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海外旅行好きに朗報。パスポートの更新がスマホで可能に

  • 松崎のり子

2023.05.23

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オンライン申請にはマイナポータルアプリが必要

新型コロナの感染症法上の位置づけ変更を受け、人の移動もますます活発になりそうです。ずっと自粛していた海外旅行に出かける人も増えていくのでは。

しばらくぶりに海外へ行きたいと確認してみたら、パスポートの期限が迫っていた――なんてこともありそう。

そんな折、2023年3月27日からパスポート更新がオンラインで申請できるようになりました。

これまでは申請時と受け取り時の合計2回窓口に出向く必要があったのが、オンライン申請を利用すれば受け取りの1回だけに減るというのです。そのやり方を見てみましょう。

オンラインで申請できるのは、現在のところパスポートの更新。有効期間が1年未満となった時、査証欄(ビザの貼りつけや入国スタンプの押印に使われるページ)の余白が残り見開き3ページ以下になった場合に可能です。すでにパスポートが失効していたり、結婚などで氏名や本籍地が変わった場合は対象外。

なお、オンライン申請にはマイナンバーカードの署名用電子証明書暗証番号が必要となります。

申請はスマホで行うのが便利でしょう。マイナポータルアプリをインストールしてログインし、スマホのカメラで顔写真や署名(サイン)を撮影。アプリ上で必要事項を入力し、マイナンバーカードやパスポートの読み取りをしてオンライン申請するという流れ。

新しいパスポートが交付されたらマイナポータルに通知が届くので、6か月以内に受け取りましょう。

オンライン申請はPCでもできますが、マイナカードやパスポートの読み取りにはマイナポータルアプリ対応のスマホが必要とのことです。

クレジットカードの旅行保険にも変更あり?

コロナ禍で海外旅行が激減する間、クレジットカードに付帯されていた海外旅行関連の優待変更が相次ぎました。

海外旅行保険も、これまで「自動付帯(持っているだけで保険の対象となる)」だったカードが、旅行代金や空港までの交通費をカード払いした場合に保険対象とするという「利用付帯」に変更されているケースがあります。

自分のカードは自動付帯だからと安心していた人も、再度カード会社からのお知らせを見直しておきましょう。

先が見えなかったコロナ下の生活も、少しずつ出口の気配を感じられるようになってきました。行きたい場所に行けるという当たり前の幸せを大事にしたいですね。

【連載】 松崎のり子さんの「知らなきゃ損するお金の話」

入院したのに医療費とされない費用とは?マイナ保険証で利用できる新制度も解説。

紙の健康保険証、今後は?……ーー2023年上半期BEST20


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松崎のり子 Noriko Matsuzaki

消費経済ジャーナリスト

消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。

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