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高木綾子

おもてなしが凄すぎた!

【朝ドラで話題の高知子連れ旅】「OMO7高知 by 星野リゾート」宿泊レビュー!大充実の朝食&夕食ビュッフェ、熱狂のよさこい…”こじゃんと”高知を楽しめる!

  • 高木綾子

2025.07.06

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OMO7高知 by 星野リゾート

ジョン万次郎や牧野富太郎博士ゆかりの地としても知られる高知県。これまでの「暮らしのヒント」でもたびたびクローズアップしてきました。

さらに今年は、NHK連続テレビ小説「あんぱん」の舞台として再びスポットライトがあたり、全国的にも高知への関心が高まっているように感じます!

そこで今回は、「OMO」ブランドとして四国初上陸を果たし、開業1周年を迎えた「OMO7高知(おも) by 星野リゾート」への親子旅をご紹介。

高知の魅力を親子2人で“こじゃんと”楽しんだ、1泊2日の体験を余すことなくレポートします!

四国初上陸!「OMO7高知 by 星野リゾート」とは?

OMO7高知 by 星野リゾート外観

旅好きの人にはお馴染みの星野リゾート。その中でも、“テンション上がる「街ナカ」ホテル”として誕生したのが「OMO by 星野リゾート」です。街をこよなく愛するスタッフと地域の人々が作り上げるおもてなしスタイルが人気で、今や全国に16施設を展開。

中でも施設名に「7」がつく「OMO7」は、レストランや大浴場を備えたフルサービスライン。その土地ならではの体験や、ご近所との連携によるアクティビティが、とにかく充実しているのが特徴です。

よさこい楽宴LIVE
「OMO7高知」のアクティビティのひとつ、毎晩開催される「よさこい楽宴LIVE」も大人気。

2024年6月に、高知市にオープンした「OMO7高知 by 星野リゾート」。ホテルのコンセプトは、「こじゃんと楽宴(らくえん) さぁ、よさこい!」です。

朝ドラファンならピンとくる方もいるのではないでしょうか? 「こじゃんと」とは土佐弁で“たくさん・めいっぱい”という意味。

高知ならではの「おきゃく文化(=外から来た人をもてなし、みんなで集まり宴を催す文化)」や、「夜さこい(=夜においで)」の歓迎ムードが至るところに散りばめられ、この街の魅力を存分に満喫できるホテルなのです。

市街地からのアクセス良好!

JR高知駅から路面電車に乗っていざ「OMO7高知」へ!

JR高知駅付近
旅の相棒は、小6女子の長女。JR高知駅の近くにアンパンマンとの撮影スポットを発見しました。

今回私たちはJR高知駅から、公共交通機関を使って向かうことに。OMOブランドのコンセプト「街ナカ」にある通り、中心市街地からアクセスが良いことも魅力です。

JR高知駅からは、「はりまや橋」ひろめ市場のある「大橋通」などを横断する路面電車、「とさでん交通」を利用して電停「菜園場町」に。そこから4分ほど歩けば、「OMO7高知」に到着します。※高知空港からは車で30分ほど。

とさでん交通
日本最古・最長の路面電車として知られる「とさでん交通」は、今も市民の大切な足として親しまれています。本数も多く、旅行者にとっても使いやすいのが嬉しいポイント。
OMOベース

到着後、迎え入れてくれたのは木彫りの土佐犬と、土佐の文旦をふんだんに使ったウエルカムドリンク。

早速高知らしさ全開です!

文旦ドリンク
疲れ切った夕方、汗だくの身体に染み渡る文旦ドリンク。甘すぎずさっぱりとした味わいがありがたい!

初日はホテルでどう過ごす?

初めて訪れる私たちを迎え入れてくれるのは、この街をこよなく愛するスタッフの「OMOレンジャー」たち。

まずは親子で過ごした初日の様子をお届けします!

着いてすぐに高知のことがよくわかる!

「〜えいとこ全部わかるがで!土佐のおきゃく講座〜」へ参加

〜えいとこ全部わかるがで!土佐のおきゃく講座〜

夕方到着後、荷物を部屋に置いてまず参加したのが、エントランスの大階段で開催されるアクティビティ「〜えいとこ全部わかるがで!土佐のおきゃく講座〜」。毎日17時から30分ほど、OMOレンジャーの2人が土佐文化についてレクチャーしてくれます。

土佐の「おきゃく文化」の解説にはじまり、さわち(皿鉢)料理など、内容は盛りだくさん。同じ四国の香川県に住んでいながら、実は知らないことばかりです。

〜えいとこ全部わかるがで!土佐のおきゃく講座〜 クイズ
ご当地クイズでは、なんと全問不正解…!

