LIFE

子どもの目が危ない!?

視力矯正や近視抑制の「今」をリサーチ!

【子どもの視力矯正 最新事情】生活スタイルに合った方法を選びましょう!

2024.02.26

この記事をクリップする

\NEWS/
いい視界を取り戻す方法も進化してます!

子どもの視力矯正 最新事情

子どものQOLを向上させる、視力矯正や近視抑制の「今」をリサーチ! 親子でよく話し合って、生活スタイルに合った方法を選びたい。

NEWS

1

種類もかけ心地も進化! 子ども用眼鏡は今、楽しく選べる

教えてくれたのは…

眼鏡市場
あらゆる年代向けにさまざまな眼鏡を展開。店舗は全国に1000店以上。
公式サイト

眼鏡デビューは、処方箋を持って店頭へ

「子どもの眼鏡はわからないことが多いと思いますが、親子ともにポジティブに、似合う眼鏡を選んでいただけるようお手伝いします」

眼科で処方箋をもらったら、初めての眼鏡選びを丁寧にサポートしてくれるスタッフのいる店頭へ。「子どもの眼鏡はわからないことが多いと思いますが、親子ともにポジティブに、似合う眼鏡を選んでいただけるようお手伝いします」(広報・掛本紀子さん)

似合う色や顔の形に適したフレームをパーソナル診断でアドバイスするサービスも!

「パーソナルカラー診断」
「顔タイプ診断」
撮影/坂本美穂子

カラーアナリストが在籍する「眼鏡市場」の店舗では「パーソナルカラー診断」「顔タイプ診断」が可能(該当店舗はHP参照)。「当社には色や形を含めると100種類以上の子ども用眼鏡があるので、似合う色や形を絞ることで、より楽しく選びやすく」(広報・掛本紀子さん)

軽さ、つけ心地、スポーツ専用も。今、人気の子ども用眼鏡は?

最近は、かけ心地やデザインなど、大人用に遜色ない機能をもつ子ども用眼鏡も豊富。「眼鏡市場では、フレームにアレルギーを起こしにくい金属を使用していたり、ママパパと親子リンクを楽しめるタイプも人気です。親子で一緒に選んでいかれるお客様も多いですよ」(広報・掛本紀子さん)

動いてもズレない&
\超軽量の人気デザイン/

フリーフィット ミニ¥13200(レンズ+フレーム)/眼鏡市場

弾力性に優れた素材で顔に自然になじみ、耳の部分も調節できてフィット感抜群。フリーフィット ミニ¥13200(レンズ+フレーム)/眼鏡市場

スポーツ時に適した
\ゴーグルタイプ/

アイアスリートジュニア¥16500(レンズ+フレーム)/眼鏡市場

汗や激しい動きにも強く、フレーム内側のクッションパッドで、子どもの顔と目を守る。アイアスリートジュニア¥16500(レンズ+フレーム)/眼鏡市場

NEWS

2

近視矯正法として、注目される「オルソケラトロジー」



富田 香さん

教えてくれたのは…

富田 香さん

日本眼科学会認定専門医

小児眼科専門医。「平和眼科」(東京・池袋)院長。子どもの目の発達や病気に詳しく、弱視や斜視、先天性疾患による視力障害の治療を中心に行う。メディア出演も多数。

夜コンタクト装着で、昼間は裸眼でOK

角膜の形を矯正するコンタクトレンズによる治療。「必要な場合、小学校低学年から始める子も。寝ている間にレンズが凸の角膜を凹に押し込み、日中外している間もその形が維持されて、視力矯正ができるという仕組み。夜間に入れっぱなしにするのできちんとレンズの手入れをしないと角膜障害を起こすため、親がどの程度本気で管理できるかもポイントです」(富田 香さん)

費用は?

自由診療のため高額。初期費用として15万~20万円が多い(診察代、レンズ代、定期検診、レンズ交換など)。

近視の戻りはないの?

装着中はいい視力を維持でき、日中は裸眼で過ごせるのがメリットだが、やめると2週間~1カ月程度で(個人差あり)角膜が元の形に戻り、矯正前の視力に。その後は眼鏡やコンタクトレンズなどでの矯正となる。

装着前

イラスト 角膜 水晶体 焦点 網膜

装着中

イラスト コンタクトレンズ 角膜がクセづけされ網膜上に焦点が移動(くっきり見える状態に)

装着後

イラスト レンズを外した後も、角膜は矯正された形を保持

レーシックやICLは18歳以上。将来の選択肢の一つととらえて
レーシックは角膜を削って焦点を調整、ICLは目の中にレンズを埋め込む近視矯正法。「どちらも手術なのでリスクがないわけではなく、長期的な影響もまだ研究中。いずれも18歳以上が対象なので、その年齢に達したらライフスタイルを考えて選択を」

富田 香さん

富田 香さん

NEWS

3

近視抑制の目薬も! 保険診療になる日も近い!?

近視進行の速い子には、おすすめの治療法

イラスト 近視抑制の効果があるといわれるのが、アトロピンという成分を低濃度配合した目薬を点眼する治療法。

近視抑制の効果があるといわれるのが、アトロピンという成分を低濃度配合した目薬を点眼する治療法。「個人差はありますが、国内外で効果が立証されています。オルソケラトロジーと併用することで、より抑制効果が高まるといわれます。まだ自由診療なので高額ですが、特に低年齢から近視が始まっている子は、試す価値あり」(富田 香さん)

NEWS2・3を教えてくれたのは… 眼科医 富田 香さん

Staff Credit

イラストレーション/miho miyauchi 取材・原文/遊佐信子
こちらは2024年LEE3月号(2/7発売)「子どもの目が危ない!?」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる