品数少なくてもボリューム満点!
鍋&フライパンひとつで3品【料理家 野口真紀さんの毎日弁当】驚きの早ワザでもシンプルおいしい!
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野口真紀
2024.03.14
オール“のっけ弁”スタイルだから、ラクしておいしい!
料理家 野口真紀さんが
約20年続けてたどり着いた3品弁当
プロといえど、始めた頃は30分以上かかっていたというお弁当。ところが今は、驚きの早ワザ! 品数と工程をそぎ落として到達した、シンプルおいしいスタイルを伝授。

お話を伺ったのは
野口真紀さん
MAKI NOGUCHI
料理家
大学生の長女、中学生の長男の母。おかずの組み合わせに悩まなくなる『ぱらぱらきせかえべんとう』(アノニマ・スタジオ)が話題に。おいしいもの満載のインスタグラムも好評。
日々忙しいから、作り置きはほぼなし。朝さっと作れる、できたて“のっけ弁”で品数少なくてもおいしく満腹!
「大学生の娘が認証保育園に通っていた2歳頃から、息子の今の部活弁当まで、かれこれお弁当歴20年!」という野口さん。まっさらな状態から始めて、ほぼ15分でお弁当作り完了。秘訣は今回紹介する、鍋ひとつ、フライパンひとつで済ませるテク。「2品を一緒に作るので、計3品が驚くほど時短で完成します。おかずも、あれこれ詰める必要はなし。ボリュームがあるなら1品で十分だし、地味だと思うなら、その中で彩りや変化をつければいい。『見栄えよく詰められない』という人へのおすすめは、ごはんを敷き詰める“のっけ弁”。このスタイルなら配置に迷わず、少々の汁気はごはんが吸うので、万事解決です!」(野口真紀さん)
野口さんの毎日弁当

「きのこたっぷりハンバーグに、にら玉&漬け卵のW卵弁当です」(野口真紀さん)

「この日はお昼用と部活用で2つ。メカジキの酢照り焼き、入ってます」(野口真紀さん)

「卵焼きは甘めが好き。可愛くしたい日は、タコさんウインナ」(野口真紀さん)

「きぬさやをソテーしてから、豚キムチチャーハンをざっと作って」(野口真紀さん)

「娘と息子にひとつずつ。作っておいた鶏そぼろで4色弁当です」(野口真紀さん)

「梅干しがまるで“目玉おやじ”。絵はお弁当を見た息子が描きました」(野口真紀さん)
野口真紀さんの弁当作りが続くコツ
- ALL“のっけ弁”スタイルだから隙間なし、ボリューム満点!
- ほぼ作り置きはしない
- 2品弁当、1品弁当の日も、できたてで
時短&洗い物が少ない!
鍋&フライパンひとつで3品弁当
副菜は、2品いっぺんに調理スタート。鍋やフライパンをほぼ汚さずに仕上げたら、メインに取りかかります。「“液体調味料を使うおかずは最後”と覚えれば、応用も簡単!」

野口真紀さん
小鍋ひとつ、15分で3品完成。彩りも栄養も完璧!
ポークチャップ弁当

調理時間15分
「小鍋で蒸した野菜はうま味が濃いから、シンプルな味つけでOK。しっかり味のポークチャップで、ごはんがもりもり食べられます」(野口真紀さん)
材料・1~2人分
- 〈ポークチャップ〉
- 豚こま切れ肉……200g
- A)
- トマトケチャップ、ウスターソース……各大さじ1
- しょうゆ、砂糖、みりん、酢……各大さじ1/2
- サラダ油……大さじ1/2
- 〈青梗菜のオイル蒸し〉&〈にんじんのツナバター炒め〉
- 青梗菜……1株
- にんじん……1/4本
- ツナ缶(オイル漬け)……小1/2缶(約40g)
- B)
- オリーブオイル、水……各大さじ1
- 塩……少々
- しょうゆ……少々
- バター……小さじ2
- ごはん……適量
作り方
- 〈青梗菜のオイル蒸し〉と〈にんじんのツナバター炒め〉を作る。青梗菜は根元に放射状に切り込みを入れ、手で4〜6つ割りにする。にんじんは1㎝幅の輪切りにする(急ぐ場合は、もっと薄くてもOK)。
青梗菜は、根元に切り込みを入れてから手でさくと、味がしみやすく。「内側の葉がばらけず、ストレスもひとつ減りますよ」(野口真紀さん) - 小鍋に①とBを入れ、フタをして中火にかける。3〜5分蒸し煮し、火が通った青梗菜を取り出す。再びフタをし、にんじんに火が通るまで蒸し煮する(途中、水が足りなくなったら少量ずつ足す)。
- ②の鍋にバターを加え、にんじんになじませる。ツナ(オイルごと)としょうゆを加えて和える。
- 〈ポークチャップ〉を作る。③の鍋の汚れをキッチンペーパーでさっとふき、サラダ油を中火で熱する。豚肉を炒め、色が変わったらAを加え、汁気がほぼなくなるまで煮詰める。
- 調理前にごはんを詰めておいた弁当箱に、おかずをのせる。
*直径14㎝の鋳物ホーロー鍋使用
\小鍋ひとつで3品/
基本の手順
- 青梗菜とにんじんを同時に蒸し煮

- 青梗菜を取り出し、にんじんをツナで和える

- 豚肉を炒めて味つけ

過去のお弁当レシピも
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Staff Credit
撮影/濱津和貴 スタイリスト/西森 萌 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE4月号(3/7発売)「みんなの「毎日弁当」ストーリー」に掲載の記事です。
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