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顔を見れば「SNSをバズらせる方法」「フォロワー数の増やし方」がわかる【佐藤ブゾン貴子さんの顔診断】

  • 佐藤ブゾン貴子

2022.08.17

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「相貌(そうぼう)心理学」とは、フランス発祥の「顔」からパーソナリティーがわかる心理学。輪郭・パーツ・肉付き・左右の非対称・顔のゾーン等を分析し、相手および自分自身を理解するアプローチです。世界で16人、日本人初の相貌心理学スペシャリスト・佐藤ブゾン貴子さんが相談者の「顔」を分析し、解決に向けたアドバイスと前進する勇気をくれる連載です。先週に引き続き「SNS」に関するお悩みを、ブゾン先生がズバリ解決します! 今回の相談者はLEE100人隊のちささん(隊員番号014)です。
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佐藤ブゾン貴子さん LEE100人隊ちささん

ちささんにはオンラインでセッションを受けていただきました!

趣味のハンドメイド作品を販売するため、SNSのフォロワーを増やしたい

ちささん(以下ちさ):布小物やアクセサリーなどのハンドメイドが趣味で、一時期はインターネットのハンドメイドマーケットで作品を販売していましたが、育児で多忙になり途切れてしまって。今年に入って次女が幼稚園に通い始め、7年ぶりに一人の時間を持てるようになったので、ミシンを使ったハンドメイド作品の制作と販売を再開しました。Instagramで作品の発信もしているのですが、フォロワー数が伸び悩んでいます。一体どのようにしたらフォロワー数を増やすことができるのでしょうか?

佐藤ブゾン貴子さん(以下ブゾン):私はInstagramの専門家ではないので集客数を増やすアドバイスはできないんですけど(笑)、顔タイプに合ったSNSの発信方法はご提案できるかと思います。ちささんが今一番やりたいこと、フォロワー数を増やしたい理由は何ですか?

佐藤ブゾン貴子さん

ちさ:自分の作品を販売して、ワーククショップも開けたらいいな、という小さな夢があって。でも今、鳥取県に住んでいて実店舗での販売等が難しいので、オンラインで自分のハンドメイド作品を販売したり、ワークショップを開いたりしたいんです。フォロワー数が増えない理由は、作品を作るのに時間がかかるので更新頻度が少なくなってしまうことが原因なんじゃないかと予想しています。

「今は忙しくてアップしてないからフォロワーが増えてないだけ」と前進していない状態

ブゾン:ちささんは思考ゾーン拡張タイプで、ものすごく想像力豊かで理想主義者。なので豊かな想像力を活かしたクリエイティブなことは、とても合っています。一方で、現実との接地点を支える活動ゾーンの面積が少なく、上の思考ゾーンと感情ゾーンに押しつぶされいるので、現実との接点を失いがちな傾向があります。あれこれやりたいと想像はしても、なかなか実現せずに終わってしまうんですね。ハンドメイド作品をSNSで発信している人はたくさんいるし、ただ作って発信しただけじゃ、なかなかフォロワーは増えないと思うんですよね。今、ちささんは「アップしたらきっとフォロワー数が増える、でも今は忙しくてアップしてないからフォロワーが増えてないだけ」と実際のSNSの内容といったことに関しては考えずに、投稿数=フォロワー数の獲得になる、と想像の中だけで自己完結し、実際の現実を把握していない状態。モノゴトを想像することはとても良いことですが、それを想像と実現とのつながりを意識しないと、自分だけの思い込みや想像だけで終わってしまいます。

LEE100人隊 ちささん

ちささんは思考ゾーン拡張タイプで、ものすごく想像力豊かで理想主義者。豊かな想像力を活かしたクリエイティブな活動に非常に向いています。現実との接地点を支える活動ゾーンの面積が少なく、上の思考ゾーンと感情ゾーンに押しつぶされいるので、現実との接点を失いがちな傾向があります。

そして、今ちささんに必要なのは、自分が本当にやりたいことを明確にすることだと思います。ちささんの作品って、バッグだったり洋服だったり、実際に使用することを前提とした実用性の高いもの、要は現実的なものじゃないですか。なので、頭の中の想像を現実的なものに置き換える必要があるし、それって明確なビジョンがないと難しい。ワークショップを開きたいのであればなおのこと。SNSでもただ作品を発信するだけでなく、制作のプロセスや作り方も発信することをオススメします。お住まいの場所柄なかなか難しい部分もあるかと思いますけど、持ち前の豊かな想像力を使って地方在住であることを逆手に取って、現実に置き換えて考えてみては。

カメラマンYama:逆に鳥取にいるからこそ、ロケーションも都会より恵まれているのでは? 素敵な撮影スポットがたくさんあると思いますよ。田舎を強みにして、それを活かした方が良いのでは?

