比叡山延暦寺を旅のメインに、人気のグルメスポットへ!【2023年観光】
【京都子連れ旅】「パンとエスプレッソと嵐山庭園」、「TORIBA COFFEE KYOTO」など話題の食スポットを大満喫!
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高木綾子
2023.11.25
今年の秋も、家族で大好きな京都に行きました。
友人のインスタや書店に並ぶ沢山の京都特集のおかげで、私の行先リストは相変わらずビッシリ。世界遺産や観光スポット、そしてNEW OPENのお店…。
昨年と同様、今年もとにかく歩き回った私たち。その行先の中から、LEEファミリーに是非おすすめしたいと思うアドレスをピックアップ。
是非、年末年始や春休みの旅行の参考にしてくださいね♪
観光の日の目的地はここ!
家族旅行におすすめ!
比叡山延暦寺
今回の旅のメインの行先とした場所は、世界文化遺産でもある「比叡山延暦寺」。昨年、八瀬エリアの取材時に「家族で是非!」とおすすめされたことをきっかけに、今回初めて子どもたちと訪れました。
京都と滋賀の県境にそびえる比叡山。延暦寺は約1200年前(788年)、日本の天台宗の開祖である伝教大師最澄によって創建されました。その後もこの地で修行した多くの名僧が宗祖となったことから、比叡山は「日本仏教の母山」と呼ばれていることでも知られています。
最近歴史に興味がでてきた我が家の長女にも、延暦寺は一度は見せておきたい。でも子連れで『山』は、なんだかハードルが高くて…。
しかし! 調べてみると比叡山は、京都駅からの直通バスやケーブルカー、ロープウェイなど様々な方法でアクセスができるスポット。実際に訪れるとその道中も最高に楽しく、家族連れにとってもおすすめの場所だったのです!
子どもたちも大喜び
比叡山延暦寺へ! ケーブルカー・ロープウェイの旅
今回私たちが選んだアクセス方法は、ケーブル八瀬駅から行くケーブルカーとロープウェイの旅。まずはJR京都駅から電車とバスを乗り継いでケーブル八瀬駅に。そこから叡山ケーブルに乗車。山頂を目指すロープウェイの乗り継ぎ駅へと向かいます。
比叡山の山頂を目指す叡山ロープウェイ。車内から見る京都市内の景色はもう圧巻。子どもたちのテンションは最高潮に!
※ちなみに年明けの冬季から叡山ケーブルと叡山ロープウェイ、直通バスは運休になるので注意。(詳しくは公式サイトをチェック)滋賀側の坂本ケーブルは通年で運行しているのでそちらを利用して。また比叡山ドライブウェイから自家用車で登ることも可能です。
山頂からの眺めは言うまでもなく超絶景。懐かしの有料望遠鏡で、東側に京都の市街地を、西側に琵琶湖を。紅葉が始まったばかりの山並みの景色を眺めてシャトルバスに乗り、いよいよ延暦寺へと向かいます。
比叡山延暦寺・東塔地域へ
比叡山の山内に、およそ1700ヘクタールにわたり広がる延暦寺。私たちは初めての観光ということもあり、この日は総本堂の「根本中堂」がある東塔地域を巡ることにしました。
1200年輝き続ける「不滅の法灯」も!
60年に一度の大改修がすごい!
延暦寺の総本堂「根本中堂」
国の重要文化財である「大講堂」や「開運の鐘」を経て、向かったのは国宝に指定されている延暦寺の総本堂「根本中堂」。秘仏の薬師如来を本尊とし、堂内では建立から1200年以上灯され続けている「不滅の法灯」を拝観することができます。
現在、根本中堂は60年に一度の大改修中(〜令和9年予定)。根本中堂の外観全体を拝観することは出来ませんが、改修期間のみ設置された見学用のステージの上から、改修の貴重な様子を見ることができました。
一枚一枚きっちりと葺かれたお堂の屋根は、実際に上から眺めると本当に美しく、迫力大。当日も作業されている方がいて、ひとつひとつ丁寧に行われている手仕事に感動します。
1200年という長い歴史の中での60年ぶりの大改修。スケールの大きさはもちろんその歴史の深さにも、心を動かされる延暦寺への旅。ちなみに大改修は令和9年までの期間で終了予定とのこと。この貴重な様子、是非その目で見てみてくださいね。
お楽しみのカフェタイムに
「喫茶れいほう」
参拝の途中にはお楽しみの時間も。お堂巡りの合間に一息つくのにおすすめなのが、延暦寺会館の中にあるカフェ「喫茶れいほう」。目的は名物の”梵字ラテ”です。
こちらが、喫茶れいほうオリジナルの「梵字ラテ」。梵字とは仏様を表した文字。生まれ年の梵字を選ぶことができます。私は、酉・不動明王を書いていただきました。
少し肌寒い日、このありがたいラテが身体に染みる…。残りわずかとなった2023年も、もうちょっとだけいいことがありそうな予感がします。
ちなみにこの延暦寺会館は、延暦寺の宿坊施設です。和室・洋室など様々な部屋タイプを備えていて、家族での滞在にもぴったり。今度はゆっくり泊りがけで訪れるのもよさそうです!
