子どもの中学受験や独立が重なると「更年期障害」が悪化するのはなぜ？【宋美玄さんの聴く婦人科診察室＃82】

宋美玄

2023.01.23

音声

産婦人科医の宋美玄さんのポッドキャスト番組「聴く婦人科診察室」。宋さんとLEEweb編集長・畑江が婦人科系疾患、生理、セックスレス、更年期、女性を取り巻く社会問題などなど、女性の心身の健康について時に赤裸々に、時に為になるトークを繰り広げます。毎週月曜日18時更新です。今週、来週と2週にわたりLEE読者の皆様におなじみ、文筆家の小川奈緒さんをゲストにお招きしてお送りします！　1972年生まれで更年期世代の小川さんの「プチ不調」について、宋さんが解決します。

宋美玄さんの「聴く婦人科診察室」#82
今週のよりぬき

小川さんから「更年期に好不調の波はありますか？」との質問
現在は特に深刻な悩みない小川さんだが、2年前48歳、娘さんの中学受験の頃不調に見舞われる
禁酒していたのにとにかくと疲れやすい、日中から横になりたい、内耳がむくんで耳に違和感が生じていた
「更年期は閉経前後5年と聞いたので、長いですよね。でも2年前より今の方が体調が良い。閉経はしておらず、毎月少量ではありますが生理はあります。以前は30日周期だったのが、現在は3週間周期になっていますが」と小川さん
「厳密には実際に閉経してみないと『あのとき閉経だったんだな』とわからない。ですが、生理が3週間周期になってるってことは更年期に突入されているのでは」と宋さん
「でもキーワードは『中学受験』。心と身体はつながっているので。1人目のお子さん受験のときは何ともなかったのに2人目のお子さん受験と更年期が重なってしまいダウンしてしまう、お子さんが手離れて夫と二人になって更年期の症状がひどくなる、というケースも。PTSDでも、小さなお子さん育ててる方は症状が強く、爆発しやすいですね。環境因子は多い」と宋さん
「小川さんの所も、どうやら娘さんと小川さんで性格が違うみたいですね、うちもそうで。自分と性格の違う娘をやる気にさせたり励ますの、本当に難しいですよね。小川さんはどう不調を乗り越えたんですか？」と畑江
「やっててよかったのはヨガ。30代から始めているので、歴だけは長い。自宅で自主練で毎日やっているし、体調が悪くても、ただ寝ているだけでなくちょっとでもヨガすると体調が改善しました」と小川さん
更年期障害には、耳鼻科関連の症状が多い。耳鼻科で「更年期じゃないの？」と診断され病気を見逃すこともあるが……
「耳鼻科で色々と検査したけど特に病気は見つからず、『年齢的なものじゃないですかね』と言われました。内耳のむくみを取る漢方薬を処方されました」と小川さん
来週も小川奈緒さんをゲストにお迎えします。次回は閉経後について取り上げます、お楽しみに！

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2023年1月30日（月）21時〜
小川奈緒さん×LEEweb編集長畑江、Voicyでアフタートーク生配信！

今回ゲスト出演してくださった小川奈緒さんとLEEweb編集長畑江が、Voicyで「宋さんの聴く婦人科診察室」収録アフタートークを生配信します。前編はLEEwebのVoicyチャンネル「宋さんの聴く婦人科診察室」で、後半は小川さんのVoicyチャンネル「小川奈緒の家が好きになるラジオ」に移動動してお聴きください！

Voicyチャンネル「宋美玄さんの聴く婦人科診察室」 Voicyチャンネル「小川奈緒の家が好きになるラジオ」