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私たち、Z世代に学びたい!

【丸山 礼さんインタビュー】SNS活用法、Z世代の価値観とは?

2022.05.02

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SNSとの付き合い方、新しい価値観、柔軟さ……私たち、Z世代に学びたい!

SNSを駆使し、若い世代を中心に大人気の芸人・丸山礼さん。
SNSの使い方の秘訣と、18~27歳の「Z世代」ならではの価値観についてお話を伺いました!


Z世代の有名人に聞いてみた!丸山 礼さんインタビュー
無理にひとつに絞らない。おもしろくもかわいくもありたいんです

丸山 礼さん

ブラウス¥5999・ベスト¥3499/スラー プレスルーム(スラー) ピアス¥2970/ラベルエチュード

Rei Maruyama

1997年4月1日、北海道生まれ。ものまねタレント。高校卒業と同時に上京し、所属事務所の養成所に入る。公式YouTube「丸山礼チャンネル」、Twitter、インスタグラム、TikTokも随時更新中。
Instagramrei_maruyama
Twitter@_iremaru
公式サイトhttps://www.watanabepro.co.jp/mypage/40000190/

丸山 礼さんヒストリー

2014年(17歳)
オーディションがきっかけで上京が決定。高校卒業までYouTube配信ローカル番組に出演

2015年(18歳)
所属事務所のコメディスクールに入る

2016年(19歳)
初のレギュラー番組に出演。YouTubeをスタート。ライブのショートネタをアップしてバズる。インスタグラムなどほかのSNSもスタート

丸山礼さんの記念すべき初動画

スマホで縦型で撮影したという 記念すべき初動画

2017年(20歳)
ものまねが広く知られ、ネタ番組に多数出演

2020年(22歳)
オリジナルのファッションブランドが始動

誰もやっていなかったYouTubeへのネタアップ。大きな転機になりました

Z世代の間では、数年前からSNSを中心に大人気だった丸山礼さん

Z世代の間では、数年前からSNSを中心に大人気だった丸山礼さん。
中学生からTwitterとインスタグラムをやっていて、YouTubeのローカル番組への出演でキャリアをスタート。約5年前に、本格的に自分のYouTubeチャンネルを作ったのだそう。

「最初に、ライブでやっていた15秒のネタをスマホで撮影し、2本をくっつけて30秒の尺にしてアップしてみたんです。今でこそTikTokなどで短い動画は当たり前ですけど、当時は誰もやっていなかったからか、かなりバズって。これがきっかけで企業のネットCMに声をかけていただいて、それもまたバズって、仕事が広がっていきました。
上京してすぐにテレビのレギュラーをいただいたのですが自分が出せず、ライブに出てもしっくりこなくて。仕事に行き詰まりを感じていたのですが、YouTubeを始めたことが転機になりましたね。
今もSNSはフル活用していて、Twitterは心情の吐露、インスタは承認欲求のぶつけ合い、TikTokはおもしろネタの放出、YouTubeは仕事につながるかもという目線を持ちながら普段の自分を見せる場所、という感じで使い分けています。
特にYouTubeは、頑張らなくていいよという裏メッセージがあるような動画がウケる気が。みんな疲れてるし不安だから、『部屋がこんなに汚いです!』みたいな投稿に、共感して安心したいんだと思う。もちろん、モデルさんのルーティンのような憧れ系も素敵なんですけどね。
もともと、私はみんなの心のよりどころとなるような、保健室の先生になりたかったんです。今もたくさんの人に笑顔になってほしい、みんなで幸せになりたいと思ってこの仕事をしているので、見てくれる方の気持ちが軽くなるような動画をアップしていきたいと思います。悩み相談の企画などもよくしていますね」(丸山 礼さん)



インスタは6000以上フォロー。情報発信だけでなくインプットも

丸山さんのインスタグラムでは、自身が6000以上もフォロー!情報収集に欠かせないツールになっていると言います。

「服がかわいい、ごはんがおいしそう、おうちがおしゃれ、ブランドや雑貨屋さんのアカウントなどなど、常にインプットしていたいのでいいと思ったら即フォロー。
インスタでおいしいお店情報を得たら食べログで保存、バズってるメイクアイテムやアイドルが着てた服はネットで探してすぐ買ったり……など、インスタをベースにあちこち行き来してリサーチ。私がいいなと思ったら、それをSNSでみんなにもすすめたりして。常に情報に溺れていますね(笑)」(丸山 礼さん)