他にも土佐のお座敷遊びの体験など、ちょっと滞在しただけでは、到底知ることのないディープな文化をじっくり味わえます。

〜えいとこ全部わかるがで!土佐のおきゃく講座〜 菊の花
土佐流ロシアンルーレットとも言えるお座敷遊び、「菊の花」を体験。子どもも参加しやすいように、ご当地乳酸菌飲料「リープル」で再現します。

実はこの館内には、あちこちに高知の文化や風習に触れられる仕掛けが満載。まずはこの「土佐おきゃく講座」に参加しておくと、滞在中の体験がぐんと深まること間違いなし!



事前準備ゼロでも高知を楽しめる!

「ご近所マップ」と「ちっくとグルメナビ」

さらに感動したのは、ホテル周辺の「街ナカ」の案内がとにかく充実していること。

よくありませんか? ホテルの部屋に入った途端、晩御飯どうする? という家族会議が長引く問題。

距離感が掴みやすく解りやすい!「ご近所マップ」

ご近所マップ
こちらが「OMO7高知」の「ご近所マップ」。

もちろん、SNSの口コミやガイドブックも参考になりますが、この土地に住むスタッフから聞く生の情報はやっぱり頼りになります。

我が家も翌日のランチに向けて「ご近所マップ」を参考に、OMOレンジャーとグルメの話でひと盛り上がり。早速次の日の予定に組み込みました!

気になるテーマから選ぶ「ちっくとグルメナビ」

また、「そもそもどこへ行こうか決められない」という人の心強い味方になってくれるのが、「ちっくとグルメナビ」

ちくっとグルメナビ
高知のグルメ情報をさくっと5分程度で案内してくれます!

OMOレンジャーが用意してくれるテーマの中から気になるものをパッと選ぶと、そのテーマに沿ったご近所グルメを種明し的に教えてくれる人気のコンテンツです。

この日私は「高知の〆(シメ)」のテーマをチョイス。噂には聞いていましたが、高知のシメは炭水化物系に並び、餃子も主流らしいんです!

ちくっとグルメナビ

教えてくれたのは、小ぶりな揚げ餃子が有名な「安兵衛」。我が家も大好きな名店ですが、まさかシメに使うとは…。

連続テレビ小説「あんぱん」にちなんで、物部川エリアのグルメ情報も教えてもらいました!

今年3月からは、NHK連続テレビ小説「あんぱん」にちなんで、やなせたかし先生の故郷・物部川エリアもテーマに加わっています。

そこで、お次は「ごめんけんかしゃも」をご紹介していただくことに。

ちくっとグルメナビ

「ごめん」は、高知県南国市の地名。そこで育つ、喧嘩するほど気性が荒く肉質がしまった“軍鶏(しゃも)が、道の駅「風良里」でいただけるそう。

実は坂本龍馬が暗殺される前に食べようとしたのも「しゃも鍋」なんだとか。今は「シャモ番長」なるキャラクターも登場しているらしく、またまた気になります…!

気になるホテルディナーは?

「OMO7高知」ならではの工夫を凝らしたメニューに大興奮!

OMOダイニングのディナービュッフェ

さて、高知の基本情報をインプットしたところで、いよいよディナータイムです。

ホテルで食べる? 近所で飲みに行く?

もし迷うなら、是非おすすめしたいのが、「OMO7高知」ならはのディナービュッフェ。テーマは”TOSAインスパイア”。高知ならではのカツオの藁焼きなどの名物料理や和洋メニューが、計50〜60種類楽しむことができるんです!(※宿泊者以外も利用可)

さらに注目したいのが、このビュッフェでは、大きなお皿に自分好みに盛り付ける”マイさわち”を作れること。

さわち(皿鉢)とは、高知の宴席料理の一つで、大皿に盛りつけられた豪華な盛り合わせのこと。あらかじめ食べたいものを全部盛り合わせておけるから、作る人も一緒にお酒や会話を楽しむ。そんな“おきゃく文化”を感じる伝統的なスタイルなのです。

マイさわち

早速私も、マイさわちに挑戦してみました!

