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人間関係がラクになる言いにくいことの「伝え方」

クリス智子さん「伝えたいことがあるなら相手の話は2倍聞く」【相手も自分も心地よくいられる「伝え方」】

2026.08.09

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家族に、ママ友に、同僚に……

人間関係がラクになる言いにくいことの「伝え方」

人間関係がラクになる言いにくいことの「伝え方」

毎日向き合う人間関係、相手が気分を害するかな、と言い方に迷ったり、伝えた言葉に後悔したりしていませんか? 本音を飲み込まず、相手も自分も心地よくいられる伝え方とは。すぐに実践できるヒントが満載です。

Index
  1. 人間関係がラクになる言いにくいことの「伝え方」
  2. 相手も自分もごきげんでいられる伝え方のヒント
    1. クリス智子さん
  3. 相手と自分の間にあるものを感じながら、心を込めた言葉で
  4. 伝えたいことがあるなら相手の話は2倍聞く
  5. クリス智子さん流・初対面や緊張する場面で思いを伝えるときの心構え
    1. 相手への違和感は、自分の中にないものを知るチャンス
    2. その人らしさは“間”に表れる
    3. 「伝えなきゃ」は自分の都合
    4. たまには、横に並んでみる
    5. 相手と自分は50:50
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PART #

1

\“伝え上手”なクリス智子さんに聞きました!/

相手も自分もごきげんでいられる伝え方のヒント

思っているのに伝えられない、伝わらない……コミュニケーションの達人たちはどうしてる? それぞれの秘訣を伝授します。

クリス智子さん 相手も自分もごきげんでいられる伝え方のヒント

クリス智子さん

ラジオパーソナリティ

1994年、J-WAVEでラジオデビュー。現在は同局で『TALK TO NEIGHBORS』(月-木 13:00~)を担当するほか、ポッドキャスト、トークイベントなど、人や暮らしの奥行きを丁寧に伝える活動を行っている。

ラジオに加えてポッドキャストも好評

クリス智子さん ラジオに加えてポッドキャストも好評

Advice 2

相手と自分の間にあるものを感じながら、心を込めた言葉で

伝えたいことがあるなら相手の話は2倍聞く

豊かな感性を込めたなめらかな語り口で、いつも快いトークを聴かせてくれるクリス智子さん。情報を届ける的確さと相手のよさを引き出すインタビューの手腕は、もはや達人の域ですが、「伝え方」について尋ねると「伝えることばかりを意識しない、というのが基本です」という、やや意外な答えが。

「例えばラジオは音声のみのメディアですが、何もかも言葉で表現しなくてはならないかというとそうではなく……人間って、言葉だけでなく、流れている空気感だったり、人と人との“間”であったり、いろんなものを聞いて受け取っている。だから、すべて説明して伝えるというのは実は過剰で、相手に委ねて想像してもらう部分も、実はたくさんあるんです」

聞いている人が感じる「余白」を残しながら——それがクリスさんの伝え方。確かに、私たちは言葉で伝えよう、わかってもらおうとしすぎているのかもしれません。

「人と話すとき最も大切にしているのは、“目の前にいる人と自分の間にあるもの”を優先するということ。初対面の人はもちろん、よく会う相手であっても、一人ひとり、毎回違うんです。だから、この言葉は使っていい、こういう伝え方ならOKというスキルに頼るのではなく、柔軟性をもって、空気を読み取りながら会話を始める。もし私から伝えたいことがあるなら相手の話を倍聞くつもりで。そのくらい、気持ちに余裕を持つことだと思っています」

同様に、依頼や指摘、注意などを伝える際も、相手と自分の間にあるものを意識して。言いにくいことほど、時間をかけて伝えることを心がけているといいます。

「相手の言動に違和感を覚えたときは、相手がなぜその行動をとったのか、どれだけ時間をかけて考えたことなのかを考えます。そのうえで、何が問題なのか、感情的にならず、少し時間をかけて考えた言葉で応じようと思います。あくまでお互いがいい関係になるために伝えるんだ、と。どうしても反射的に出す言葉は、指摘されたということのほうが残りやすいと思うので」

幼い頃から海外と日本を行き来し、多様な人々とフェアに付き合うことを意識してきたクリスさん。伝え、伝えられる経験のありがたさを、今も実感し続けています。

「人に会い、対話することによってしか自分も変化しないし、成長できないわけですから……。面倒なことがあっても、それはやっぱり大きな喜びなんだと思います」



Chris’s mindset

クリス智子さん流・初対面や緊張する場面で思いを伝えるときの心構え

クリス智子さん流・初対面や緊張する場面で思いを伝えるときの心構え

初対面のゲストに会うとき、多くの人に向き合うとき、心がけているのはこんなこと。

相手への違和感は、自分の中にないものを知るチャンス

初対面の相手を前に緊張するのは当たり前。「価値観の異なる人と話すのは、自分の中にないものを知るチャンスであり、喜びだと柔軟にとらえて」とクリスさん。

その人らしさは“間”に表れる

緊張していると、1秒の空白でも長く感じるもの。「でも、その間にも、人は表情などから多くのものを発しているんです」とクリスさん。間を恐れず、相手を感じて。

「伝えなきゃ」は自分の都合

伝えたい!という思いは、あくまでこちら側のもの。「相手には相手の事情やタイミングが。自分のペースで話そうとせず、相手の呼吸やリズムを読んで伝えましょう」

たまには、横に並んでみる

大事な話をするとき、クリスさんがおすすめするのは「横並び」。「車の中、カウンター、並んで散歩するなど、同じ方向を向くと自然に話せることってあるんですよ」

相手と自分は50:50

コミュニケーションは人と人との間に等しくあるもの。「いいことも悪いことも、相手と自分の間に起きることは半分半分だと思っていいのでは」。肩の力を抜いて。

Staff Credit

イラストレーション/大嶋奈都子 取材・文/大谷道子
こちらは2026年LEE3月号(2/6発売)「人間関係がラクになる言いにくいことの「伝え方」」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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