Instagramでも顔出しして、自分の作品の広告塔になるべし

ブゾン:今、自分の頭の中の理想と現実との間にギャップがあるからフラストレーションを感じているのでは? やりたいことを現実化するためには、それを必ず文字に書き出して文字=現実に存在するものにして、客観的に見直してみましょう。思考ゾーン拡張タイプゆえ感情表現があまり得意じゃないようなので、自分の中にある「嬉しい」「悲しい」といった感情の発露を書き出すこともオススメします。感情表現の練習になりますし、物作りにおいて感情表現は不可欠ですから。ところでちささん、Instagramで顔出しはしないんですか?

ちさ:自分が出ることは考えたことなかったです。作品にも自分にも自信がなくて……。

LEE100人隊 ちささん

ちささんは顎先がツンとしていて、自分に自信がないことが表れています。

ブゾン:顎がツンとしていて、自分に自信がないことが表れていますね。とっても可愛らしいのに! そんな可愛らしいちささんがInstagramでご自身の作品のバッグや洋服を身に着けて使い方などを提案することによって、作品と共にちささんのファンを作れば「ちささん、素敵!」「ちささんが使っているなら、私も使いたいな」「ちささんに習いたい!」というフォロワーさんが増えると思うんですよね。自分自身を広告塔にすることって、今の時代大事なこと。でもちささんは理想主義者なので、自分の理想に固執して「こうあるべき」「私の理想に当てはまらないからダメ」という思考回路に陥ってしまう。そして一見、SNSと関係ないように思われるかもしれませんが、人とのコミュニケーションに難しさを感じているようですね。今、対人関係で何か問題を抱えていますか?



自分自身にフォーカスすることで親子関係もSNSも、全部が上手く回るようになる

ちさ:そうですね、一度仲良くなれば深くすっごく仲良くなれるんですけど、ちょっと苦手だなって思うと自分の中でシャッターを降ろしてしまう傾向があって。島根に来てからは周りにお友達がいない状態で、対人関係のトラブルは特に無いんですけど、7歳の長女がちょっと難しい年頃で。しっかりしてほしいので厳しくしてしまうんですけど、どう接したらいいのか悩んでいます。

LEEE100人隊ちささん 佐藤ブゾン貴子さん

ブゾン:理想主義者のちささんは、自分の理想を人に押しつける傾向があります、お子さんも例外ではありません。それは一旦リセットしたほうがいい。ちささんの理想が果たしてお子さんにとってもベストかどうかわかりませんし、理想を押し付ければ、お子さんは窮屈になって息苦しくなっちゃう。まずはお子さんじゃなくて自分にフォーカスすること。お子さんのことが気になってしまうのは、自分にフォーカスできていないから。ちささんは理想主義者なので、自分の世界観や自分時間において理想と現実の間に歪みがあると、現実に背を向けてしまう傾向が強いようですね。それゆえ、意識の矛先がどうしてもお子さんに向いちゃうんです。輪郭が縦長気味のレトラクテで体力量が少なめだから、自分にフォーカス、自分優先にしないと何事も上手く回らなくなってしまいます。自分にフォーカスすることによって心にゆとりが生じて、お子さんにも寛容になれて、親子関係もSNSも、全部が上手く回るようになりますよ。最低限の勉強や社会常識以外は放っておいてあげて、お子さんとの間にある程度の距離を置くよう心がけましょう。

ちさ:おっしゃる通りですね。今、本当に子どものことでいっぱいいっぱいになってしまっているので。ちょっと離れる……そうですよね。

思考ゾーン拡張タイプ

ブゾン:思考ゾーン拡張タイプのちささんは、愛情表現や、接触のコミュニケーションがあまり得意じゃないんですよね。言葉でお子さんを上手に褒められないなら、しっかり抱きしめてあげましょう、それで充分! 1日1回、肌の触れ合いによるコミュニケーションを少しずつ採り入れる練習を。

ちさ:長女が帰ってきたら早速実践します!(笑)今日、苦手なプールを頑張ってると思うので。

ちささんアフタートーク

セッションを受ける前は緊張していたけれど始終和やかにお話いただき楽しい時間でした。SNSでの発信はセッションからまだしていません。でもブゾンさんにいただいた助言の下、頭の中のことを紙に書き出し整理をしています。また娘とのスキンシップを積極的にとるように心がけたせいか、娘の笑顔も増えたよう思います。それを受けて私も穏やかに向き合えることが増えました。。モヤモヤがすっきり晴れた感覚です! ありがとうございました。

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撮影/山崎ユミ イラスト/つぼゆり 取材・文/露木桃子

佐藤ブゾン貴子 Sato Bouzon Takako

相貌心理学スペシャリスト

相貌心理学スペシャリスト、1975年生まれ。アパレルの勉強のため渡ったフランスで相貌心理学に出会い、世界で16人、日本人初となる相貌心理学教授資格を取得する。帰国後は相貌心理学の顔分析を用いてセミナー、講演、メディア出演など、多角的に活躍。近著には『あなたの顔には99%理由がある』(河出書房新社)『ビジネスは顔が9割』(祥伝社)がある。問い合わせはhttp://a-cura.net/bouzon/まで。

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