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スポーツをやっていた=体力がある、とは限らない!あなたの体力量は「輪郭」を見ればわかる【佐藤ブゾン貴子さんの顔診断】

  • 佐藤ブゾン貴子

2022.06.08

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「相貌(そうぼう)心理学」とは、フランス発祥の「顔」からパーソナリティーがわかる心理学。輪郭・パーツ・肉付き・左右の非対称・顔のゾーン等を分析し、相手および自分自身を理解するアプローチです。世界で16人、日本人初の相貌心理学スペシャリスト・佐藤ブゾン貴子さんが相談者の「顔」を分析し、解決に向けたアドバイスと前進する勇気をくれる連載です。今月は「サードプレイス」に関するお悩みを、ブゾン先生がズバリ解決します! 今回の相談者はLEE100人隊のおしまりさん(隊員番号023)です。
LEE100人隊おしまりさん 佐藤ブゾン貴子さん

今回、おしまりさんはリモートで取材に参加してくれました!

夫の転職で新天地へ。サードプレイスは見つかるか

おしまりさん(以下おしまり):地元は宮崎ですが、3年程前に転職のため愛知へ、昨年結婚を機に三重へ、今年の3月末には夫の転職のため鹿児島へ引っ越しました。地元の宮崎にはいくつかのサードプレイスとなるカフェがあり、マスターとも仲良しでした。ちょうど明日から新しい仕事が始まるという節目にブゾンさんのセッションを受けられるのは絶好のタイミング! これを機に自分を見つめ直して、新たなサードプレイスを見つけるためのヒントを得られたらと思います。新しい仕事は希望していたインテリア関係の接客業。働くのが楽しみですがシフト制勤務なので、夫婦で過ごす時間が減ってしまいそうなのが懸案事項です。フルタイムとパートタイム、どちらのスタイルで働くべきかも迷っています。

LEE100人隊 おしまりさん

おしまりさんは輪郭が縦長気味のレトラクテで、自分の世界観優先タイプ。全ての行動に感情の動向が影響します。頬骨が張っていて承認欲求が強い傾向が表れているので、自分の存在価値が認められないと満足感を得られません。

佐藤ブゾン貴子さん(以下ブゾン):おしまりさんは輪郭が縦長気味のレトラクテで、自分の世界観優先タイプです。つまり、おしまりさんにとってのサードプレイスは、自分が大切にしている、自分だけの世界観。今は新婚さんですし、夫婦一緒に過ごす時間に気持ちがフォーカスされているようですが、これからの人生長いですからね。せっかくの好きな仕事を、夫との時間を優先にして諦めてしまう……なんてことをしたら間違いなく後悔します。まずは自分のやりたい仕事を優先して、その中で上手くシフトを組んで、月に何日かは、または夜は夫と過ごす時間を作るなどした方が良さそうです。横顔を見ると新幹線のような形状をしていて、とても勢いがあり、変化を好む傾向が表れています。結婚や引っ越し等で新たな局面を迎えている今、これを機に自分自身の人生にフォーカスして、新たな一歩を踏み出してみては?

サードプレイスがないと、夫婦関係も上手くいかない

おしまり:結婚前に自分のやりたい仕事に就くため一歩踏み出して転職したら、やっぱりすごく楽しくて、とても良い経験になりました。夫がスポーツをやっていて、結婚したタイミングで彼の現役生活が残りわずかだったこともあり、サポートに徹するためしばらく定時のお仕事に就いていました。その後、夫が選手を引退してスタッフとして転職し、新たな職場が鹿児島だった……というのが今回の引っ越しの経緯です。最初はまた定時のお仕事がいいのかな?と夫婦で話し合っていたのですが、夫も好きな仕事をするし、今後子どもが生まれることも想定して、夫からも「今のうちに好きな仕事をやった方が良いんじゃない?」と背中を押してもらって。

LEE100人隊 おしまりさん

おしまりさんの顔を横から見ると新幹線のような形状をしていて、行動に勢いがあり、失敗と経験から学び、常に前向きな目標設定が必要なタイプであることがわかります。

ブゾン:だったらなおさら。もしここでおしまりさんが家庭優先の生活を選んでしまったらいずれ「なんで私だけ我慢しなきゃならないの!?」と不満が溜まってしまいます。おしまりさんは感情ゾーン拡張タイプなので、全ての行動に感情の動向が影響します。自分自身が満足しないと他人にも優しくなれないし、ネガティブな感情の発露があると、全ての行動がネガティブに転じてしまいます。その上、頬骨が張っていて承認欲求が強い傾向が表れているので、自分の存在価値が認められないと満足感を得られません。ちょっと極端な言い方かもしれませんが、おしまりさんは自分自身で選んだ世界観=好きな仕事=サードプレイスをしっかり持って、そことは別に家庭がある、程度のウェイト配分で内面の安定が図れるタイプ。サードプレイスをしっかり持っていないと、夫婦で互いの価値観を認め合い尊重し合うことができず、夫との関係も上手くいきません。

おしまり:ああっ、そうなんですね……。

パートタイムよりもフルタイムで働くのがオススメ

ブゾン:おしまりさんのように横顔が新幹線のような形状をしていている方は、失敗と経験から学ぶ傾向があり、常に前向きな目標設定が必要です。モチベーションを上げるために短いスパンで目標設定をして、それをクリアし続けていくのがオススメ。ただ、資格取得などの目標設定をする場合、あまり長いスパンで時間をかけるのはNG、飽きちゃいます。人生設計の中に常にスキルアップを取り入れて、好奇心を刺激するような環境に身を置くことが大事。つまりは自分が好きだと思うことを、常に自分の周りに置くこと。もちろんそれを100%実現することはなかなか難しいと思いますけど、今、せっかく好きなお仕事を始めるタイミングで、好きなものを自分の周りに置ける状況なので、それを最大限に活かした方が良い。どうせならパートタイムよりも、思い切ってフルタイムでしっかり働くのもオススメです。

LEE100人隊おしまりさん イヤホン スマートウォッチ

ブゾンさんとのセッション後、モチベーションアップのため好きな音楽を聴くようになったおしまりさんから写真が届きました!