お皿に載せたのは、サバの棒寿司、ブリの葉ニンニクぬた和え、カツオとメヒカリのフライ、茗荷・トマトのピクルス、茄子の揚げ出し…など海と山のものを少しづつ。

マイさわち②
手前が私。奥が子どものマイさわち。それぞれ好きなものを好きなだけ。
ライブキッチンカツオの藁焼き
目の前で藁焼きにするダイナミックな実演は、子どもはもちろん大人もおもわず見入ってしまう迫力です!

またこのディナービュッフェに欠かせないのが名物「カツオの藁焼き」。ここではカツオだけでなくローストビーフも藁焼きにして楽しむサーフ&ターフスタイルが人気です。

OMOダイニングのカツオの藁焼き
薬味にはガーリックチップ、わさび、そしてぬたのソースを効かせる”OMO7高知スタイル”で楽しみます。

藁焼きにかけるのはタレではなく塩を。シンプルな味付けで食べられるのは、素材が新鮮だからこそ!

つがにそうめん

シメには「つがにそうめん」をセレクト。「つがに」とは、川でとれるモクズガニのことで、そのカニみそと茄子を煮込こんだ濃厚な汁でいただくそうめんです。コクと塩味のバランスが絶妙!

ソフトクリーム OMOダイニング いもけんぴ

食後には、名物の芋けんぴをトッピングしたソフトクリームをぜひ。作りたての芋けんぴをさして、香川の名物「おいり(!)」を散らせば、四国をめぐる味わいが完成します♪

OMOダイニング 客席
ビュッフェの客席は「ひろめ市場」から着想を得た開放感のある設計に。隣の席との仕切りなどはなく、距離感もゆるやか。なんだか宴会が始まりそう!
OMOダイニング キッズチェア
お子様専用のチェアやカトラリーも完備。ちびっこと一緒でもゆっくりと安心して楽しめますね。

ホテル内でもテンション上がる!

毎晩開催の「よさこい楽宴LIVE」は参加マスト

ご飯を食べ終わり、お風呂に入る前までの時間。絶対に見逃してはならないのが、「OMO7高知」のアクティビティのハイライト「よさこい楽宴(らくえん)LIVE」です。

毎日?え、誰が踊るの?と思ったLEE読者の皆さま、驚くことなかれ。なんとこのパフォーマンス、踊るのは全てホテルのスタッフ!

よさこい衣装に身を包み、毎晩21時から約30分、迫力満点のオリジナル演舞を披露してくれるんです。

よさこい楽宴LIVE
「OMO7高知」のスタッフには、このよさこいが踊りたくて入社したスタッフもいるそう。みんなステージに向けて100時間は練習するんだとか…!

その人気ぶりたるや……早い人は1時間近く前から席を確保しているほど。

ちなみにこの日は、フロントとダイニングから5名のスタッフが出演。そういえば見覚えのある“あの人”が現れた瞬間、会場は笑顔に包まれます。

よさこい楽宴LIVE 第一部
会場の演舞・全体演出はよさこい鳴子踊りの第一人者國友裕一郎氏によるもの。「OMO7高知」のための特別なパフォーマンスです。

ライブは、全部で三部構成。第一部は高知の民謡「よさこい節」に合わせた日本舞踊で静かに幕を開けます。最前列で見ていた私たちは「本当にスタッフさんなの??」と思うくらい美しい舞…!

よさこい楽宴LIVE 第二部

続く第二部では観客も参加して楽しめる「正調よさこい鳴子踊り」。 平日の夜21時とは思えない熱気で、会場全体が一体となって盛り上がっていました。

よさこい楽宴LIVE 第三部
衣装とフラフはグラフィックデザイナーの脇愛子氏によるデザイン。高知の温暖な気候からインスピレーションを得たオレンジ色に、海の青色が映える衣装は、フィナーレにぴったり。

そして第三部は、オリジナルの演舞。楽曲は、数々のよさこい音楽を手がける堤一平氏が手がけたもので、夏らしいエネルギッシュなメロディが魅力です。

よさこい楽宴LIVE 第三部 フラフ
迫力満点のフラフでのパフォーマンス。「フラフ」とは、大漁旗をモチーフにした巨大な旗のこと。よさこい祭りでもこのフラフが、チームの最後尾で観客を盛り上げるそう。
よさこい楽宴LIVE 記念写真
最後に記念撮影もしっかりと。もちろんSNSシェアも歓迎だそう!

