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浜島直子さんの新刊エッセイ『キドアイラク譚』を読んで思ったこと

2025.03.27

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めくるめくはまじワールドが堪能できる喜・怒・哀・楽にまつわる36篇のエッセイ

新刊エッセイ「キドアイラク譚」を持つモデルの浜島直子

浜島直子さんの新刊エッセイ「キドアイラク譚」が発売になりました🎉

はまじさんが日常のなかで感じた喜・怒・哀・楽それぞれのエピソードが丁寧に綴られていて、はまじさんらしい、子供のように透明な視点や、芯の強さ、面白さ、優しさがところどころにあらわれて、一緒になって笑ったりドキッとしたり、ヒリヒリしたり。あっという間に、はまじワールドに引き込まれて読了しました。

思い返せば、昔はもっと色んなことに喜んだり、恥ずかしくなったり、落ち込んだりしてたもんです。
歳のせいか、今ではすっかり逞しくなって、ちょっとやそっとのことでは動じなくなってしまったけど、本当は心の奥底では立派にザワザワしてるんだと思います。
慌ただしい毎日、それにもう大人だし、そんな気持ちには感じなくなったフリをしていただけなのかもしれません。
はまじさんは、そういう心のさざ波をすくい上げる天才なんだな、と思います。

自分の心にまず、丁寧に向き合いたい。そんな気持ちにさせてくれる温かなエッセイ

浜島直子さんの新刊「キドアイラク譚」

以前、私の梱包の雑さゆえ、お送りしたお皿の一枚が割れていたときも
「ちょうど金継ぎしたいと思っていたの!最近ツイているわ♡」とメッセージをくれたはまじさん。優しい思いやりに思わず泣きそうになり、「これで家のお皿を割らなくて済みました」の言葉には笑ってしまいました。

そんなはまじさんだからこそ紡げたエピソードの数々。
日常のなかに無意識に畳み込まれた、小さなシワのような感情を
ひとつひとつ、伸ばしてなぞっていくような気持ちになりました。
丁寧な暮らしに憧れるけど、それ以上に、自分の心をまず、丁寧に扱っていきたいな、と思います。

そして、途中に挟み込まれる、ショートショートのようなお話しがまたシュールで面白いんです。私のお気に入りは「土」(「怒」の章に入っています)。
夏目漱石の「夢十夜」のような不思議な読後感で、はまじさんの文才がスパークしてます!
皆様も是非、はまじワールドを堪能してみてください!

(編集N恵)

※この記事はLEE公式インスタグラムの転載です。

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