5
旬感や鮮度アップを託したい【次に欲しい黒】
この夏リアルに狙っている黒アイテム。トレンドや自分にとって新鮮なものに挑戦したいとき、背中を押してくれるのはやっぱり黒。裏を返せば、揺るがない信頼と安心感があるからこそ、「挑戦する気持ち」をくれる色でもあります。とはいえ私が欲しいのは、スタイルをガラッと一新するようなものではなく、半歩アップデートできるような服や小物。こういうささやかな変化が、今の私にはしっくりきます。
スタイリスト石上美津江さん
01
【SEEALL(シーオール)】の「バルーンシャツ」 ¥23100

「ジャーナル スタンダード ラックスのセレクトが大好きで、今季一目惚れしたのが、このノースリーブのシャツ。小ぶりな衿とバルーンになった裾のバランスが可愛くて! まずはカーキのベイカーパンツとバレエ靴の鉄板コーデで楽しみたい」
02
【ODISSI(オディッシ)】の「Tストラップシューズ」 ¥88000

「これまで履いていた太めのTストラップとはひと味違うとびきりの華奢さや、薄足に見えるシルエットに惹かれました。バレエシューズよりも甘さ控えめなので、いつものパンツコーデはもちろん、ワンピースに合わせてもよさそう。素足でサラッと履きこなしたいです」
03
【ANYA HINDMARCH(アニヤ・ハインドマーチ)】の「ショルダーバッグ」 ¥253000

「ずっと手にちょこんと持つハンドバッグが定番でしたが、久々にショルダーバッグの斜めがけが気分! 狙っているのは、アニヤらしい大人の遊び心がきいた、初めての横長フォルム」
04
【Hériter(エリテ)】の「レーススカート」 ¥50600

「エリテが手がける、ヴィンテージライクで繊細なレースの大ファンで、今夏はデニムやベイカーパンツに+1で旬感が増す、巻きスカートに注目してます。上半分はシアーな無地、裾にかけてはちょっぴりレディなレース生地という小粋なパターンがたまりません」
05
【MUHLBAUERの(ミュールバウアー)】の「三角スカーフ」 ¥24200

「さっぱり見えがちなTシャツの肩に巻きたいなと妄想中なのが、昨冬から人気の三角スカーフ。こちらは見た目も着用感も涼やかなクロシェ編みの黒。カラフルなシルク系よりも気軽に身につけられるところがカジュアル派にうれしい」
06
【adidas Originals(アディダス オリジナルス)】の「ロープロスニーカー」 ¥15950

「長らくスニーカーは山ブーツのようなゴツめ派でしたが、この黒とスミクロの大人配色なら初のロープロもいけるかも!?と。ボリュームスカートに合わせてみたい!」
Staff Credit
撮影/金谷章平(人物、ロケ物) 坂田幸一(物) ヘア&メイク/MAKIスタイリスト/石上美津江 モデル/竹下玲奈 取材・原文/鈴木絵美
※価格のないものはすべてスタイリスト私物です
こちらは2026年6月号(5/7発売)「スタイリスト石上美津江さんの「いつだって黒が好き」」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2026年6月号)です。
- #MERLETTE(マーレット)
- #ブラック・黒
- #タビオ
- #ANYA HINDMARCH(アニヤ・ハインドマーチ)
- #CURENSOLOGY(カレンソロジー)
- #石上美津江
- #12closet(トゥエルブクローゼット)
- #adidas(アディダス)
- #Cartier(カルティエ)
- #CITIZEN(シチズン)
- #eb.a.gos(エバゴス)
- #GIGI(ジジ)
- #JOURNAL STANDARD(ジャーナル スタンダード)
- #L.L.Bean(エルエルビーン)
- #manipuri(マニプリ)
- #MOTHER(マザー)
- #NEBULONI E.(ネブローニ)
- #O'NEIL of DUBLIN(オニール オブ ダブリン)
- #PARABOOT(パラブーツ)
- #Repetto(レペット)
- #SACRA(サクラ)
- #Shinzone(シンゾーン)
- #Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)
- #Whim Gazette(ウィム ガゼット)
- #シャツ・ブラウス
- #スカート
- #HYKE(ハイク)
- #J&M DAVIDSON(ジェイアンドエムデヴィッドソン)
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おしゃれも暮らしも自分らしく!
1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
そんな存在でありたいと思っています。
ファッション、ビューティ、インテリア、料理、そして読者の本音や時代を切り取る読み物……。
今読者が求めている情報に寄り添い、LEE、LEEweb、通販のLEEマルシェが一体となって、毎日をポジティブな気分で過ごせる企画をお届けします!
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