京都市内を観光! どこで何食べた?
もちろん京都市内の観光もしっかり楽しんだ我が家。有名な観光スポットには世界中から人が集まり、人気の喫茶店は大行列で…。
それでも絶対に譲れなかったのは、京都の朝ならではのカフェモーニング。今年は混み合う前にと朝一番で出かけた嵐山で、念願の「パンとエスプレッソと嵐山庭園」へ行きました。
嵐山は朝一番がおすすめ!
「パンとエスプレッソと嵐山庭園」
2019年のオープンして以来、ずっと気になっていた「パンとエスプレッソと嵐山庭園」。嵐山はかなり混雑すると聞いていたため、お店には朝早めに(9寺前ころ)到着しました。
道を進むと突如として現れる大きな茅葺き屋根。この見事な主屋は、園部町宍人の庄屋であった小林家の住宅が移築され改装されたもの。その建物の素晴らしさもさることながら、中庭もとっても素敵…。広がる苔や、紅葉に癒されます。
当日は土曜ということもあり朝9寺前にもかかわらず10組以上の待ちが。(現地入り口にスマホで待ち状況のわかる整理券の配布があります)
待ち時間を利用してお庭を眺めたり、近くを散歩したり。のんびりと過ごしながら、一時間ほどで店内に案内していただきました。
この日の朝にいただいたのは、8:00〜数量限定で提供される「プレートセット」。大好きなパンのサイドには、サラダとペッパービアーソーセージ、生ハム、カマンベールチーズに、ヨーグルトとドリンクが付いてボリューム満点。子どもでも食べやすい間違いのない組み合わせに朝から親子で幸せ&大満足です♪
私はドリンクにまろやかなホットのカフェラテをオーダー。ああ、なんて贅沢な時間…
ちなみに全4種のセットプレートは注文するときにはすでにSOLDOUTのものも。さらに外に出て歩いてみると、お昼前の嵐山の道は人が溢れそうな混み具合で…。
コロナ明けての大人気スポットやカフェめぐりは、朝の早い時間に訪れるのが正解!と確信したのでした。
パンとエスプレッソと嵐山庭園
公式サイト
京都の夜ごはんはどこで食べた?
京都高島屋S.C.の「鯛めし 鯛そば 鯛や」
毎回、本当に私の頭を悩ませるのが、子どもと食べる晩ご飯。観光でヘトヘトになった日は、子連れでも気軽に入れて、地元のグルメが食べられて、アクセスが良くて、営業時間が長いところがいいな…。
そんな私のわがままな気持ちを完全に満たしてくれたのが、2023年10月にOPENした京都高島屋S.C.。京都のグルメが集まり、気になるお店がいっぱい!
今回訪れたのは、高島屋S.C.の地下一階にある真鯛を使ったラーメンと鯛めしの店「鯛めし 鯛そば 鯛や」。京都で人気の魚専門店を手がける「雑魚やグループ」の、真鯛に特化したメニューを提供する新業態です。
日々うどんばかり食べている香川県民の私。やっぱり都会ではラーメンが食べたい!と、吸い寄せられるように店内へ。そして迷わずオーダーしたのはラーメン・『鯛そば』です。
肉類を使用せず、真鯛と野菜でつくられたスープには、コクと旨味がギュッと凝縮。トッピングはチャーシューではなく、炙った鯛を載せていることも斬新です。中央に添えられた九条ネギと赤玉ねぎのペーストもアクセントになって、とっても美味しかった!
店内はカウンター以外に奥にテーブル席も。家族でお腹を満たして一息つくのにまさにぴったりのチョイス。地下鉄直結なうえ夜22時(21時30分L.O.)までの営業も、旅行者にはありがたい!