おしまり:前向きな目標設定が必要とのことですが、振り返ってみると確かに自分に当てはまるなと感じました。これまで3回転職をしてきたのですが、どれも良い経験で。最初の転職は「もっとレベルアップしたい!」という気持ちがすごくあったことを思い出しました。資格取得などの目標設定がないと「このままで良いのかな……?」と落ち着かなくて。私自身もスポーツをしていて、学生時代は常に目標設定をしてそこに向かって練習していたことが習慣化しているのかな?と自己分析していたんですけど、そもそもそういう顔タイプなんですね。ただ、たまに壁にぶつかってしまい、なかなかモチベーションが上がらない時期もあって。そんな時は一体どういう風にモチベーションを上げれば良いのでしょうか?

ブゾン:感情ゾーン拡張タイプなので、ゾーン内にある耳からの刺激が効きます。例えば夫に「君なら大丈夫! 頑張って!」と言ってもらう等、周囲からの励ましの声がけが一番の元気の源になります。「私だから大丈夫、できないはずはない!」とポジティブな言葉を声に出して、自分で自分を励ますことも大事。裏を返すと、ネガティブな言葉を口にすれば、ネガティブな影響を受けてしまいます。もちろん時にはストレスが溜まって「くっそー! ふざけんな」などと口にしてしまうのも全然OKではありますが(笑)、でも自分自身に対してネガティブな言葉は吐かないことを心がけて。好きな音楽を聴くのも効果的です。



スポーツをやっている=体力がある、とは限らない

おしまり:これまでの連載記事やブゾンさんのご著書を読んで、顔は変わるということを知りました。長距離をやっていた影響か、マッサージに行って「食いしばりが凄いですね」と言われたことがありまして。走っているときに、グッと踏ん張るときに食いしばるクセがあるみたいで。そうやってスポーツで顔が変わってしまうこともありますか?

ブゾン:私の見解になりますが、あると言えます。しかし「スポーツをする=顔が変わる」のではなく、どのような動作をするのかが重要です。おしまりさんは顎のラインがとてもしっかりされていてアクティブ、肉付きの張りからは忍耐力があることが表れています。アクティブさを表す顎のラインは、踏ん張るときに食いしばるということで、やはりスポーツをされている方や、日常生活の中で食いしばる動作、例えば力仕事や忙しく動き回られている方のほうが、ラインの強調が多く見られます。おしまりさんはレトラクテなので、本来持っている体力量は少ないですよ。輪郭はその人の体力量を表し、口が体力の出口になります。輪郭に対して口が小さいので、体力量を調整して使うことができて持久力があります。だから長距離ができていたんでしょうね。でも元々の体力量はそんなに多くないですね。

おしまり:えっ、そうなんですか!?

ブゾン:スポーツをやっていた=体力がある、とは限りません。これから新しいお仕事を始めるにあたっても、仕事とオフのメリハリをつける、夜はしっかり休むなど、少ない体力を上手く調整することを心がけましょう。正面から耳が見えていて独立心旺盛さが表れていますし、将来は自分でお店をやるのも悪くないですね。ただ、横顔を見ると顎先が少し引っ込んでいるので、今はまだ自分の理想やアイデアを自分一人の力だけで成し遂げるのは時間がかかる状態。それよりも誰かに背中を押してもらうとかパートナーと組む、誰かが用意してくれた箱の中で働く方が、理想が実現しやすいです。目の高さも左右差が表れていますね。新しい生活が始まって何をしたいのが迷っている、意識が散漫している状態の表れです。自分にとって最良の選択ができないので、重要な決断は先回しにしましょう。新しいお仕事が始まれば徐々に左右差が緩和されるはず。左右差の緩和はつまり、自分自身のやりたいことが見つかったことの表れです。セルフマネジメントのためにも顔写真を定期的に撮り続けて、顔の変化をチェックし続けてみてください! 

おしまりさんアフタートーク

自分の本質的な部分って、こんなにも顔に表れているんだ!と率直に思いました。

春に引っ越し、取材日はちょうど新しい仕事が始まる前日でした。専門的な知識や技術に乏しく不安であることをお話した際、「自分への観察力が高いと、ポジティブに捉えられるよね」とおっしゃっていただいた言葉が心に残っています。

落ち着いた印象をもってほしいので、おでこを出し、前髪を伸ばしているところです。眼鏡をかけるなら…とアドバイスをいただいたので、近々トリプルコラボメガネを作りに行きたいなと思っています!

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佐藤ブゾン貴子さんに、相貌心理学的観点から分析してほしいお悩みを募集中。以下のボタンから専用メールアドレス(bouzon@lee.hpplus.jp)宛にぜひリクエストを送ってくださいね。

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写真/山崎ユミ イラスト/つぼゆり 取材・文/露木桃子

佐藤ブゾン貴子 Sato Bouzon Takako

相貌心理学スペシャリスト

相貌心理学スペシャリスト、1975年生まれ。アパレルの勉強のため渡ったフランスで相貌心理学に出会い、世界で16人、日本人初となる相貌心理学教授資格を取得する。帰国後は相貌心理学の顔分析を用いてセミナー、講演、メディア出演など、多角的に活躍。近著には『あなたの顔には99%理由がある』(河出書房新社)『ビジネスは顔が9割』(祥伝社)がある。問い合わせはhttp://a-cura.net/bouzon/まで。

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