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FOOD

みんなの「毎日弁当」ストーリー

ちくわ、ウインナ、シューマイなど…

【吉田戦車さんのお弁当作り】レギュラー食材を使ってラクにするのがポイント

2024.03.11

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献立に迷う朝も、マンネリの日も乗り越えて……

だから毎日続いてきた! 私のリアル弁当作り

毎日続けたあの人だって、初心者時代があった! 当時の悩みやモチベーションキープの秘訣、お弁当作りから得られたことを、たくさん教えていただきました。

吉田戦車さん

お話を伺ったのは

吉田戦車さん

SENSHA YOSHIDA

漫画家

1963年生まれ。1989年に連載を開始した『伝染(うつ)るんです。』で不条理マンガの新境地を開く。2007年に漫画家の伊藤理佐さんと結婚。育児に向き合う様子を描いた『まんが親』、『出かけ親』(小学館『ビッグコミックオリジナル』で連載中)が人気を博す。

お弁当生活初期は、夢の中で作っていたことも……。試行錯誤しつつ手の抜き方もわかってきました

続けるほどに、ラクになる。僕の場合は3カ月強でした

ふと目覚めた午前3時。お弁当作りが気になり、目はらんらんと冴えるばかり。2時間ほど悶々とし、そのまま朝を迎える。新メニューにチャレンジする日は、夢の中でもシミュレーション。むろん、目覚めても夢の中で完成したはずのお弁当は、影もカタチもない。お弁当作りが大変だと言ったら、家族に「気楽にやればいいよ」と言われ、「私が言っているのはそういうことではないんだ!」と、誰にもわかってもらえない、やりきれなさを噛み締める……。

そんなお弁当生活初期の“あるある”を経験した吉田さん。数年前から家庭の“ごはん係”を担当していますが、娘さんが中学生になった昨春からはお弁当作りも開始。中高6年間にわたる長丁場です。

「料理は食べるときに味の調節がききますが、弁当はそうはいかないのが難しい。おかずの残りをとっておいて、冷めた状態で食べて味を確かめたりもしています。最初はプレッシャーが大きかったんですが、2学期を迎える頃に慣れてきました。

今は、とにかく10分でも長く寝てやろう、くらいの感じになって、6時20分にごはんの炊き上がる電子音で『しょうがねぇから起きるか』と目覚めて、7時には弁当が完成。少し前までは、鍋で米を炊いていたけれど、弁当生活を機に炊飯器を導入。アシスタントを1人雇ったくらい、便利になりました」

吉田戦車さん

“神おかず”は、たまに入れるから価値がある

お弁当生活をラクにしてくれたのは、レギュラー食材の存在。

「ちくわ、ウインナ、シューマイなどですね。それらが冷蔵庫に入っていると心強いです。あと、おすすめなのが冷凍いんげん。レンジで解凍して、ちょっと塩振って隙間に詰めるのにも便利。麺もいいですね。フライパンで完結するし、しっかり加熱するから、食中毒の心配もないですし」

レシピのアイデアは、料理本からネットまで幅広く。もちろん、独自のレシピが登場することも。

「サンドイッチを作ったんですが、冬だし、旬を考えるときゅうりやトマトは何か違うな、と思って。大根を千枚漬けみたいにスライスして、甘酢に漬けたものをはさんだんですよ。これ、ちょっと娘の友達の間で話題になったみたいですね。娘も、『なんかウケちゃったよ』みたいなまんざらでもない感じで。ほかの家って、どういうお弁当持たせているんでしょうね。

テクニックを知りたいですよね。娘に『ほかの子、もっとレタスとか入ってんの?』なんて尋ねたりしますけど。まあ、そんなの聞いたところで入れはしないんですが」

ちなみに、お嬢さんが「神!」と絶賛するのはちくわのマヨ焼き。

「ちくわをマヨネーズで和え、トースターで6~7分。青ノリをまぶして完成。喜ぶのは確実ですが、そこは希少性で……あまり連発しないように、なんて考えてますね」

吉田さんの今日の弁当は…

月に1度か2度登場する三色弁当。

月に1度か2度登場する三色弁当。「そぼろは前もって作っておき、食中毒が何より怖いので再加熱して詰めています」(吉田戦車さん)。角切りのたくあんを散らしてひと工夫。味と食感のアクセントになる。スプーンは懐紙に包んで。



吉田さんの毎日弁当

お弁当作り始めの頃は、『別添えでサラダ的なものを入れねば』などと思っていました。

「お弁当作り始めの頃は、『別添えでサラダ的なものを入れねば』などと思っていました。最近は、やってませんね」(吉田戦車さん)

娘の好物のちくわの神おかず。

「娘の好物のちくわの神おかず。漬け物で彩りを」(吉田戦車さん)

食パン1枚で作れるホットサンドメーカーを使って。

「食パン1枚で作れるホットサンドメーカーを使って。断面がきれいに出るように少し工夫しました」(吉田戦車さん)

赤いウインナを食べてみたいとリクエストされて。

「赤いウインナを食べてみたいとリクエストされて。『それなら、やっぱりタコだろう!』と。ナポリタンの上に、たっぷりのせてみました」(吉田戦車さん)

最近お気に入りの弁当箱は、〝フードマン〞。

「最近お気に入りの弁当箱は、“フードマン”。詰めるのに迷わないし、立てて持っていっても汁もれしないのがすごいんです」(吉田戦車さん)

吉田戦車さんの弁当作りが続くコツ

  • “レギュラーおかず”をある程度かためて、順繰りに登場させる
  • ナポリタン、焼きそば…娘の好きな麺類を時々はさむとラクできる
  • 手帳と写真の記録でモチベーションをキープ
    手帳と写真の記録でモチベーションをキープ
    「ほぼ日手帳」に、献立、好評だったレシピ、調味料の配合などを書き留めている。娘さんからの感想が、臨場感あるイラスト入りで記されているのが、さすが!

過去のお弁当レシピも
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Staff Credit

撮影/濱津和貴 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE4月号(3/7発売)「みんなの「毎日弁当」ストーリー」に掲載の記事です。

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