次の日には、思わず「昨日は素敵でしたね」と声をかけたくなる、思い出に残るパフォーマンス。初めてよさこいを見た子どもも、「夏にも見たい」と言っています!

迷ったらまず頼もう

眠る直前まで部屋楽しめる「酔っちょれセット」

寝る前にちょっと晩酌を…と、お部屋で楽しめる「酔っちょれセット」も体験。これがもう…「迷ってるなら絶対予約して!」と声を大にして伝えたいサービスなんです!

酔っちょれセット①
酔っちょれセット②
こちらが「酔っちょれセット」。基本事前予約制ですが、当日でも空きがあればオーダーできるそう。

内容は、郷土料理をアレンジしたおつまみ9品と、ご近所の「安岡酒店」さんがセレクトした2種の地酒。さらにお座敷遊びに使用する酒器「べく杯」のレンタルできるスペシャルなセットです。

驚くのがこちらのお値段。なんと2名分税込3200円の気軽さ!(2025年6月当時)

酔っちょれセット③

夫婦なら、おつまみが取り合いになること間違いなし。ビュッフェでお腹いっぱいのはずなのに、よさこいを見て、お風呂に入って、部屋に戻ったら不思議と食べられる(笑)

明日も休日のはず。寝る直前まで思いっきり話したいことを話して、飲んだくれて寝ましょう!

酔っちょれセット④
高知といえばやっぱり地酒。県内には海沿いを中心に19もの酒蔵が点在しているそう。温暖な気候の影響で、酵母が酸を出しやすく、すっきりとした辛口の味わいが多いのが特徴です。

旅に欠かせない大きなお風呂!

子連れにも優しい!大浴場「トサノユ」

近ごろ、ホテル選びで一番重視するのが「大浴場があるかどうか」。エンタメや食で満たされた夜の締めくくりには、大きなお風呂が欠かせません。

※以下のドリンク以外の写真はすべて営業時間外に撮影したものです

大浴場「トサノユ」 番犬

そんな思いで向かったのが大浴場「トサノユ」。番台をイメージして作られた入口の上には木彫りの土佐犬がお出迎えしてくれます。

大浴場「トサノユ」 内湯

内湯には、よさこいの大旗「フラフ」を模したタイル壁画が。ダイナミックかつ、おめでたいアートを見上げながら体の芯までじっくり温まります。

大浴場「トサノユ」 露天風呂

さらに圧巻なのが、土佐の薬用植物や山野草を取り入れた庭園を臨む露天風呂。まるで牧野植物園を連想する景色の中に、この季節ならではの紫陽花も咲いていました。

お湯の効果ももちろんのこと、視覚的にも癒されること間違いなし!

翌日はどう過ごす?

朝から高知の恵みをたっぷりと! モーニングビュッフェへ

翌日も、「ご近所ツアー」など予定がいっぱいの私たち。朝はしっかり、そして地のものをチャージしたい! とモーニングビュッフェへ。

モーニングビュッフェ

昨夜ディナービュッフェを楽しんだ「OMOダイニング」。朝も同じく、郷土料理をはじめ和食中心のメニューが50〜60種類並びます。(※宿泊者のみ利用可)

ゆず香るフレンチトースト

ライブキッチンでは、高知のゆずを使った「ゆず香るフレンチトースト」が作りたてで並びます。しっとりした甘さの中に、酸味が程よく効いて美味しい!

いも天

日曜市の名物「いも天」もライブキッチンで味わえます。サクサクの生地とホクホクのさつまいも。しっとり甘くて、沖縄のサーターアンダギーを思い出しました。

モーニングビュッフェ

こちらが我が家の幸せビュッフェモーニング。

ずらりと並んだ海と山の幸。やっぱり郷土料理の田舎寿司(中央)は外せません。ゆのす(ゆずの果汁)が効いた酢飯はすっと爽やかな味わい。漬け丼は新鮮なカツオの刺身が美味しかったー!

ご近所アクティビティも人気!ホテルだけにとどまらない!

「土佐のスーパーマーケットツアー」

美味しい朝食をたらふく食べたあとは、朝9時から、ちょっと変わった「ご近所アクティビティ」に参加しました。その名も、「土佐のスーパーマーケットツアー」です!

