A. 人前ではしないよう伝えましょう

まず痛み、かゆみなどの症状がないか確認し、問題あれば受診を。幼くても性的な気持ちよさを感じて触ることはあり、それは悪いことではないので親も受け入れて、〝人前ではしないこと〞を丁寧に教えてあげて。ただ、性被害で誰かに触られていないかは注視を

A. お互いを尊重するよう伝えるチャンス

お互いの体の変化や仕組みは知っておくべきなので、男女一緒に教えてOK。例えば異性の体をからかったり、ふざけたりしたら、お互いの心と体は尊重しなければいけないと伝えるチャンス。学校でも、小5で学ぶ人の誕生の授業などは男女ともに行っています

A. どちらかが疑問に思うか、生理がくるまで

何歳までと決まってはいませんが、例えば胸が膨らんできたりと、父娘どちらかが『一緒に入っていていいかな？』と思い始めたらやめどき。最低限、生理がきたら卒業だとあらかじめ話し合っておいて。きょうだいは、マンガなどの影響で兄から妹への性被害も増えているので、親の注視も必要

A. 娘の意思にまかせたうえで、アドバイスを

〝自分の体をどうするかは、自分で決めていい〞という大前提を親が忘れないこと。男の子は裸でウロウロしていいけど、女の子はダメだという感覚もジェンダーバイアスなので、娘の気持ちを尊重し『第二次性徴がきたらやめたら？』などとアドバイスを

A. 脱毛は思春期以降にほかの方法も教えて

ここでも、自分の体のことは自分で決めていいので、脱毛するかは子どもの判断にまかせて。ただ、永久脱毛は思春期以降にまとめてやったほうが効率がいいので、カミソリで剃るなどケアの方法に選択肢があることと、やり方を教えてあげましょう

A. 心配事を、親のIメッセージで伝えよう

体のことは本人の自己決定にまかせたいけれど、年齢が上がると心配が増えることも確か。『あなたは何も思わなくても、胸を見て性的にとらえる人もいるから、ママ心配だな』などと、命令ではなく親自身の具体的な心配事をIメッセージで伝えて