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LEE DAYS club clara

小籠包、花巻、マーラカオ。蒸篭で楽しむ蒸し料理~五感を研ぎ澄まし心地よく暮らすVol.23~【LEE DAYS club clara】

  • LEE DAYS リーデイズ

2023.01.27

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蒸籠を使った蒸し料理

大寒を迎え、益々寒さが増してきましたね。今回はこの季節にわが家で出番の多い「蒸籠」を使った蒸し料理をご紹介したいと思います。

蒸篭が欲しい!と思い続けること数年……。コロナ禍に自宅で過ごす時間が増えたことを機に、ようやく購入に至りました。サイズや素材がいろいろありずいぶんと悩みましたが、実家の母に先にプレゼントして使い勝手を聞いたところ、やはり大きなサイズが使いやすいとのこと。

検討した結果、わが家は強度と耐久性のある国産檜素材の30㎝サイズ2段重ねを選びました。中華鍋にギリギリ乗る、かなり大きめサイズですが、4人家族分の焼売をいっぺんに蒸したり、大皿をそのままのせることができて、とても便利。蒸篭に関しては大は小を兼ねるのかな、と思います。

写真:蒸篭で作る茶碗蒸し

茶碗蒸しも、中華まんも4つ余裕で入る大きさです。

写真:蒸籠のある暮らし

「竹虎」さんで購入した蒸篭。縁の檜材の厚みがしっかりしていて、ステンレス製の留め金具加工なども隅々まで丁寧な仕事ぶり。洗う時もささくれや引っ掛かりがどこもありません。蓋の竹網代編みは二重で長く使える堅牢な作り、とのことです。

また、蓋を開ける瞬間にふわっと檜の香りが広がり、香りもごちそうだなーと使うたびに感じています。

・焼売

玉ねぎがたっぷりと入るレシピは愛読書の「細川亜衣」さんの著書『料理集 定番』を参考にしています。

写真:細川亜衣さんのレシピ本

キッチンのパントリー棚にある、お気に入りのレシピ本の一部です。どれも本がくたくたになるくらい使い込んでいるものばかり。その中でもシンプルで丁寧、そしてちょっぴりひねりのある亜衣さんのレシピのファンです♡ すっきりとした文書や美しい写真にもぐっと惹き込まれます。

焼売はこれから旬を迎える新玉ねぎを使うと、よりジューシーでふんわりと仕上がります。

写真:蒸籠で作る焼売

いつも2段にめいっぱい作りますが、写真を撮る間にも次々と手が伸び、あっという間になくなってしまいました。

・小籠包

こちらは蒸籠を手に入れたらぜひ作りたい!と思っていた小籠包。お休みの日にネットのレシピを参考に作りました。鶏がらスープをゼラチンでゆるめに固めたものを崩し、肉餡に混ぜて包んでいます。包む作業も楽しく、次は皮から手作りしてみたいです。

蒸したてをほおばると中から熱々のスープがじゅわ~っと口いっぱいに広がります。

写真:手作り小籠包

小籠包には刻みショウガと黒酢をあわせて(台湾の鼎泰豊、また行きたいー!)。わが家にはレンゲがないのでスッカラを使いました。

写真:蒸籠で作る焼売

この日は小籠包の他に、海老とアスパラの塩炒め、蒸し青菜などを作りました。

上あごを火傷してしまいましたが、美味しかったな。



・花巻

独身時代、花嫁修業と称して友人とありとあらゆるお料理教室に通っていたのですが、そこで一番ハマったのが手作りパンでした(天然酵母パンは頑張って師範免許まで取りました)。

最近はなかなか時間が取れず、酵母も冷蔵庫で出番のないままだったのですが、今回久しぶりに無心になってパン作りを楽しむことができました。柔らかくすべすべなパン生地を触っているだけで、かなりの癒し効果を実感♡ 好きなことに費やす時間を意識して作ることも大切ですね。

パンの中でも特に気に入って作っていたもののひとつがこの花巻(いわゆる中華まんの生地ですね)。シンプルな配合でほんのりとした甘みがあり、フカッとした食感も美味しく、麻婆豆腐や海老チリなどの中華料理はもちろん、さまざまな食事に合う万能パンです。何よりこの成形がとにかく楽しくて!

今回は本場、香港の飲茶職人のYouTubeを参考に成形をしてみました。早口でまくし立てる中国語はさっぱりわからないのですが(そして日本語字幕もかなり怪しく解読不可……)、すごい技が次から次へと繰り出され、すっかり見入ってしまいました。しばらく花巻にハマりそうな予感。

写真:手作り花巻

二次発酵を終えたところ。ぷくっと膨らんだ姿が可愛いです♡

写真:花巻パンで作る中華サンドウィッチ

久しぶりに作った花巻は、豚肩ロースで作った手作りの煮豚と白髪ねぎ、大葉を挟んで食べました。甜麵醬を少しのせるとほどよいアクセントになって美味しかったです。

他にも作ってみたい形が色々あるのでまたチャレンジしてみたいと思います。

・マーラカオ(馬拉糕)

中華風の蒸しパンで、油分(太白胡麻油)が多いため、よりしっとりとした食感です。蒸籠が大きいので、18センチ型もそのまま入れて調理が可能です。蒸したてを好きなだけカットして食べる幸せよ♡

写真:自宅で楽しむ手作りマーラカオ

一緒に合わせた中国茶は毎年楽しみにしているLUPICIAの福袋(リーフティーの豊富なラインナップが魅力の「松」コースが断然お得です)から「凍頂烏龍茶」を選びました。

写真:LUPICIAの紅茶福袋

福袋には中国茶の他、日本茶、紅茶とバランスよく入っています。

ふわっと甘い花の香りが漂い、すっきりとした飲み心地で午後のおやつにぴったりでした。

写真:手作りマーラカオと中国茶

色んなレシピがありますが、クコの実や松の実を入れてアクセントにしたり、黒糖を使うことで風味良く仕上がります。

使ってみた感想など

蒸籠はお湯をたっぷり沸かし乗せておくだけ。火加減の調整も要りません(ズボラなわたしにぴったり)。

後片付けもさっと水洗いするだけでいいので、その点も助かっています。またしっかりと乾燥させることが大事なので、普段は換気扇近くの空いたスペースに置くようにしています。取り出しやすいところに置いて、気負わずどんどん普段使いするのが蒸籠を楽しむコツなのかなと思います。

まだまだ寒さも続きそうですね。蒸籠を使う料理、Lee web内の皆さんの記事も楽しく拝見してます!

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