土佐のスーパーマーケットツアー
2025年2月から毎日8:45〜10:00(除外日あり)に実施されている予約制の「土佐のスーパーマーケットツアー」。今回は親子で参加しました!
サンシャインクレア

OMOレンジャーと一緒に地元のスーパーを巡るこのツアー。訪れたのは、地域密着スーパー「サンシャイン クレア店」。

顧客の心をガッチリと掴む巧みな品ぞろえや、商品の陳列の美しさで、なんと全国から視察がくるほど注目されている店舗なのだとか!

土佐のスーパーマーケットツアー 店内

実際に訪れてみると、新鮮な野菜や、種類豊富なポン酢、地元でしか流通しない水産加工品など、充実した商品群に全く選べない…!

芋けんぴコーナ
なんと…元祖けんぴは芋を使っていないものだそう。OMOレンジャー山中さんの話を聞きながら、棚いっぱいの芋けんぴから好みの芋けんぴを選びます。

と、なったところで助けてくれたのが、OMOレンジャーによる「お土産診断チャート」。ポン酢や芋けんぴなど、お土産にぴったりのアイテムの中から、好みを分析して提案してくれるありがたいサービスです。

サンシャインクレアのお土産
サンシャインクレアで購入したものの一部。芋けんぴは、おすすめの中から2種ほど購入しました。他にも高知ならではの柚子胡椒の入った緑のポン酢、焼肉のタレ、オリジナルチューハイなどなど盛りだくさん!

お土産診断や、地元ならではの商品開発エピソードを聞いてると、物欲がムクムク。そして家族へのお土産をどっさり購入。

車で来たら、もっと大量に購入していたはず…!次に来たときも、必ず立ち寄りたいスポットのひとつになりました。

ありがとう、OMOレンジャー!

また「ご近所ツアー」は、他にも木曜日の「ちっくと食べやぁ、グルメな木曜市ツアー」や、日曜日の「酢がきいちゅう、日本一の日曜市ツアー」など高知の街路市を巡るツアーも開催されています。

地元の暮らしにぐっと近づけるおすすめのアクティビティ。スケジュールが合えばぜひ参加を!

滞在中に使い勝手が良すぎる!

開放感いっぱいの「OMOベース」

ここからは、滞在中に自由に使えるパブリックスペース「OMOベース」をご紹介。

OMOベース エントランス

こちらはチェックイン前後など、すき間時間にふらっと立ち寄れる1階のフリースペース。大きな窓から自然光が降り注ぎ開放感でいっぱいです。

OMOベース 大階段
大階段の壁面のデザインは、よさこいで使われる「鳴子」をモチーフにしています。一日過ごせば、この館内に散りばめられた高知モチーフに気がつくようになりますよ(笑)

中央には、昨晩よさこいの舞台にもなった大階段が広がります。印象的なのはそこで遊ぶ子どもたちの姿。ひたすら階段を登ったり降りたり…そんな光景に「うちも昔は上ったり下りたりを繰り返してたな〜」と、懐かしくなりました。

旅のシメには、やっぱり高知の「あんぱん」を

「あんぱん×ドリンクペア決定戦」に参加!

OMOカフェ&バー
OMOカフェ&バー

「OMOベース」の一角には、宿泊者以外も立ち寄れる「OMOカフェ&バル」が併設されています。”街ナカ”のホテルに、気軽に立ち寄れるカフェがあるのは嬉しいですね。

名物は、「みょうがネード」や「カツオドッグ」といった高知産の食材をアレンジした軽食。ちょっと小腹が空いた時の、エネルギーチャージに最適です。

カツオドッグ ミョウガネード
左がカツオの粉末を練り込んだソーセージをホットドッグにした「カツオドッグ」。鰹節とガーリックチップがトッピングされています。右が丸々みょうがの甘酢漬けを使った「みょうがネード」。甘酸っぱくて夏にぴったり。

会場では、連続テレビ小説「あんぱん」の放送に合わせて、期間限定で「あんぱん×ドリンクペア決定戦」も開催中。(〜2025年9月30日まで)ご当地あんぱんを味わいながら、相性ぴったりのドリンクを選ぶという、地元愛に溢れるイベントです。

あんぱん×ドリンクペア決定戦
あんぱん×ドリンクペア決定戦
菱田ベーカリーの「羊羹パン」は、「うっかり焦げた部分を隠すために羊羹を塗ってみたら美味しかった」ことから生まれたそう(笑)。

