台湾1泊弾丸は大阪に行くよりも安い!?
弾丸トラべライターという肩書をもつ友人、門司紀子さんから「Peachの台湾弾丸、復活ー!いつ行く?」と連絡があったのが今年1月23日!約3年、台湾へ行っていなかったので、うれしすぎて飛び上がりたいくらいでした。コロナ前は日帰りだったのですが、このときの私たちは1泊のプラン。
Peachでは羽田↔台北(桃園)往復運賃でも、実家の大阪に新幹線で帰るときよりも安く行けてしまうんですから驚きです。(※期間によって価格は異なります。別途、支払い手数料、空港使用料が必要です)
ワクワクドキドキの中、3月9日出発のチケットを予約しました。予約受付開始早々にどんどん埋まっていき、あっと言う間にsoldout!台湾好きさんはみんな同じ気持ちだったよね?と、うれしさは増すばかりです。1泊のホテルはどこにしようか?と考えるのも楽しいですね。
「とにかく食べまくる!」というのが、門司紀子さんとの旅。何度も食べた恋しい味はもちろんのこと、新規開拓も含めて何を食べようかと作戦会議も盛り上がります!
今回は1泊で夜も楽しめたので、台湾在住の親友、Uちゃんの案内で夜市も堪能しました。この旅で食べたもの、ほとんどが大当たりのおいしさだったのです。
現在、Peachでは東京(羽田)-台北(桃園)を結ぶ、台湾弾丸往復丸チケットのほか、ソウル(仁川)や香港など、往復10,000円からの特別価格、8月28日~10月26日(月~木)の航空券を販売しています。台北は18,000円からととってもお得!今回のレポートもご覧いただき、みなさんに台湾旅を楽しんでいただければうれしいです!
日本でも大人気の洪瑞珍の三明治(サンドイッチ)
時系列でご紹介していこうと思います!羽田空港を5:55に出発し、台北の桃園空港に8:55に到着。羽田空港では、まだお店が空いていなくて朝ごはんは食べずにフライトだったため、お腹はぺこぺこです。台北車站(台北駅)近くのホテルを予約していたので、チェックインまでまだ早いですが、大きな荷物だけ預けに行きます。桃園空港からMRTで台北車站まで移動して、ホテルまで歩いていると、「台湾と言えば!」のあのサンドイッチを発見!!
「洪瑞珍三明治」は台中発のサンドイッチチェーンなのですが、なぜか懐かしさを感じてしまうのは、私だけではないはず。分厚いサンドイッチにかじりつけば、甘いマヨネーズがクセになる!
日本でも最近、高田馬場に洪瑞珍がOPENしましたね。これまで、イベント出店で来ていてもすぐに売り切れてまぼろしのような存在だったので、台北駅前でいろんな種類が並んでいるのを見ると大興奮です!お腹が減っていたのもあって、一瞬にして平らげてしまいました(笑)。
【洪瑞珍三明治 台北駅前店】
住所:台北市中正區忠孝西路一段72之37號(台北駅地下街Z6出口を出てすぐ)
いちばん食べたかったのは〝台湾ドーナツ〟!
いつもいつも大行列の台湾ドーナツのお店「脆皮鮮奶甜甜圈」。台北にいくつか店舗があって、私たちが行ったのは台北駅に近い店舗です。ここのミルクパウダーのついたドーナツが、ここ数年ずっと恋しくて仕方がなかったのです。外側がサクサクしていて、けっこう大きなリングなのに、あっと言う間に食べてしまう軽さ。
ここにはカレーパンみたいな形のいろんな種類の餡を包んだドーナツも売っていました。しかもタイミングよく、揚げたてに遭遇。花生(ピーナッツ)を買ってみましたが、食べ応え十分。もったりと重めだけれど、これまたおいしくてハマりそうです。
ほかにも食べてみたい餡がたくさんありました。ぶどうミルク、カレー、チーズ、サツマイモ、タロイモ、チョコレート(ヌテラ)、クリーム、ミルクフィリング……どれもおいしそうですよね。
お店のお姉さんが、中身が見えないはずなのに、数種類を一気に揚げていて、どんどん陳列するんですよね。よく間違わないなと不思議でした。
【脆皮鮮奶甜甜圈 台北分店】
住所:台湾台北市大同區華陰街183號
台湾といえば鹹豆漿はマスト!