お笑いをやっていても、絶対に赤リップ塗ってやるんだから!と思ってます

タレント活動だけでなく、現在はファッションブランド・re I,mのプロデュースも行っている丸山さん。

「私はおもしろくもいたいし、かわいくもいたい!ファッションもメイクも大好きで情報発信をしていたら、私みたいな体型の子たちが支持してくれて。かわいく体型カバーができたり、性別関係ない洋服を目指して作っています。
ただ『芸人なのに』って見られ方はどうしてもあって、上京して間もない頃、食後にメイクを直していたら、男性の先輩芸人さんに『芸人がリップを塗り直すなんて初めて見たよ』と言われたんです。何だか悲しかったですね。
もともと欲張りだけど『お笑いをやっていても、絶対赤リップ塗ってやるんだから!』と強く思っています」(丸山 礼さん)

Z世代は「不確かなことが多いから、自分のご機嫌を取るのが一番大事だと思っている」とも。

「特にここ数年は、高校生が修学旅行に行けなかったり、大学も満足に通えなかったり。ネガティブになろうと思えばいくらでもなれるし、どんどん落ちていっちゃいますからね。周りの友達とも『私たち最高だよね!』『あなたのこんなところすごい!』と1日1回は言い合って、お互いを褒めています。それにこれからも、自分が楽しみたいから、ジャンルにこだわらず好きなことに挑戦したい。子どもの頃から、ガレッジセールのゴリさんが演じるゴリエちゃんが大好きなのですが、あんなふうに歌でエンタメをやりたいです!」(丸山 礼さん)

LEE世代の皆さんはタフ。私たちもギャルしたかった、青春したかった!と思います

丸山さんから見て、LEE読者世代の30代、40代女性の印象は?

「居酒屋でアルバイトをしていたとき、上の世代のお客さんから『私たちが20代の頃は寝ないで仕事してたもんね』なんて話をよく聞いて、たくさんお酒も飲むし、タフだな〜と思っていました。うちらそれってマジで無理なんですよ。すぐ疲れちゃうしお酒もあんまり飲まないし、18時に定時で仕事あがったら、帰って推し見て寝よ〜って感じで(笑)。
『SUNNY』の映画を見たときも、楽しそうでうらやましかった!安室ちゃんに大騒ぎしたり、みんなでメイクし合ったり、ギャルしたかったな〜と。Z世代って、若いのにまじめに生きすぎちゃってる気もするんですよね。LEE世代みたいに青春をめいっぱい楽しんで、そのうえで、今結婚して育児や仕事を頑張ってるのもすごくいいなと。憧れでしかないです。SNSが苦手でもそれはそれで、オーガニックな脳みそでいていただきたいなと思います(笑)。
お互い無理に歩み寄らなくてもめっちゃ尊敬してるし、それぞれでいいですよね。私たちも上の世代からいろいろな話を聞きたいし、SNSのタグづけとか共有とか、わからないことがあれば聞いてください! いつでも教えますよ!と思っています」(丸山 礼さん)

丸山 礼さんのSNS活用法

YouTube[ユーチューブ]

丸山 礼さんのYouTube

丸山さんがやりたいことを楽しんでいるというYouTube。画像は人気の「さまざまな国のASMR女子」。(ASMR動画…モノの音に注目した動画)

TikTok[ティックトック]

丸山 礼さんのTikTok

短い時間でネタをアップできるTikTok。インパクト重視で、そのときおもしろいと思う動画をアップ。

Instagram[インスタグラム]

丸山礼さんのInstagram

インスタグラムでは、いいね!の数を気にして、みんなの反応もチェック。コミュニケーションの場にも。
Instagram:rei_maruyama

Twitter[ツイッター]

丸山さんの今の思いを吐露。コロナ禍で思うように活動できない学生さんへの思いや、ねぎらいの言葉も。
Twitter:@_iremaru


撮影/藤澤由佳 スタイリスト/奥田ひろ子(ルプル) イラストレーション/山中玲奈 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年4/7発売LEE5月号現在)です。

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