産婦人科医の宋美玄さんのポッドキャスト番組「聴く婦人科診察室」は、宋さんと元LEEweb編集長・現集英社デジタルソリューション部の畑江が婦人科系疾患、生理、セックスレス、更年期、女性を取り巻く社会問題などなど、女性の心身の健康について時に赤裸々に、時に為になるトークを繰り広げます。毎週月曜日18時更新です。夏真っ盛り! 猛暑が続いていますが、宋さんのクリニックには「汗がすごくて……更年期?」と受診する患者さんが増えているそう。今回は更年期と汗の関連性、そして宋さんが美容皮膚科を開設した狙いについて語ります。
宋美玄さんの「聴く婦人科診察室」#111
今週のよりぬき
- 「私も更年期世代に突入したからか、近頃すごく汗をかくようになった気がします……」と畑江
- 「たしかに更年期の典型症状としてホットフラッシュ(血管運動障害)があります。『汗がすごいけど私、更年期でしょうか?』と受診される患者さんも多いです」と宋さん
- 「若い頃に汗腺が働いていなくて、年を経てしっかりしてきたケースもある。それに汗は悪いものではないですよ、体温を調節するもの。汗が出ないほうが困ります」と宋さん
- 「それにここ数年の日本の猛暑は酷い、最早熱帯ですよね。これだけ暑いと、ホルモンバランスと関係なく例年より汗をかくようになるし、本当に更年期の患者さんはほんの一握り。『寝汗が増えた』というケースも多いですが、実際に検査してみると更年期の人は少ないですね」と宋さん
- 「人生100年時代ですし、内側からのビューティーと外側のビューティー、両立しないと、と最近思うようになりました。うちのクリニックは30代、40代、50代の患者さんが多いんですが、日々患者さんと接していると美容の需要が高いなと感じることが多く、美容皮膚科も開設することにしました!」と宋さん
- 「フォトフェイシャル、HIFU、ダーマペンの最新機器も導入しました! 最近TVに出る機会が多く、TV局のメイクさんに頬の肝斑に6回もコンシーラ塗られて(笑)。内服薬と医療機関専売のゼオスキンを使っていて、そろそろルメッカ(フォトフェイシャル)もやろうと思っています」と宋さん
- 「『ニキビを治したい』『肌の調子を良くするために服用したい』とピルを希望する20代の患者さんが多いんです。健康と美はすごく近い場所にある、健康とメンタルはめちゃくちゃ直結してる、と感じます」と宋さん
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イラスト/小迎裕美子
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宋 美玄 Song Mihyon
産婦人科医
セックスや女性の性などについて、女医の立場からの積極的な啓蒙活動を行う。メディア出演や著書多数。'17年、丸の内の森レディースクリニックを開業。https://www.moricli.jp/
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