ドーナツを食べたのが11:45。でもまだまだ朝ごはんモードな私たちは、鹹豆漿(塩味豆乳スープ)を攻めます!向かったのは「永和豆漿大王」。MRT大安駅から徒歩5分。お店は朝ごはんのお客さんがひと段落して、店内はお掃除中。今回はテラス席でいただきました。
ここは行列することもあるお店ですが、たまたま空いていました。テイクアウト(外帯)とイートイン(内用)の列が別になっていて、列ができていても回転がはやく、そんなに待たされるイメージはありません。
鹹豆漿、焼餅夾蛋(卵入り焼きパン)を注文。それぞれ35元=約154円。地元のお客さんも通う、24時間営業のお店です。できたてアツアツをいただき大満足。テラス席も屋根があって、風も抜けるから気持ちよかったです。
【永和豆漿大王】
住所:台北市大安區復興南路二段102號
受賞歴多数のシェフの小籠包をいただく
この写真を見てもわかるように、シェフの張明煌さんは数々の料理コンテストで受賞歴があります。もちろん湯包(小籠包)がお目当て。小籠包と酸辣湯(ハーフサイズ)を注文しました。
湯包は口に入れた瞬間にジュワっとスープが広がって、お肉の味をしっかり感じられる最高の一品でした。脂っぽさがないのがとても好みです。酸辣湯は酸味控えめ。湯包といっしょにいただくと、よりさっぱり食べられるのでおすすめです!
奥で日本人グループのお客さんがゆっくりくつろいでいました。ランチタイムのラストオーダーギリギリの14時過ぎに行ったこともあって、店内空いていて居心地がよかったです。
【明月湯包】
住所:台北市大安區通化街171巷40-3號
台北のバスに乗ってみよう!
門司紀子さんがおすすめする弾丸食べまくりの台北ツアーは基本的には地下鉄MRT&徒歩が基本。これには理由があって、歩いている間にお腹を空かせようという作戦なのです。もうひとつは、バスは時間が読めないということだったのですが、今回は1泊ということもあり、時間に余裕があるのでバスに乗ってみることにしました。
実は私も門司さんも、台北のバスは初体験!日本と同じように、ルートによってバスに番号がついているので、乗るべきバスはすぐにわかりました。バス停にもよりますが、電光掲示板にあとどのくらいでバスが到着するのかも表示があります。
「バスが使えると便利な場所もあるよね!思ったより簡単に乗れそう」と話していたとき、乗りたいバスがバス停にやってきました。なのに……私たちの目の前をス――っと通り過ぎてしまいました。「え!?なんで!」
次のバスもすぐ来るようだったので、待ちます。急いでバスの乗り方を検索したら、手を挙げないと止まらないとのこと。次こそはと手を挙げたのですが、またもやスルー。ほかの路線に乗る人の、バスの止め方をジロジロ見て研究!そうしたら、歩道ギリギリまでグイっと前に出て、運転手さんと目を合わせた上で、思いっきり手を斜めに挙げていました。バスが見えた瞬間、遠くからでもちょっとおおげさかな?というくらいのアクションで、やっと止まってもらえました。
現金でも乗れるのですが、台北のバスは乗車距離によって値段が変わることと、MRTに乗るときも使える悠遊卡(ICカード)が便利な上、MRTとバスの割引もあるため、ICカードをおすすめします。台北市内だと1段票(15元)もしくは两段票(30元)の範囲だと思います。以前は複雑だったバスのICカードの使い方も、現在は統一され、乗った時、降りる時それぞれにICカードを端末にかざすだけという単純なシステムに。
ほかに気をつけたいことは、運転がけっこうワイルドなので、座席が空いていたら座って、立つならガッチリ手すりなどにつかまりましょう。降りるときは、日本と同じようにボタンを押して降りるのですが、バス停が近づいたら、ドアの近くに移動して準備していないと、モタモタしているとうっかり閉められて降りそびれることもあります。でも、バスに乗るのおもしろいですよ!
表面カリカリのここでしか味わえない蛋餅捲
蛋餅捲(卵を混ぜた生地で作るロールサンド)にカテゴライズされるのでしょうが、その仲間に入れるにはちょっと違うのが、こちらの香酥蛋餅捲。生地が厚めで、表面カリカリで中がモチモチ!私の大好物で、台湾へ行ったら必ず食べたいというのがこちらです。場所は師範大学の近くにある、師大夜市。
キャベツとハム、チーズ入りの大综合に少しだけ豆板醤のような辛いのを入れてもらうのがお気に入りです。大好物ではあるのですが、見た目以上にお腹いっぱいになるので、門司さんと半分こで充分。焼き上がりまで少し時間がかかります。それでお店の名前が台湾語で「ちょっと待ってね」と同じ発音の屋号になっているようですよ。
オーダーすると、お店の人から番号を言われます。前は発券されていたと思うのですが、今回は発券ナシ。数字を覚えておかないといけません。できあがると電光掲示板に番号が表示されます。中国語で注文したからかもしれませんが、中国語で番号を言われました。もし番号がわからないときは紙に書いてもらうか、英語で教えてもらうといいかもしれません。
店内で食べる場合は、蛋餅捲のほかにドリンクオーダーも必要です。席は地下にあって、ファーストフード店とカフェの間みたいな感じのゆっくりできるスペースになっているので、休憩するにもおすすめですよ。
【蛋幾ㄌㄟˇ】
住所:台北市大安區龍泉街15號
台湾イチおいしい!?パイナップルケーキ
台湾のお土産といえば、パイナップルケーキですよね。私が台湾でいちばんおいしいと思っているパイナップルケーキ屋さんで、家族と友人用にお土産を買います。素材にこだわり、無添加で手作りされている「手天品社區食坊」。このお店に出合うまでは、正直パイナップルケーキにそこまで魅力を感じていなかったのですが、ここのは別格!
