LIFE

着たい服しかないクローゼットの作り方

8年かけてクローゼットを整理。全自動で人生が変わる!

1000枚の服を捨てて生き方が変わった! 昼田祥子さんの着たい服しかないクローゼットを見せてもらいました!

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2024.10.07

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服選びの迷いが消えたら、生き方もおしゃれもラクに

着たい服しかないクローゼットの作り方

昼田祥子さん 

かつては服を1000枚持っていた昼田祥子さんに聞きました!

「服は20枚あればいい」にたどり着くまで

今年のLEEで大反響だった〝服捨て〞で人生が開けたという昼田祥子さん。1000枚の服に翻弄されていた時代から、現在の20枚に至るまでの道のりをあらためて伺いました。

7月号でLEE初登場!

暮らしの「ダウンサイジング」で、人生が変わった! LEE7月号
ライフスタイルの大特集『暮らしの「ダウンサイジング」で、人生が変わった!』で取材した記事が話題に
ファッションエディター昼田祥子さん

教えてくれたのは?

昼田祥子さん

ファッションエディター

女性誌やアパレルブランドのカタログなどで編集を担当。流行の服やバッグ、靴を取り入れていた生活を見直し、その経験をwebメディアの連載で綴ったことが話題となり『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』(講談社)として書籍化。音声メディア「スタンドFM」でも活動中。

本が大ヒット!

昼田祥子さん 1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話

LEE読者からも反響の声が続々!

⚫︎服捨てをしたらさらにおしゃれになれた! という一見逆説的なお話に興味津々。特集を読んで、デザインは好きだけど着たときにどこか違和感があった服を勇気を出して手放してみました。(LEE100人隊No.038 さとささん)

⚫︎新しい服も取り入れてクローゼットを循環させている。素敵な考え方だなあと思いました。(LEE100人隊No.022 だみこさん)

⚫︎もともとアパレル業界にいたので昼田さんの考え方に親近感を持ち服捨てを進めています。(LEE100人隊No.036 ちゅーこさん)

⚫︎「服を選び、残していくこと」は、自分の価値観や生き方を見つめ直す大きな機会になりそうです。(読者モニター M・Yさん)

⚫︎誰のためのおしゃれなのか、何のための服なのか。「何に頼らなくとも、私は私」というメッセージが心強く、読み進めるごとに心までスッキリ。(LEE100人隊TB ゆかりさん)

⚫︎ものを捨てられない私にとって、グサグサと刺さりまくる内容でした!(LEE100人隊No.053 ブルーさん)

Over 8years ago

過去

仕事もプライベートもうまくいかず、服を買って不安を紛らわせていた日々

「昔の私を知る方に最近お会いして、『昼田さんって、よく笑う方だったんですね』とびっくりされたんですよ」と、昼田さん。今から10年ほど前は、生きづらさを感じていたといいます。

「夢だったファッションの仕事に就いたはずなのに、やりたくない仕事を受けたり、会議で相手の顔色をうかがってうまく発言できなかったり。プライベートではなかなか子宝にも恵まれず。2年間くらい閉塞感があって、苦しい時間を過ごしていました。

イライラしたら服を買い、弱い自分を隠したくてブランドのバッグを買い…。服が増え続け、ウォークインクローゼットには収まらず、隣の部屋に置いたラックもあふれるほどでした。それでもファッションエディターたるもの、服持ちで当然とも思っていたんです」

あるとき「こんな人生はいやだ」と強く思い、環境や人を変えるのは難しいけれど、服なら自分でコントロールできるかもと、自分が人生をかけてきた服を手放してみることに。

「行き詰まった人生を変える、私が見つけた突破口でした」(昼田祥子さん)

買い足したラックも当時は服でパンパンでした!

昼田祥子さん 自宅のラック


FROM 8 YEARS AGO UNTIL NOW

服捨て期間

8年かけて、1000枚の服を捨てたら人生がぐんぐん動き出した!

昼田祥子さん 8年前から今

最初の1年半は、手放せない服を1着ずつ手に取り、なぜ手放せないのか、自問自答の繰り返し。

「容姿、性格、些細なことでも自分のいいところを書き出して、服を手放すたび、自分のよさが失われた?と確認。いや、何も奪われてない。そう感じるたびに、自分の内側から自信が生まれる感覚があって、夢中で500枚まで減らしました」

ただ、反対に捨てグセがつき、今度は買った服が根付かずに苦戦する時期も経験しました。

「好きや似合う以外の言葉で、クローゼットに残す理由を探したのですが、それは結果的に自分はどんな人間か、どんな生活をしているか、この先どうしたいかを徹底的に見つめることにつながりました。

幸運なことに、服を手放し始めてすぐに娘を授かることができ、好きな場所で好きに働いてみたい! という念願もかない、山形での移住生活も実現。憧れだった自分の本の出版、そしてトークショーまで。服を捨てて心の声に従える自分になったら、人生がどんどん好転していきました」(昼田祥子さん)

NOW

現在

20枚の服で、おしゃれを心から満喫し、気持ちの変化も

「人生に行き詰まり、幸せを感じられなかった私が、服を手放すことで心に変化が生まれ、幸せな人生を歩んでいることに、自分がいちばん感動しています(笑)。

ちなみに服が減っても、おしゃれを諦めたわけではありません。シャツの袖のまくり方やパンツのウエストの位置にこだわったりと、小さな変化を追求することで、むしろおしゃれを楽しむスキルは上がりました。

そして、クローゼットをすっきりさせたことで、思考もすっきり。やりたいこと、やりたくないことを敏感にキャッチして行動しやすくなるので、全自動で人生が変わるんです!

昔は仕事がなくなることが怖かったけれど、今は"ないなら自分で作ろう"と柔軟な発想ができます。今後も、どんな未来がいいか、どんな景色が見たいか。はっきりとゴールを決めて生きていきたいと思います。

ゴールは『今日はめちゃくちゃおいしいランチを食べる』とか、日常の些細なことでもいいんです。どんなゴールでも明確に設定すれば、必ずたどり着けるということを、服捨ての経験を通して知りました」(昼田祥子さん)

昼田祥子さんのクローゼット
昼田さんの手持ち服はこれに加えて、冬用のニットとパンツ、アウター4着のみ。毎日見るたびに気分が上がる景色だそう。 撮影/大森忠明

次回は「昼田さん流“着たい服だけ”のクローゼットを保つ8つのメソッド」をご紹介。

Staff Credit

撮影/田村昌裕(freaks) イラストレーション/佐藤紀子 取材・文/田中理恵

こちらは2024年LEE11月号(10/7発売)「着たい服しかないクローゼットの作り方」に掲載の記事です。

※商品価格は消費税込みの総額表示(2024年10月号現在)です。

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「私らしく建てる、心地よく暮らす」をテーマにリビング系コンテンツを集めました。ハウジング、インテリア、DIY、家電や雑貨からLEE100人隊家づくり部ブログ、通販など盛りだくさんでお届け!

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