今年も豊作
京都のお土産に何買った?
今年も自分へのお土産を買う時間はしっかり確保。たくさん購入したものの中から、おうちでのリラックスタイムにぴったりの、コーヒーとお菓子を紹介します。
「TORIBA COFFEE KYOTO」のコーヒー豆
毎回京都に行くと欠かさず購入するのがコーヒ豆。今回は京セラ美術館の帰り道、以前から気になっていた「TORIBA COFFEE KYOTO」へと向かいました。
老舗の菓子店「京華堂利保」から築100年以上の建物を引き継ぎ、2023年2月にオープンした「TORIBA COFFEE KYOTO」。世代を超えて受け継がれる趣を生かしリノベーションされた店舗は、まさに京都の街をそのまま感じることができる空間です。
この日は美術館めぐりの休憩にと、店内でマイルドブレンドと季節のコーヒ(この日は「Peekaboo!」というハロウィンのブレンド)を。どちらも私の好みにぴったりの味わいで、そのままコーヒー豆を2種とも購入しました。
毎日朝のコーヒーが日課になっている私。(左)渋みが少なくとっても飲みやすい京都店の「マイルドブレンド」。一日中時間を問わず、気分の入れ替えにいただいています。(右)ビターな深煎りの中にほんのりと甘さを感じる季節のコーヒー「Peekaboo!」はミルクと合わせてカフェラテで。
ちなみにトリバコーヒーの公式サイトでは様々なコーヒー豆の通販が可能。この冬のリラックスタイムのお供や、ギフトにぴったりです!
比叡山延暦寺限定
たねやの「叡山 ふくみ天平」
もちろん京都のお土産に甘いものは欠かせません。
こちらは、比叡山延暦寺会館で購入した延暦寺限定の「たねや」の代表銘菓「ふくみ天平(てんびん)」。ここで大好きなたねやに出会えるとは…(そういえばたねやは延暦寺と同じ滋賀県の会社でした)
能や茶道など日本文化の発展に大きな影響を与えたと言われる延暦寺。実は私たちが普段飲んでいる日本茶も、最澄が中国から持ち帰った種を比叡山で育てたことが発祥だったと言われています。
延暦寺限定の「叡山 ふくみ天平」は、最澄が持ち帰った日本最古のお茶の葉と同じ品種の茶葉を使い、その味と香りを丸ごと楽しめるように仕上げられた特別な一品。寒い日の午後にいただけば、いつものおやつ時間が格別なひとときに変わるはずです!
※こちらは2023年中は11月下旬までの販売の予定。年末年始の販売はおやすみで、2024年度に再度販売が開始される予定です。詳しくは延暦寺会館までお問い合わせください。(通販不可)
京都の街は観光客で大混雑。
次回の家族旅への反省点は?
大切に受け継がれる古き良きものに加え、新たにワクワクするような華やかさも盛り沢山の日本随一の観光都市・京都。
しかし、コロナが明けて久しぶりにノーマルな京都を訪れてみると、紅葉のピーク前であったにもかかわらず、名刹や繁華街の混雑は本当にすごい…。
そこで、今回家族旅において必要だなと感じたことを、改めて下記に3つ書き残しておきます。
①朝昼夜のご飯の場所はすべて事前に決めておく
今回こそ、子連れなら絶対必要だと痛感。できるなら予約しておくと◎です。②大人気観光エリアには、朝一番で行く
週末、昼過ぎの清水寺は本当に混雑。子どものトイレも大変でした…。③ホテルの予約はできるだけ早めに
今回1ヶ月を切って探したら、当初行きたいところはすべて満室でした(涙)
次回はきっとまた来年。今度こそは鴨川ピクニックも実現したいと計画しています。
これから京都への旅を予定しているみなさん、冬、そして春の京都を是非楽しんでくださいね♪
※混雑状況や商品の情報は2023年11月現在のものです。
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高木綾子 Ayako Takagi
ライター/LEEキャラクター
1981年生まれ。百貨店バイヤー、ヴィンテージショップなどファッション業界を10年経験。その後、LEEキャラクターになったことをきっかけに同世代の女性に役立つ情報を伝える仕事に興味を持ち、ライターの道へ。夫の仕事の関係で2020年より東京から香川へ移住し、ファッションや子育てのほか、四国地方についても執筆。2児の女の子ママ。