コロナ禍では日本への発送もしていましたが、現在は休止中。たくさん買いたかったので、事前に予約をしておきました。お店のInstagramのDMに1週間前までに予約しておくことをおすすめします。支払いは現金かLINE Payだけなのでご注意を。
シナモンロールを門司さんとシェア。やさしいお味で癒されました。ベーグルやそのほか、パン類もおいしいので、その日に何が焼き上がるのか調べてから行くのもいいですね。
【手天品社區食坊】
住所:台北市潮州街188-1號
台北駅近くのホテル路徒PLUS行旅にチェックイン
私たちは今回、台北車站(台北駅)からすぐの場所にある、路徒PLUS行旅に宿泊しました。お土産が重くなった夕方にチェックイン。空港から一度ホテルに行き、ロビーで荷物を預けてから観光したくて、この場所にしたのですが、バス停も近くて便利でした。
モダンなデザインですね。扉のすぐそばにある洗面台の鏡にびっくり!Bluetoothでスマホをつなぐと、スピーカーになるんです。お部屋にはアメニティも用意されていて、飲み物類も充実。
ロビーには遊び心あふれる演出がたくさん!メリーゴーランド風のオブジェがあったり、キッチンカーのようなものが置いてあって、まるで遊園地。
ファミリーも多く宿泊していて、ロービー横の広々としたプレイルームもあり、楽しそうな子どもたちの声が聞こえてきました。すべり台やボールプールもあって、小さな子が一緒でもこのホテルならば楽しんでくれそうですね。
台北101が見渡せる、40㎡のファミリールームもありました。次回は家族で泊まってみようと思います。
【路徒PLUS行旅】
台北市中正區忠孝西路一段80號4F
饒河街夜市でハズレなしの食い倒れ!
ここからは台湾在住のユーちゃんと合流して、松山駅に近い饒河街夜市へ。おいしいものだけを効率よくどんどん食べていきます。住んでいる人の情報は本当にありがたいですね!ここの夜市では福州世祖胡椒餅の胡椒餅が有名。ビブグルマンに掲載されたお店で、大行列になっていました。並び過ぎていたので今回は断念。ユーちゃんおおすすめのB級グルメを順番にいただきます!
萬越苺(クランベリー)とレモンのジュースはさっぱりしていてとってもおいしい!イカ焼き、エリンギ焼きも期待以上のお味。お米の粉に黒ゴマ粉やピーナッツ粉を混ぜて蒸気で蒸したお菓子「狀元糕」は、台湾伝統のお菓子です。木の枠に材料を入れて蒸すのですが、アツアツをその場でいただくのが最高!食べたことないのに、なつかしいようなお味でした。
私がいちばん気に入ったのは、こちらの「老芋仔芋頭酥」の蛋黃肉鬆芋頭酥です。タロイモの小さな揚げ菓子なのですが、中に塩漬けのアヒルの卵黄と肉鬆(肉でんぶ)が入っています。もうひとつ食べたくなるほど、想像以上においしかったです。
日本では食べられない味ですね。塩味と甘味が混在するような食べ物が台湾には多い気がします。もうひとつ、甘じょっぱい系で忘れられないのがこちら、潤餅(ルンビン)です。小麦粉でできた薄い皮に、野菜を巻いて食べるものです。
特徴的なのが、お砂糖が混ざったピーナッツ粉とパクチー。苦手ならパクチー抜きももちろんOKですが、この組み合わせが結構好きなのです。やわらかい皮にシャキシャキの野菜が包まれている食感も楽しいですよ。
もうひとつ!この夜市にまた来たら絶対にリピートしたいというのが、この牛肉捲大餅。プレスして焼いた生地に、牛肉ときゅうり、ネギをくるくる巻いたものです。仕込みで置いている生地は圧巻のネギまみれ!ネギがたっぷりと生地に乗せられてグリーンの絨毯みたいですね。
【饒河街夜市】
住所:台北市松山区饒河街222號
いかがでしたか?3年振りの台北1日めの終わりは饒河街夜市で締めくくりました。
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上紙夏花 Natsuka Uegami
ライター/ビューティープランナー
1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