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Sayaの12星座 星占い「星ごよみ」

<7月23日~8月22日のあなたの運勢>自分らしくありたい時期。謙虚さを忘れず、自分の心の声を聴いて!【12星座別 星占い】Sayaの星ごよみ

  • Saya

2023.07.23

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SUN SIGN IN LEO(太陽がしし座に)

しし座

7月23日に太陽が支配星座であるしし座に入りますが、同じ日に愛と美の星・金星がしし座で「逆行」を始めます。しし座に太陽がある時期は、「自分らしくありたい」、何なら、「世界じゅうでたったひとつのユニークな存在でありたい」という気持ちが強くなるもの。もし、現実的な制約があって、それができない状態だと、ルールを無視してでも、太陽を生きようという強い気持ちが湧いてくるかもしれません。

ただ、運の流れをうまく取り入れる秘訣は、流れをつかまえて乗ることにあります。そこであまり戦略的になったり、エゴで動いたりすると、宇宙の流れにさからうことになり、よい結果にならないのが常。しし座での金星「逆行」期間は、「自分らしさ」のつもりが「我の強さ」にならないように、謙虚さを忘れたくないものですね。

29日には思考や伝達の星・水星も、支配星座であるおとめ座に入ります。「こうしたら、こうなる」という筋読みが冴え、先のことを考えられるようになるとき。長期的な計画を立てるのによいときですが、そこでも自然の流れを無視しないことです。

8月に入ると、2日にみずがめ座で満月があります。「自由・平等・博愛」のみずがめ座精神が心のなかで強くなるときです。古い体制の会社にいる人ほど、転職や独立にトライしたくなるかもしれません。

16日にはしし座で新月が。このときもまだしし座で金星が「逆行」していますが、「こんなことをしているなんて、自分らしくない」という想いが胸のなかに宿るなかで、こだわりたい道が見えてくるかもしれません。エゴの声はうるさく感じられますが、ハートの声は、ささやかなもの。自分を大切にケアして、見つめていないと見えてこないような種類のものです。押し込められた自分自身をまず解放してあげましょう。

とは言え、それはすぐに仕事を辞めるとか、そういうことでもないのです。まずは自分の心にちゃんと向き合い、声をていねいに拾っていくこと。自分を大切にしてあげることなのです。

 

今期読みたい おすすめブックガイド

しし座に太陽が入るこのひと月、「ワンオブゼムでは嫌。自分らしい人生を生きたい」気持ちが高まることから、「自分の人生の主人公になる」ための本を選んでみました。

『物語の主人公になる方法』(にじゅうに)

そのものズバリなタイトル、『物語の主人公になる方法』(にじゅうに)は、フランスの外交官として来日後、エッセイストや料理人として活躍され、レストラン経営もされていたパトリス・ジュリアンさんの著書。初版は1997年ですが、その後、別装版がスペシャル・エディションとして、2004年にも出されています。

1994年に社会に出て、好きなライフスタイル雑誌の編集部で働き始め、1995年には西荻でひとり暮らし。憧れだけしか持っていなかった頃、この本を散々読んだものです。好きな雑誌の世界に飛び込むまでのわたしは、主人公の感覚をまったく持っていなかったのですが、好きなことを始めたら、毎日がきらきらとしてきた。その実感にしっくりとなじんでくれました。自分を主体に考える、自分らしい人生を選ぶ大切さを優しい語り口で教えてくれます。

『ワクワクする仕事をしていれば、自然とお金はやってくる』(ヴォイス)

『ワクワクする仕事をしていれば、自然とお金はやってくる』(ヴォイス)も、自己啓発本としてはとても有名な一冊。手元にあるのは2001年初版の新書版ですが、最初はハードカバーで読んだ気がします。勤めていた雑誌社を辞めて独立し、9月で20年になるわたしですが、会社員編集者時代は、独立はすごく怖かった。だから、こういった本も読んでいたのでしょうが、内容としては「自分らしく生きるために、自分らしく働く」ことが提案されています。

たとえば、こんな一節があります。「社会や両親の価値観に自分を合わせようとする人は、自分の選んだものを持続していくことができません。他人からほめられたい、認められたい、受け入れられたい、という気持ちが強いので、そのためならば自分の選んだものさえあきらめてしまいます。このような人は、他人から与えられることを求めているばかりで自分からは与えようとしません」「権威の立場にある人物が、ひどく横柄で、未熟で、思いやりに欠けることも珍しくありません。どの組織にも心の広い、責任感のある人間がいます。彼らは自分の長所に自信を持ち、パワーのある自分の『声』をもっています。傲慢で自己中心的な部分は減っていきます。他人を思いやれるようになって、退屈な仕事でも楽しむコツを知っています」というように、人としてどんなふうにあるかというヒントもたくさん。自分らしい働き方に悩んだときにおすすめです。

『少女小説からジェンダーを読み返す』(亜紀書房)

最後の『少女小説からジェンダーを読み返す』(亜紀書房)は、2023年4月に出たばかり。著者の木村民子さんは、書籍編集や区議会議員、大学の非常勤講師などを経て、絵本研究をライフワークにされている方。『若草物語』のオルコット、『秘密の花園』のバーネット、『赤毛のアン』のモンゴメリ。3人の少女小説の作家の人生とその作品をジェンダーの視点から読み解いたものです。

少女小説は、女性によって、少女たちのために描かれるものでした。力があっても、文壇の中央に女性がなかなか行けない時代でもあり、作品の裏には書き手である作家たちの人生や苦闘がある。そこをていねいに拾っていくことで、「女性という身体性を生かしつつ、自分らしく働く」ためにはどうしたらいいか。そんなとても今日的なテーマが浮かび上がってくるという意味で、取り上げてみました。

もちろん、「自分らしさ」と「働く」ことはイコールではありません。今は、家庭を中心にしたいと思っていて、それがゆるされる環境なら、働かない選択をすることも「自分らしさ」だと思います。ただ共働きを求められるなか、組織で働きつつも疲弊し、「自分らしさ」を模索している人が多いのも今の日本の現実ではある。今回は、「自分らしさ」と「働く」ことを結びつけてみました。世の中の風潮に流されることなく、自分の人生を自分で舵取りをすることが「自分らしさ」につながります。これらの読書をしながら、自分の心と向き合ってみるにはいい夏かな、と思います。


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2023年7月23日更新。次回の星ごよみは、2023年8月23日に更新します。


photo/岩城裕哉 cookies/and Bake text/Saya

 

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Saya Saya

アストロロジー・ライター

1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。

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