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LIFE

北欧、子供と一緒に暮らす家

自然あふれる郊外で、自分たちで暮らしを手づくり

  • LEE編集部

2016.09.18

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北欧、子供と一緒に暮らす家No.3 5 LDK 150
都市部から郊外へ。ひとつずつ好きなものを形にしていって

 

ストックホルムの中心部から車で40分ほど走ると、もうそこにはのどかな風景が広がっています。
小さな林を抜けた先にある一軒家がT.Rさん、Y.Rさんの住まい。「Welcome to countryside!」と陽気に迎えてくれました。

北欧、子供と一緒に暮らす家3-8
家の周りは木々が立ち並ぶ緑豊かな景観。
もともと夫のY.Rさんのおばあさんが住んでいた場所で、そこに家を建てて住み始めました。

「夫は都市部の集合住宅にしか住んだことがないし、私も生まれは地方だけど15年以上ストックホルムの中心部に住んで
いたので、ここに来るかどうか迷いました。でもふたり目の子供ができたこともあって、もっと広くて自然を感じられる場所
で育てたい、と思い切って決めたんです」

北欧、子供と一緒に暮らす家3-4
ゆったり広く、三面から光が採れて明るいLDK。ダイニングテーブルはイケア、ダイニングチェアはおばあさんが使っていたもの。リーズナブルなもの、古いものをうまく使ってコーディネート。

この家を建てるにあたっては、プランから細かい部材選びにいたるまで、ほぼ自分たちで手がけたそう。

「子供も小さかったし、大変でした。どちらかが子供を見ているあいだに、空いているほうがショールームに行って。例えば床だったら、そこで見つけてきたものを夜ふたりで吟味して。でもふたりともインテリアが好きだし、ファイルしていた資料を見たりして好きなテイストを確認しながら作っていくのは楽しかったですね」

北欧、子供と一緒に暮らす家3-2

キッチンのパーツもすべて自分たちで。
「友達が買ったけど使わなかった部材を譲ってもらったりもしたんだよ」とY.Rさん。

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じゃがいもやトマトなど、庭で採れた食材を使っての夕食。自分たちで育てたものは、手を加えすぎないシンプルな料理のほうがうれしい。

 

素朴な手づくり感が、そのまま温かみに

北欧、子供と一緒に暮らす家3-1

子供たちのベッドルーム。シンメトリーになっていて、それぞれに好きな絵本が飾られています。

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ベッドルームの壁面使い。ウォールステッカーで飾ったり、花の形のフックにワンピースをかけて、シューズも揃えてディスプレイしたり。

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サンルームには子供たちが遊べる仕掛けも。サンルームに敷いてあるラグは、端切れを織って作る、スウェーデンの伝統的な織り物、トラースマッタ。こちらはY.Rさんのおじいさんが作ったものだそう。ひとつも同じ柄のものがないのが魅力です。

北欧、子供と一緒に暮らす家3-7

玄関わきの子供のアウターをかけておくスペース。カラフルでかわいく、ラフな感じも家の雰囲気に合ってます。

 

両親の思いが詰まった家に野菜を育てられる畑もあって、お子さんにとってもすごくいい環境ですね。

「息子は少し大きかったし、引っ越してきた初めの頃はちょっと大変そうでした。でも今はふたりともすごく楽しそうで、ここに来てよかったなと思います。都市部だと公園に行くにも時間が限られてしまうけど、ここならいつでも好きなときに庭に出ればいいから」

 

Profile
妻40歳(教師)・夫42歳(会社員)・息子4歳・娘3歳


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LEE編集部 LEE Editors

1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
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