我が家は、この日販売されていた菱田ベーカリーの「羊羹ぱん」に「高知の牛乳」と「池川一番茶 親子茶」をチョイス。(あんぱん1種につきドリンク2種のセット¥500)。

「羊羹パン」に合うのはどっちか…

結果、「池川一番茶 親子茶」に決まり。小6女子曰く、「刑事ドラマで出てくる牛乳もいいけど、やっぱり羊羹にはお茶だよね〜」とのこと。

あんぱん×ドリンクペア決定戦

しかしながら世の中の人気はダントツ「高知の牛乳」(一番奥が牛乳の投票ボードです)。

親子茶…9月までがんばって!!

最後に、家族旅行にぴったりのお部屋をご紹介!

今回は私と長女の二人旅。宿泊したのはコンパクトながらも開放感たっぷりの「うたげツインルーム」です。

「うたげツインルーム」 OMO7高知①

館内全体にも共通して言えることですが、内装にはひのきや杉の木材がふんだんに使われているのも「OMO7高知」の特筆すべき点。実は高知県は、森林率が全国一位を誇る”森林大国”でもあります。

その自然の恵みを感じられるデザインに加え、壁には土佐和紙を使用。隅々まで”らしさ”を感じる内装に仕上げられています。

「うたげツインルーム」 OMO7高知②
宴会を楽しむ土佐犬のウォールアートも可愛いです♡

そして何よりうれしいのが、写真のように畳の小上がりのスペースがあること。素足でのびのび過ごせるのは、子連れ旅にはありがたいですね。

ホテルから見える夜景
夜には、しっとりとした市街地の夜景を楽しむことができます。

ファミリー(3〜4名)での滞在におすすめ!

「うたげセミスイート」と「うたげスイート」

他にも、家族旅行におすすめの2つのタイプの部屋も紹介してもらいました。

「うたげセミスイート」

▲こちらが最大3名が宿泊できる「うたげセミスイート」。窓辺のスペースでゆったりと景色を楽しみながら、過ごすことができます。

「うたげスイート」

▲こちらが最大4名が宿泊できる「うたげスイート」。小上がりスペースを広く取っているので、人数が増えてもゆったりと過ごせます。

さまざまなアクティビティを組み合わせて充実の旅に!

滞在最終日、我が家はOMOレンジャーに教えてもらった喫茶店を巡ったり、昼からすでに陽気な人で賑わう「ひろめ市場」をぶらり。旅先では欠かせないスペシャルティコーヒーのお店にも立ち寄れて、“間違いなし”の素敵スポットを効率よく回ることができました。大満足!

特別な準備をしなくても、街そのものをとことん楽しめる仕掛けが詰まった「OMO7高知」。家事に育児に仕事に…毎日忙しいLEE世代には、ぴったりの“ごほうびステイ”です。

2023年のNHK連続テレビ小説「らんまん」、そして2025年の「あんぱん」。わずか2年のうちに2度も朝ドラの舞台になる地域はとても珍しいはず。それだけ、この高知には物語を生み出す魅力や深みがあるのだと思います。

次はぜひ、再び高知県立牧野植物園へ。そして、やなせたかし先生の故郷・物部川エリアまで、足をのばしてみたい!

この夏休みの行き先に、楽しさも美味しさも、“こじゃんと”詰まった「OMO7高知 by 星野リゾート」を候補に加えてみてはいかがでしょうか?

OMO7高知 by 星野リゾート

  • 所在地:〒781-0832 高知県高知市九反田(くたんだ)9-15
  • 客室数:133室
  • 交通:とさでん交通「菜園場町駅」から徒歩4分、高知空港から車で30分
  • 駐車場:103台(予約不可)
  • 電話:050-3134-8095(OMO予約センター)
  • URL:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo7kochi/

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高木綾子 Ayako Takagi

ライター/LEEキャラクター

1981年生まれ。百貨店バイヤー、ヴィンテージショップなどファッション業界を10年経験。その後、LEEキャラクターになったことをきっかけに同世代の女性に役立つ情報を伝える仕事に興味を持ち、ライターの道へ。夫の仕事の関係で2020年より東京から香川へ移住し、ファッションや子育てのほか、四国地方についても執筆。2児の女の子ママ。

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